ペンタックスMEスーパーのカメラ修理

今日は「サンドイッチデー」だそうです。
「1」が「3」にサンドされているからだそうです。
これとは別に「サンドイッチの日」は11月3日にあるのですよね。
こちらは生みの親「サンドイッチ伯爵」の誕生日だそうです。
最近、コンビニのサンドイッチくらいしか
食べていないので「美味しいサンドイッチ」なんてご無沙汰ですねぇ。。。
朝晩は基本的にお米なので
パンを食べること自体も少なめではありますが。。。
寄る年波のせいかマヨネーズやマスタードの味が
濃すぎて美味しく感じなくなってきているので
自然な味わいのサンドイッチとかを
ひなたぼっこしながら食べたいですねぇ。。。

さてさて

本日は「ペンタックスMEスーパー」のカメラ修理を行っています。
先にデビューした絞り優先AE専用機「ME」に
マニュアル露出モードと1/2000のSSが追加されたモデルです。
この二つの機能が追加になったおかげで
エントリー機から一気に高級機の機能となりました。
他にもファインダースクリーンが
「クリアーブライトマットスクリーン」に変更となり
明るくピントのキレもよくなりました。
発売開始は1979年です。
シャッタースピード設定は通常のダイヤル式ではなく
プッシュボタン式です。
電子制御シャッター機ならではの装備ですが
使いやすさについては賛否の分かれるところだと思います。
このプッシュボタン方式は後の「Aシリーズ」や
中判一眼レフにも受け継がれます。

お預かりしているMEスーパーは
ご依頼者様の奥様のお父様が使っていたとのことです。
ここ数十年はおそらく使われていなかったものと思われます。
全体的にカビが酷く、モルト類は当然劣化していますが
ME系の定番トラブルである
「ミラーアップしたまま固着」は今のところ発生していません。
しかしながら接点の汚れかと思われますが
露出計がフラフラと安定せず
それにともなってオートも不安定という状況です。
いずれにせよ、一通りの整備が必要のようです。

ミラー駆動部は
よくこれでミラーアップが起きていないな。。。と思うほど
ゴムブッシュの加水分解が進んでいました。
ペンタックス機なので内部モルトは多めですが
もちろんこちらも全滅です。
モルトやゴム部品は消耗品なので
定期的に交換してやらないと色々な不具合が出てきますが
そのあたりに手を入れてやると
ME系は非常安定しているカメラです。
電子制御機とはいえ電子系のトラブルは多くありません。
今回のMEスーパーも
これで当分は安心して使っていただけると思います。

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