今日は「ご当地キャラの日」だそうですよ。
一昔前まではこんなに全国各地で
「ご当地キャラ」や「ゆるキャラ」が
盛り上がるとはとても想像できなかったですね。
。。。とかいう私も
普段持ち歩くバッグには
私の生まれ育った街。呉市のキャラクター
「呉氏」のマスコットとバッジが付けてあります(笑)
2017年にTRFの「CRAZY GONNA CRAZY」の
替え歌「呉-市-GONNA呉-市-」で
呉氏の存在を知ったときには
「私の地元でこんな面白そうなことやってる!!!」と
驚いたものです。
そういえば今日と明日は
呉市の大和ミュージアムとなりの大和波止場で
「復興応援呉ご当地キャラ祭」が行われます。
全国の色々ご当地キャラが集まるそうです。
(今日11日はフナッシーやくまもんも来るらしい。。。)
あぁ。。行ってみたかったなぁ。。。
さてさて
本日は「ミノルタXE」のカメラ修理を行っています。
XE。。。久しぶりですね。
1974年発売で前年に発売された
「X-1」に続く「Xシリーズ第二弾」のカメラです。
ポジション的には中級機ですが
ライツ社、コパル社と共同開発した
コパルライツシャッターを搭載し
中級機としてはミノルタ初のAE搭載機でもあります。
しかしながら何と言ってもその魅力は
抜群の使い心地
その中でも一番の魅力はその滑らかな巻上感触だと思います。
ただ、状態の良いXEに出会うことは年々難しくなってきていると思います。
その最大の美点でもある巻上感触も
巻上部の油切れ等によりあまりよろしくないものが多いです。
(それでも並みのカメラより滑らかだったりしますが)
お預かりしているXEも
自慢の巻上は少々ゴロゴロ感が出ていて
要メンテナンスという状態です。
で、世の中に存在する8割以上の
XEに発生しているのではないかと思われるプリズム腐食が
この個体にも起こっています。
プリズム前面に貼ったモルトが原因で起こるのですが
ファインダー視野下部、全体の半分近くが真っ黒です。
これではさすがに撮影には使えません。
交換で対処するしかないのですが
当店でも中古良品のプリズムを探すことが非常に難しくなってきました。
今回はまだ何とかストックがあるのでそれで対処いたします。
加えてこれも定番ですが
露出計の指針が振り切った状態で明るさで全く変化しません。
これは巻戻しクランク下にある摺動抵抗の汚れ・劣化が原因です。
清掃や軽い磨きで直ることもありますが
これも中古良品との交換が無難です。
まだ現状チェックを行っただけで
これから本格的な分解整備に取り掛かります。
XEは他にも接点の接触不良等で
シャッターが開きっぱなしになったりとか
ミラーアップしたままになったりとか
シャッターは切れるけどシャッターが開いていないとか
色々な症状の出ることのあるカメラです。
正直言ってトラブルは少々多めのカメラですが
それでも魅力的な1台であることに変わりないと思います。
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