今日は「3・28」ということで
「三ツ矢サイダー」の日とのことです。
昔から定番の炭酸飲料ですよね。
子供の頃、夏が近くなると
近くの酒屋さんに三ツ矢サイダーと
キリンレモンをケースで持ってきてもらったものです。
まぁジュースはついでで
メインはじいさんが飲むキリンビールの大瓶が
毎月、ケースで来ていたのですが。。。
そういえば。。。
小学校の頃、「にんじん、ピーマン、キャベツの三つの野菜で
ジュースを作りました。何ができたでしょう?」
三つの野菜→三つ野菜だ→三ツ矢サイダー
答えは「三ツ矢サイダー」です!なんてなぞなぞがあったなぁ(笑)
さてさて
本日は「ミノルタSR505」のカメラ修理を行っています。
SR-2から始まったミノルタの一眼レフですが
このSR505と同時発売のSR101が
ミノルタ製機械制御シャッター一眼レフとしては
最後のモデルとなります。
(海外向け小変更モデル等は除く)
発売は1975年ですが
この2年前にはX-1、1974年にはXEが発売され
縦走りシャッターも横走りシャッターも電子制御の
Xシリーズへと販売の軸を移していきます。
SR505は基本的構造はSRT101から変わらない
実績のあるもので機能面でもSRTスーパーに
フィルムシグナルとメモホルダーが追加された
マイナーチェンジ版です。
1966年のSRT101から基本構造が変わっていないということは
やはりSRTシリーズは非常に長い目で
しっかり作られたカメラだということがよくわかります。
お預かりしているSR505は
ファインダー内指針の〇指針が
SSを操作しても絞りを操作しても全く動きません。
絞りやSSダイヤルからの糸連動で動く仕組みですが
まさか糸が切れてしまっているのでは。。。とちょっと心配します。
ファインダー内には絞り値確認窓もあるのですが
これも異様にぼやけていてはっきり見えません。
何にしろ開けてみないとわからないですね。
分解途中ですが。。。以前に分解された形跡がありますね。。。
それもきっとあまり詳しくない方が開けたものと思われます。
底カバーを外した際にナットのようなものがコロンと出てきたのですが
これは上カバー部のマウント脇プラスティック部分を留めているものですね。
SRT系の上カバーを外す際にはこの部分のネジは外す必要はなく
これを外してしまうとナットが下に落ちてしまうのですが
上カバーを外してみるとそこには代わりのナットが付けられていました。
外れたナットがどこかに噛み込んだりしていなくてよかった。。。
レンズ刻印の絞り値を拡大するレンズはステーから折れてしまっていました。
〇指針が動かないのは
糸がとんでもないところに巻きついているからでした。。。
あくまで予想ですが
連動糸のテンションが高いままシャッターダイヤルを外してしまい
運よく糸は切れなかったものの(8割がた切れると思いますが。。。)
その反動で何箇所かのガイドが外れ
その後動かしたときにとんでもないところに巻きついてしまったものと思われます。
こういう個体は他にも何かとんでもないことが起こっていることが
あるので注意が必要です。
これからミラーボックスを降ろして
シャッター周りの整備を入念に行います。
↓ をクリックすると「東京フィルムカメラ修理工房」のホームに戻ります。