今日は「ピザの日」だそうですよ。
焼きたての熱々のピザってやはり美味しいですよねぇ。。。
やっぱりピザと言えばトマトソースで
定番のマルゲリータを想像しますよね。
濃厚なモッツァレラチーズがまた美味しいのですよねぇ
それからシーフードのたっぷり乗ったペスカトーレも
捨てがたいですよねぇ。。。
どちらにしても合うのはやはりビールかな。。。
軽めの飲みやすいやつじゃなくて
麦芽とホップだけでガツンと苦みの効いたやつがいいですよねぇ
。。。となるとやっぱりエビスかな。。。
いかんいかん、昼前から飲むことを考えているようでは。。。(笑
そういえば昨日、お店を閉めたあとで
新宿ヨドバシまで現像上がりのフィルムを取りに
歩いていってきたのですが(さすがにちょっと遠くて往復2時間少々)
お店の比較的近くに某大手宅配ピザ屋さんがあるのを発見しました。
だからポストにチラシがよく入ってるんだ。。。と納得
どうせなら本格的なピザ屋さんで食べたい気持ちが強いですが
持ってきてもらえるのはお手軽でいいですよねぇ。。。
。。。気を付けないと食べちゃいけない時間帯に
頼んでしまいそうだ。。。(苦笑)
さてさて
本日は「ミノルタオートコードL」のカメラ修理を行っています。
「L」は初期型のオートコードにセレン光電池仕様の
露出計が装備されたモデルです。
最初のオートコードとほぼ同時期に発売開始されました
(一説によると1か月後のようです)
AUTOCORDの銘板を跳ね上げると
セレン受光体が出現します。
露出計は非連動で明るさによってLV値を表示します。
。。。となるとSSリング・絞りリングに連動した
LV値表示窓があるものと想像しがちですが
ビューレンズの上の窓に表示されるのは
通常のオートコードと同じく「SS値」と「絞り値」です。
LV値は正面から見て設定したSSレバーと絞りレバーに対応する
数値の和がLV値となります。
うーん、さすがにこれは少し使いにくいですよねぇ
私は仕事柄、LV15と聞くと反射的に
ASA100・F16・1/125とイメージできるので
この使いにくいLV値表示は使わないでしょうねぇ。。。
せっかく上から見下ろすだけで
SSや絞りが確認でき、露出計側のLVも読めるのだから
LV値から絞り・SSへすぐ変換できるように
覚えてしまえばかなり:使いやすくなると思います。
あともう一つ、通常の初期型オートコードと異なるのは
「L」のシャッタユニットはシチズンMXVではなく
セイコーシャラピッドです。
最高速が1/500になりますね。これも別バネ使用の1/500で
使い方にちょっとクセがありますが。。。
(1/500にセットするのは必ずチャージ前に。。。)
お預かりしているオートコードLは
シャッターが普通に開くときと全く開かないことがあるようです。
羽根の粘りもあるかとは思いますが
おそらくチャージ機構の動作不良かと思われます。
オートコードはセルフコッキングなので
クランクを回せばフィルム巻上と同時に
シャッターチャージもされますが
たまにチャージされないこともあるようです。
実際にフィルムを入れていなくて
空シャッターを切る場合は
フィルムカウンタには▼が表示され
クランクは普通に1回転しますが
フィルムを装填しカウンタが「1」になると
クランクは1回転までは回ることがなく
カウントが「2」になったところで止まり
そこから逆転して最初の位置(クランクが固定できる位置)まで
戻してからシャッターを切ります。
で、今回のオートコード、巻き止めも動作不良で
例えば「1」から「2」に巻上するときに
「約1.5」の位置で巻き止めが効いてクランクが止まってしまいます。
しかたがないので戻してシャッターを切り
次に巻き上げると「2」で止まります。
延々これを繰り返す感じです。
たまに一コマきちんと進むときもあるのですが
12枚撮るのに20回前後シャッターを切ることになってしまいます。
もちろん写真は重なりまくりますね(汗)
レリーズ後の巻き止め解除が動作不良で
中途半端にしか戻らず次に進めた時に中途半端な位置で
巻き止めがかかってしまうようです。
これ、実際にフィルム入れないとトラブルに気づきませんよね。
オートマット機構のある中判カメラはたまにこういうことがあるので
現状チェックの時にも必ずフィルム入れて確認するのですが
確認してちゃんと先に気が付いて良かったです。
で、まずはその巻き止め及び
巻上機構から修理整備していきます。
部品の変形とか摩耗で動作不良が起きているようだと
ちょっと困ったことになるかな。。。と思っていましたが
単純に油切れ+汚れで起こる動作不良で
清掃・注油で正しい動きを取り戻すことができました。
チャージ不良も同様に巻上機構側の動作不良が原因のようです。
もちろんこの後、シャッターユニットの整備も行いますので
シャッターユニット側のチャージ機構及び
シャッター羽根駆動部の修理・整備を行います。
「L」の最大のセールスポイントである露出計は
セレンが劣化しているとどうにもならないことが多いのですが
今回のこの個体はセレンは絶好調で
露出計の精度も元々全く問題がございません。
念のための配線等のチェックは行いますが
極力露出計に関しては余計なことはせず現状維持に努めます。
それほど良い状態です。
しかしながら肝心のシャッターや巻上にトラブルが多いので
そのあたりを引き続き慎重に整備していきます。
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