今日は「鉄人の日」。。。
1987年広島東洋カープ、衣笠祥雄選手が
2131試合連続出場の世界記録を樹立した日です。
世代的にドンピシャなのでリアルタイムで観てたなぁ。。。懐かしい
「継続は力なり」と昔から言いますが
私ももっともっと体力つけて仕事も遊びもがんばります!
さてさて
今日は「リコーオートハーフSE」のカメラ修理を行っています。
個人的にも好きなカメラで
かわいらしいルックスはもちろん、よく写るカメラなんですよねぇ。。。
ゼンマイ仕掛けの自動巻上げっていうのも遊び心をくすぐりますね。
ところで、このカメラが棚にぽんと置いてあるのを見ると
どうしても昔の白黒テレビをイメージしてしまうのは私だけ???
今回の個体はご依頼者様が
行きつけの喫茶店に飾ってあったのものを
いただいたものなのだそうです。
オートハーフがさりげなく飾ってある喫茶店。。。いいですねぇ
モルトはおそらく腐食が始まった時点で
キレイにはがされたらしく
フィルム室内の塗装の痛みは最小限に食い止められています。
オートハーフはセレンの死亡率の高いカメラではありますが
暗所にしまい込むことなく飾ってあったためか
少々、反応は鈍いものの何とか調整で精度は出そうな感じです。
ただ、シャッターが切れません。。。
シャッターが切れないというよりレリーズロックが解除できない感じです。
オートハーフSEは非常に凝ったメカニズムの
「オートスタート機構」(フィルム1枚目まで自動ローディング)という
機能があるのですが、このあたりの動きが怪しそうです。
やはりシャッターが切れない原因は
オートスタート機構の部分の不具合でした。
オートハーフは非常にわずかなバネの力で
シャッター開閉、絞り制御を行うので
ほんのわずかな油分が羽根に付いただけで
簡単に固着を起こします。
シャッター羽根、絞り羽根の洗浄は念入りに。。。
注油が必要な箇所はあるのですが
必要最小限に細心の注意をはらって行います。
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