ミノルタX-7のカメラ修理

今日は「くるみの日」だそうですよ。
「く(9)るみ(3)はまるい(0)」(くるみは丸い)と読む
語呂合わせからだそうです。なかなか苦しいものが。。(笑
くるみが血管の老化防止(血管のしなやかさを保つ)に
効くと何かのテレビで見て
一時期、毎日食べていたなぁ。。。
半年ほどしか続きませんでしたが。。。(汗)
何年も続けないと効果が出ないというものだったと思うのですが
なかなか難しいですよねぇ。。。
あ!もし続けていたら2月の脳幹梗塞は
起きなかった可能性があったのか???
ま、今更、「たられば」の話をしたって
治るわけではないのでやめましょう(笑
くるみに限らずナッツ類はどれも美味しいですよねぇ
ビールのおつまみにも最適だからついつい買っちゃうのですが
カロリー高いのですよねぇ。。。
調子に乗ってたくさん食べているとまたこれが良くないのです。
何事も適度にバランスよく。。。ですね!

さてさて

本日はまたまた宮崎美子さんのCMで一世を風靡した
「ミノルタX-7」のカメラ修理です。
最近、X-7の修理多いですよねぇ。。。
大ヒットしたカメラですし現存台数は非常に多く
その上、トラブルを抱えている個体の割合も多いほうだと思います。
何といってもプリズム腐食ふぁ圧倒的に多いかと。。。
原因はプリズム前面の枠に当たる部分に貼られた
モルトプレーンです。
同じミノルタのXEも同様の原因で非常にプリズム腐食の多いカメラです。
で、1980年登場の電子制御機なので
プリズムはしっかりフレキで覆われていて
交換もなかなか大変なのです。
特にX-7はフレキが底部から
プリズム部分まで繋がっているのでこれがまた厄介です。

お預かりしているX-7はプリズム腐食もそうですが
巻き戻しクランク部の電源SWがグラグラに外れています。
これではまともに電源が入らず
果たして正常に動く個体なのかどうかの確認もできません。
これもX-7でよくあるトラブルで
SWの円盤を留めているネジ部がプラスチックで
劣化で簡単にねじ切れてしまうようになるのですね。
もともと剛性が足りているとはいえず
ネジ部を締めるときに力を入れすぎると
簡単にねじ切れてしまいます。
この辺りは4万円の絞り優先AE専用エントリー機ということで
コストの関係なのでしょうねぇ。。。
中級機だったら間違いなく金属製のネジ部にしたのだと思いますが。。。

上がねじ切れてしまった部品で
締めるネジ(シルバーの円盤)にねじ切れたプラ部品が
付いたままになってしまっています。
下は正常な状態の部品で
黒い樹脂ネジの部分の長さが異なるのがわかるかと思います。
余談ですが黒い樹脂部品に刺さっているのは
巻き戻し側のフォークです。
下から引っ張れば簡単に外れますが
外れるとクリックを出しているバネが紛失しやすくなるので要注意です。

まずは電源swを仮にでも入る状態にしないと
とりあえず普通に動く状態かどうかも確かめられません。
ネジ部を交換する前に無理矢理押さえつけて
動作確認したところ精度はともかくも
まずは普通に動いてオートも効いているようです。

先日も書いた気がしますが
XG系のユニット構造のカメラです。
ミラーボックスを外すとシャッターユニットも一緒に外れます。
ボディ側フレームに残るのは巻上機構のみです。
これはこの時期のミノルタ機独特の構造ですね。
生産効率は良いのでしょうが
分解整備の難易度はかなり高いほうだと思います。
これから機械部分の一通りの整備を行い
電気的な調整も行っていきます。

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