今日は8月10日…今日もたくさんの記念日が制定されています。
「道の日」「宿の日」「帽子(ハット)の日」
「パレットの日」「バトンの日」「スヌーピーの日」
「バネの日」。。。等々。。。
でも今日は何と言っても「焼き鳥の日」ですかねぇ
「や(8)きと(10)り」(焼き鳥)と読む語呂合わせです。
皮、もも、むね、手羽、せせり、ささみ。。。
どこの部位も香ばしくって美味しいですよねぇ
あぁ~焼き鳥屋さんもしばらくご無沙汰ですし行きたいなぁ
で、さらに今日は「ハイボールの日」でもあるようなので
焼き鳥を食べてハイボールをグイっと飲みたいところです!
あ、でも焼き鳥・焼肉に無敵に合うのは
ぶっちぎりで「ヱビスビール」ですが。。。(笑
あぁ焼きたてパリッパリの鳥皮塩にヱビスで幸せになりたい。。。
さてさて
今日は「ペンタックスMG」のカメラ修理を行っています。
1982年発売のカメラで「Mシリーズ」としては最終機種となります。
当店で扱うペンタックス機としては最新のカメラでもありますね。
これ以降に出てくる「Aシリーズ」以降は当店では
修理・整備を扱っておりません。
(ちなみにLX・ME-Fも扱っておりません)
それまでのエントリー機であった「MV1」の後継機にあたりますが
非常に簡素な露出計ファインダー表示だった「MV1」比べると
格段に進歩していて「ME」と同等以上になっています。
基本的な構造としてはやはり「ME」がベースとなっていますが
「ME」発売から5年以上が経過しているため
電子回路周りは随分異なる部分もあります。
整備性は一長一短であまり変わりませんが
明らかに良い意味でも悪い意味でもコストダウンが進んでいます。
お預かりしている「MG」はまず「ME系」定番のトラブルでもある
ミラーアップしたまま固着という状態です。
これはいつものミラー駆動部ブッシュ劣化によるものですが
今回の「MG」はそれだけではなく巻上にも問題を抱えているようです。
通常このミラーアップ状態だと巻上は完全にロックされていて
うんともすんとも言わない状態のはずですが
この「MG」は巻上レバーが途中まで回ります。
ただ手ごたえはなくスカスカです。
後で分解してわかりましたがミラーチャージ部とまkぃ上げロック部の部品が
かなり変形していました。
ミラーアップ+巻上ロックの状態で
力任せに巻上しようとしたのではないかと思われます。
動かない精密機械を力任せに動かしても何一つ良いことはありませんので
動かない段階で修理に出していただければと思います。
今回は大事にはいたりませんでしたが
部品破損の場合、修理不可能の可能性が高くなります。
MEとは異なり差し込み式の基盤ではなくなったため
逆に分解時のリード線の取り外しは手間がかかるようになりました。
ただしSW部下の外しにくい&付けにくい端子盤もなくなったので
手間的には変わらないような気がします。
画像は分解途中ですがミラー駆動部の問題は
いつものことなのですぐに対処できましたが
巻上部変形の問題はなかなかうまくいかずに手がかかりました。
微妙な調整が必要な上にレバー部品が意外と柔らかく
なかなかうまく位置が決まらなかったのです。
それでも何とかスムーズに巻上・シャッターは動作するようになりました。
電気的な調整も問題なく進み
完成の目処が立ったところです。
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