日別アーカイブ: 2017年7月22日

オリンパスXAのカメラ修理

今日は「下駄の日」だそうですよ。
浴衣に下駄で夏祭りに花火大会。。。いいですねぇ。。。
普通に和服に下駄で
風呂桶抱えて銭湯へ。。。ってのもいいなぁ。。。
夏を少しでも涼しく過ごす
昔ながらの粋なスタイルですが
最近の猛暑は殺人的だから風情だけじゃ
暑さに対抗できないような気もします(苦笑)

さてさて

本日は「オリンパスXA」のカメラ修理を行っています。
発売は1979年、この後、XA1、XA2~XA4と
モデルチェンジしながら販売されますが
この初代XAのみがレンジファインダーを搭載し
絞り優先AEで撮影します。
オリンパスペンと同じくらいの大きさでありながら
通常の35mm判で、クラムシェルと呼ばれた
そのレンズバリアはその後、色々なカメラが
同様のデザインを採用しています。
今でも非常に人気の高いカメラです。

今回、お預かりしたXAは実は2台です。
いわゆるニコイチで1台キレイなものを仕上げてほしいとのことでした
1台は外装はキレイなのですが
分解しようとしてみると
XAの特徴のひとつであるタッチセンサー式の
シャッターボタン(正確に言うと化粧蓋)が
瞬間接着剤で留められており
その接着剤がシャッターボタン内部にまで浸透しており
外装以外は使えない状況です。
ネジの欠損も何箇所かに見受けられます。

もう1台は外装はちょっとくたびれていますが
とりあえず動作はしています。
オートは随分ズレてしまっていますが
これは修理可能な範囲内です。
こちらをベースとして外装部品のみ
もう1台から提供していただくことにしました。

写真は整備後です。
とてもキレイで快調に動作するXAに仕上がりました。
写真では専用フラッシュがついているので
少々大柄に見えますが
この状態でも十二分にコンパクトです。
フラッシュを外せばポケットに普通に入ってしまうほどの大きさです。
常に持ち歩くカメラとしては最適だと思います。
個人的にも好きなカメラのひとつです。

↓ をクリックすると「東京フィルムカメラ修理工房」のホームに戻ります。