キヤノンAV-1のカメラ修理

今日は「こんにゃくの日」だそうですよ。
こんにゃくの種芋の植えつけが5月に行われることと
「こ(5)んに(2)ゃく(9)」と読む語呂合せが
由来となっているそうです。
おでんとか鍋物・煮物に欠かせない食材ですねぇ
基本的に味を染ませて楽しむものですね。
今は平気ですが
こんにゃくも子供の頃には苦手な食べ物でした。
あの独特の臭みと触感がダメだったのですよねぇ
今もあまり量を多く食べようとすると
少し臭みが気になりますねぇ
でもおでんとかで味がよく染みたものは美味しいですよね
これもやっぱり日本酒が合うかなぁ…
焼酎でもいいな(笑
体内の老廃物を外に出す働きがあり
昔からお腹の掃除をしてくれることが知られていて
「砂おろし」「砂払い」「胃のほうき」などと呼ばれています。
そうそう、子供の頃にこんにゃくが苦手な私に
ばあさんが「こんにゃくはおなかの砂を
出してくれるんじゃけぇ食べんさい!」って言われてました(笑
今日から長雨で少し気温も下がりそうだから
あったかい鍋物とか良さそうですね
こんにゃくの出番もありそうです!

さてさて

本日は「キヤノンAV-1」のカメラ修理を行っています。
1979年発売のカメラです。
Aシリーズ以前からキヤノンはオート露出に関して
初心者のユーザーになじみの少ない絞り値よりも
露出時間であるシャッタースピード値の方が
分かりやすいと考え
絞り優先に比べてコストはかかっても
シャッタースピード優先式にこだわってきたのですが
特に海外では絞り優先オート機の要望が多く
海外販社の要望に押し切られる様な形で
開発発売されたのがこの絞り優先オート専用機「AV-1」です。
他の「Aシリーズ」同様、機械的な部分のベースは
やはり「AE-1」なのですが電子制御周りは
「AE-1」よりはずいぶん進んでいて
加えて相当なコストカットも行われています。
国内でもこの時期、マニュアル露出を搭載しない
「絞り優先オート専用機」はエントリー機として好評で
セールス的にも各社好評だったのですが
それらに比べると「AV-1」は国内では少し苦戦してしまったようです。

それでもこのクラスのカメラは各社それなりに
ヒットしていますので「AV-1」も現存台数は多く
当店にもちょくちょく修理依頼があるカメラです。
お預かりしている「AV-1」は
一通り動作はしていますがシャッタースピードがかなり不安定で
「Aシリーズ」によくある巻上鳴きやシャッター鳴きの症状も出ています
全体的に油切れで動きの悪いところが多い状態です。

まだ取り掛かったばかりの状況ですが
これから本格的に分解整備を行っていきます。
基本的にやはりAE-1と同じような手順を踏んで分解を進めますが
微妙にAV-1のほうが整備性はよくないです。
ちょっと面倒な箇所や調整のできない部分とかが多いのです。
コストカットの影響ももちろんあると思います。
構造自体はSS優先のAE-1やAE-1Pより
絞り優先のAV-1のほうが絞り制御がない分
シンプルではあるのですが。。。
いずれにしてもこの類のカメラは
とにかく基盤周りの扱いに細心の注意を払って
整備を行っていきます。
今回は電気的には何の問題もない状態なので
機械的な部分の整備を入念に行っていきます。

↓ をクリックすると「東京フィルムカメラ修理工房」のホームに戻ります。