今日は「バナナの日」だそうですよ。
果物は大抵のものが好きですが
バナナもいいですよねぇ~
桃やぶどうや梨ももちろん美味しいし大好物ですが
バナナはちょっとお腹にたまるから
山歩きの行動食にも丁度いいのですよ~
昔ながらの喫茶店のメニューにあった
「バナナサンデー」が食べたくなってきました(笑)
さてさて
本日は「ニコンF」のカメラ修理を行っています。
今回は通常の修理と少し違って
お客様からの
「整備済みの「F」が欲しいので
1台仕入れて整備していただきたい」というご要望に応じて
整備を行っています。
こういう形での整備も可能ですが
現在は非常に納期に時間がかかっている状況です。
ご興味のある方は是非お問い合わせくださいませ。
ベースとなる個体は
外観はなかなかのコンディションの「F」が
入荷いたしました。
しかしながらベースとなる未整備の個体ですので
スロー固着、モルト全滅、各所の油切れ
もちろんシャッタースピードは精度が狂っています。
ただ、もちろんですが
致命的な故障・破損があるわけではございません。
「F」の場合はもともとが非常に頑強にできているので
よほどのショック品、水没品、素人による分解品でなければ
致命的なダメージはほとんどないカメラです。
内部にもやはりたくさんの汚れが見られます。
古い油に汚れが付着して動きを妨げるパターンが多いですね。
シャッター幕軸、シャッタースピードカム、ミラー駆動部
スローガバナー、巻上部。。。等々
古い油を落として注油する作業を繰り返します。
そして組み上げるときにシャッタースピードの
調整をざっくり行っておいて
しばらく放置して新しい油や洗浄の影響が落ち着いた後で
しっかり調整していきます。
場合によってはもう一度バラして動きの調整を行います。
こうして組み上げた「F」は新品同然とまではなりませんが
個体差はありますが、かなりスムーズに動作し
気持ちよく撮影に使うことができます。
↓ をクリックすると「東京フィルムカメラ修理工房」のホームに戻ります。