いよいよ今夜、2019年のプロ野球が開幕します!
我らがカープの開幕戦の相手は
最大のライバルであろうと思われる巨人です。
カープの開幕投手は大瀬良大地投手で
巨人は菅野投手です。
やはり開幕戦は特別な感覚になりますね。
何とか勝ってほしいと思います!
また毎日のように試合内容や結果に
翻弄される日々が始まります。。。(笑)
さてさて
本日は「ペンタックスSPF」のカメラ修理を行っています。
大ヒット作であるSPに開放測光が追加されたカメラです。
(開放測光が可能なのは対応するSMCタクマーレンズ使用時のみ)
シャッター等の基本的な機械部分はSPと変わりませんが
開放測光に対応するために
露出計周りは全くの別物となっています。
さらにフォトスイッチと呼ばれる露出計スイッチを採用し
レンズキャップを装着すれば自動的に露出計はオフになり
レンズキャップを外せばオンになります。
SMCタクマー以外のM42マウントレンズ装着の際には
これまでのSPと同様に
絞込み測光で対応できます。
お預かりしているSPFは
まず定番のプリズム腐食が酷く
ファインダー視野のど真ん中に黒い帯があり
とてもこの状態では撮影には使えません。
プリズムは中古良品と交換することで対応します。
ちなみにSPとSPFは
プリズムのサイズが少々異なり兼用することはできません。
シャッターは一応、動作はしていますが
先幕・後幕のバランスが随分崩れています。
幕軸の汚れや油切れのせいかと思われます。
SPFのセールスポイントのひとつである
開放測光対応の露出計は全く動きません。
電池室をチェックしてみると
端子に緑青がびっちり付着していました。
これでは導通しないですね。
端子は中古品と交換し
当然リード線も腐食してしまっているので
交換します。
写真ではわかりにくいですがプリズムの腐食も写っています。
原因はプリズムの周りにぐるっと巻いてある
モルトの腐食のためです。
これから前板を外しミラーボックスを降ろして
まずはシャッター周りから整備を行っていきます。
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