先日の広島に続いて
今日は長崎の「原爆の日」ですね。
長崎は中学校の修学旅行で行って以来ですが
広島と同じように路面電車が走っていて
でも広島よりずっと坂が多くて
異国情緒も溢れたステキな街でした。
当時、生意気にもじいさんのニコンFを抱えて
クラスメートや景色を撮りまくりました。
ヒサビサにアルバムを出してみたくなりました(^^)
さてさて
本日は「ペンタックスME」のカメラ修理を行っています。
ME(Super)もこのブログの登場回数が多いカメラです!
1976年発売開始ですが、もっと新しいイメージですよね。
非常にコンパクトにまとめられ、
使用感覚も優れた良いカメラだと思います。
ただし、これだけ発売から時間が経過すると
いろいろとウィークポイントも見えてきます。
今回お預かりしてるMEは
元々ご依頼者様のおじいさまのカメラで
お父様も使われていたものとのことです。
定番のミラーアップしたままという症状です。
これは十中八九、ミラー駆動部のブッシュの溶解による
固着が原因ですが今回はこれだけにとどまりません
ミラーボックスを外してもシャッターは全く動きません。
どうやらシャッター羽根も固着しているようです。
MEのシャッターは非常にコンパクトにできている
「セイコーMFC-E」ですが
このシャッターも羽根の根元にゴムの部品が使われており
これが溶解してシャッター羽根を固着させることがあります。
今回はシャッター羽根の洗浄が必要と思われます。
さらに電池室には真っ黒に腐食したLR44電池が入っていました。
電池を外してみると意外と端子はキレイなので
「意外といけるかも。。。」と思ったのですが
そう甘くはありませんでした(笑)
電池室裏には緑青がびっしり発生しており
基板を挿すソケット部も挿される基板の下半分も
緑青だらけな状況でした。
さすがにこの基板はもう使えないので
中古良品と基板をごっそり交換します。
今回は少々重整備になりそうです。
これからシャッターユニットをさらに取り外し
ユニットも分解し、シャッター羽根の整備に取り掛かります。
その後、ミラー駆動部の整備を行い
基板類を交換し、動作状況を確認します。
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