今日は「いいえがおの日」だそうですよ。
笑顔。。。大事ですよねぇ。。。
毎日毎日面白いことばかりじゃないから
ついつい、ムスッとしてしまうのですが
常に笑顔でいたいですよねぇ
ほら、この歳になると意識して口角上げとかないと
重力に負けて自然と口が「へ」の字になっちゃうから。。。(汗)
実は朝、歯磨きのときに
鏡見ながら無理やり口角を上げています(苦笑)
無駄な努力かもしれませんが。。。
さてさて
今日は「キヤノンデミEE17」のカメラ修理を行っています。
デミシリーズはキヤノンのハーフサイズ判カメラのシリーズです。
その中で「EE17」はシャッタースピード優先AEを装備し
レンズにも大口径の30mmF1.7を搭載したモデルです。
ベーシックなデミに比べるとさすがに少し大きくなっていまいますが
薄暗い場面でも頼りになるF1.7のレンズは魅力ですね。
もちろんデミシリーズの魅力のひとつでもある
感触の良い巻上レバーは健在です。
(ハーフ判はダイヤル式の巻上が多い中
デミシリーズはちゃんとした巻上レバーを装備しています)
お預かりしているデミEE17は
レンズシャッター定番のシャッター羽根の固着のため
レリーズボタンを押しても
うんともすんともいいません。。。
見た目には油シミ等は見えないのですが
おそらく根元付近に油付着があると思われます。
露出計は一応、生きてはいるのですが
本来1.3Vの水銀電池使用のところに
1.5Vの電池を入れてみても
露出計の値は3段オーバー
いくらなんでも振れなさ過ぎでは?と思いつつ
電池室周りのチェックを行ってみると
電池室裏のハンダ付けは粉をふてしまっている状態で
ピンセットで軽くリード線に触れたらあっけなく断線してしまいました。
おそらく電圧はきちんと伝わっていなかったと思われます。
まずはシャッターユニット周りから本格的に整備に取り掛かります。
余談ですが
このタイプのコンパクトカメラ(ハーフ判に限らず)は
コストの関係もあって裏蓋はモルトを大量に貼り
遮光をモルトに頼ったカメラが多いのですが
(スタンダードデミも同様)
デミEE17は裏蓋にモルトはほんの少しです。
モルト無しでもある程度遮光できるような作りになっているのですね。
新品の頃はどちらでも変わらないとは思いますが
何十年と経過した現在では
モルトは少ないほうがやはり助かりますね。
↓ をクリックすると「東京フィルムカメラ修理工房」のホームに戻ります。