日別アーカイブ: 2018年4月28日

ニコンEMのカメラ修理

今日は「ドイツワインの日」ということらしいですよ。
日本酒ばかりでワインはしばらく飲んでないないですねぇ
帰りにスーパーでドイツワイン探してみましょう!
いよいよ今日からGWですね。
私がお店を空けているGW前半は良い天気のようですが
当店もお休みに入るGW後半はちょっと天気が怪しそうですね。。。
やっぱり相変わらず雨男ですねぇ。。。
まぁ、どこにも行く予定はないのでいいのですが。。。(苦笑)

さてさて

本日は「ニコンEM」のカメラ修理を行っています。
いわゆる「リトル・ニコン」ですね!
F3と同じく1980年にデビューしたエントリーモデルです。
当時のニコンのラインナップを考えれば
驚くほど小さく軽くオシャレなカメラです。
フィルムカメラ時代のニコンというメーカーは
質実剛健なのは良いのですが
とにかく大きく重いカメラばかりでした。
その中でニコンらしからぬ軽量コンパクトなモデルです。
そういえば。。。時代が進んでAFカメラになっても
「U」が出てくるまでは他メーカーと比べても
大きく重いものばかりでしたね。
でもその代わり信頼性は非常に高いカメラばかりでした。
そこもニコンの良いところだと思います。

お預かりしているEMは。。。

カウンターが「1」になっても露出計の電源が入らないことがある
(カウンターが「1」になるまでは
空写しのためメカニカル1/90でしか
シャッターが切れないようになっています
もちろん露出計も「1」になるまでは動きません)
・巻上レバーの戻りが悪い
・モード切替ダイヤルが非常に重い
・メーター、オート共にオーバー気味
・ファインダ内にゴミ・カビが発生。。。。等々

ひとつひとつは小さなトラブルなのですが
全体的に動きが悪くリフレッシュが必要な状態です。

(レンズは当店のテスト用レンズです)
一通り整備が終わって最終チェックを残すのみといった状態です。
EMにも前期・後期モデルがあり
絞り値に対応する摺動抵抗が異なっていたります。
今回は後期モデルですが前期モデルの中には
その摺動抵抗の劣化でオートの精度が出ないものがあります。
もちろん、今回は露出計・オート共に
入念に調整いたしましたので、精度もきちんと出ています。

散歩がてらに1台持ち出すとすれば
EMに写真に写っている50mmF1.8あたりの
軽いレンズと組み合わせればフットワークも軽くなりそうです。
GWにもピッタリの組み合わせですね。

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