今日は「ランドセルの日」だそうですよ。
年にランドセル。。懐かしいですねぇ。。。
もちろん愛用していましたよ。
とっても丈夫にできてて
相当荒っぽい使い方していたはずなのに
ビクともしませんでしたね。
全然問題なく使えていたのですが
5年生くらいになると容量的に使い勝手が悪くなり
大きな手提げバッグに移行してしまいました。。。
で、中学校になると今やほぼ絶滅してしまった
帆布製っぽい白い肩掛けカバン。。。
(ど根性ガエルのヒロシが使っていたヤツね(笑))
これ、調べてみると今でもわずかながら作っているところが
あるようで入手可能なのですね。
ちょっと欲しいかも。。。(笑)これまた丈夫だし。。。
肩掛けの帯の部分にやたら落書きしていたなぁ。。。。
さてさて
本日は「キヤノンFTb」のカメラ修理を行っています。
1971年発売開始のカメラです。
同じ年にフラッグシップ己である「F-1」が発売されており
内部に共通点も多いカメラです。
F-1に準ずる中級機の位置づけのモデルですが
外観的にはF-1ではなく
従来のFシリーズの延長線上のデザインです。
異なる見方をすれば前モデルである「FT」を
FDレンズによる解放測光に対応させたカメラというほうが
しっくりするかもしれません。
どちらにしろ機械制御シャッターで
キヤノンらしい歯切れのよいシャッター音が
非常に魅力的なカメラです。
FTbはデビューの2年後となる1973年に
マイナーチェンジが行われており
このモデルを「FTb-N」と呼ぶこともあります。
今回お預かりしているのはその「FTb-N」です。
従来モデルとの最大の違いは
やはりファインダー内にSS表示が追加されたことですね。
他、セルフタイマー部分等のデザイン変更も行われています。
お預かりしているFTbは
まずシャッタースピードの精度が全く出ておらず
幕軸やSS制御部の油切れのせいで
シャッター音も「ギャイン」といった耳障りな状態です。
加えてバッテリーチェックが非常に反応が悪く
露出計も大幅にオーバー傾向です。
SW部か配線の導通不良できちんと電圧が伝わっていない感じです。
他、スローガバナの粘りやファインダーの汚れ等
全体的な整備が必要な状態です。
これから本格的に分解整備に取り掛かります。
先日のF-1のブログでも書きましたが
キヤノンFシリーズのシャッターは幕ブレーキの構造上
経年劣化によるシャッターバウンドが起こりやすく
注意が必要です。
今回、現状ではバウンドは見られませんが
シャッター整備の際にはブレーキ周りの
整備も細心の中を払って行います。
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