オリンパスペンEES-2のカメラ修理

さて11月も今日で最後ですね。
最後を飾る「いい〇〇の日」は何かな。。。と思って調べたら
意外とないのですね。
そんな中、今日は「鏡の日」だそうです。
い(1)い(1)ミ(3)ラー(0)ということですが
うーん、ちょっと苦しいかな(笑)
こんないい歳したおっさんでも
さすがに毎朝、鏡はしっかり見ますよ
いくら眺めてても残念ながらブサイクなのは変わりませんが。。。(苦笑)
まぁ、もう気にする年齢でもないし、いいか。。。

さてさて

本日は「オリンパスペンEES-2」のカメラ修理を行っています。
EESということはペンEEのゾーンフォーカス版です。
固定焦点の気軽さも魅力ですが
やはり目測とはいえピントを調節できるほうが安心感はありますね。
そのかわり、ピント設定を間違えたまま撮影したときの
ダメージは大きいですが。。。
EES-2もEE-2と同じく2代目になったことで
裏蓋は蝶番式になり、フィルムカウンターも自動復元式になりました。
良いところはそのままに使い勝手が良くなったということですね。

お預かりしているペンEES-2は
ご依頼者様が比較的最近、手に入れられたものだそうです。
光線漏れがあるとのことですが
モルトはやはり全滅なので原因はこれだと思います。
受付時に簡単にチェックしてみると光線漏れも問題ですが
オートが全く効いていないようです。
明るさを明るくしても暗くしても
シャッタースピード(2速)も変わらず絞りもF5.6あたりで変わりません。
何度かシャッターを切っていると思い出したように
絞りが少し変化します。
露出計が完全に死んでいれば開放のままになると思うので
露出計本体ではなく絞り・SS制御が固着気味なのだと思われます。
さらに作業前のチェックで発覚したのですが
ピントリングを回しても実際にはピントは変化していません。
絞りリングと前玉回転のリンクが外れてしまっています。
以前にレンズ清掃を行った形跡が見られるのですが
再組み立て時にきちんと組み立てられていないようです。

よくあるシャッター羽根の粘りはないのですが
シャッター駆動部、絞り制御部等々、あちこちの動きが悪いです。
セレン、露出計は非常に元気な状態で一安心です。
これから各部を調整しながら
再組み立てしていきます。

↓ をクリックすると「東京フィルムカメラ修理工房」のホームに戻ります。