今日は「愛酒の日」だそうです。
「白玉の歯にしみとほる秋の夜の 酒はしづかに飲むべかりけり」
酒をこよなく愛した歌人・若山牧水の誕生日が由来となっています。
牧水は毎日1升ほどお酒を飲んでいたそうです。
私もお酒は好きですがとてもとてもそんなには飲めません(汗)
日本酒、焼酎、ビール、ワイン、ウイスキー
世の中には色々なお酒があり、どれも美味しいですが
私が一番好きなのはやはり日本酒かな。。。
香り高い大吟醸酒をチビチビ楽しむのも良いですが
やはり美味しい食べ物(特に海産物)と合わせて飲む
純米酒が一番好きかもしれません。
何にせよ、量はほどほどに。。。
若山牧水の主な死因も肝硬変で
夏の暑い盛りに亡くなったのに
しばらくたっても遺体から腐臭がせず
そのままアルコール漬けになっているのでは?と医師を驚かせたそうです。
さてさて
本日は「ニコンFE2」のカメラ修理を行っています。
1983年に発売されたカメラです。
史上初の1/250シンクロを備え、シャッターの最高速は1/4000
当時としては非常に画期的なスペックを誇ります。
シャッタースピードやシンクロ速度に関しては
当時のフラッグシップであったF3を越える性能であり
当時、私は中学生だったのですが
カメラ屋さんからカタログをもらってきて
毎日眺めていたのを思い出します。
既にカタログはもう持っていないのですが
カタログに載っていた作例写真がどれもカッコ良くて
コレを手に入れればこんな写真が撮れるのかぁ・・・と考えていましたね
(実際はそんなに甘くはないですが。。。(笑))
前モデルである「FE」同様に
指針式の非常に使いやすい露出計を装備し
絞り情報を含めたファインダー情報はマニュアル露出でも
抜群に使いやすいと思います。
Ai連動爪はFEと異なり固定式になってしまったので
いわゆる非Aiレンズの装着はできないのでそこは注意が必要です。
お預かりしているFE2は外装もキレイで
一通り動作はしています。
シャッター速度は全速で問題ないレベルですが
露出計+オートはオーバー傾向でここは調整が必要です。
モルトはやはり全滅で内部モルトも含め交換を行います。
何故かセルフタイマーレバーが欠損していて
セルフタイマーが使えない状況なので
これは中古部品を使って補修します。
まだ現状チェックを行っただけの段階です。
これから本格的に分解整備に取り掛かります。
性能もさることながら
ニコンらしい端正なデザインも非常に魅力的です。
フラッグシップF3に比べると華奢な部分もありますし
ハニカムエッチングのチタンシャッター羽根は
カシメ部分の強度が少し足りないようで
耐久性に不安な部分も正直ありますが
使い心地や性能、技術的な部分も含めて
1台は持っておきたいカメラのひとつだと個人的には思います。
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