今日は「雪見だいふく」の日だそうですよ。
雪見だいふくに限らず
ストーブで暖まった部屋で
コタツに入りながら食べるアイスは美味しいですよねぇ~
やっぱり私は昭和の人だからストーブは
昔ながらの石油ストーブがいいなぁ。。。
常にやかんをかけておいて加湿器がわりにもなるし。。。
まぁ、今の私の部屋には
石油ストーブはもちろん、コタツさえもありませんが。。。(苦笑)
そういえば数年前に火鉢を買おうとして断念したな。。。(汗)
さてさて
本日は「キヤノンAE-1」のカメラ修理を行っています。
世界初のマイクロコンピュータを搭載したカメラです。
1976年発売のカメラですが
その3年前に発売した「キヤノンEF」と同等の露出制御を
コンピュータで行うことにより
300点もの部品削減と
生産の効率化によるコストダウンを実現したモデルです。
「キヤノンAシリーズ」の最初のモデルでもあり
その後に続くAシリーズの全てのモデルの
ベースとなっているカメラです。
開発にはキヤノンが電卓やコピー機等で培った
カメラ設計以外の分野の技術によることろも大きいということです。
ある意味、非常にキヤノンらしいカメラであり
これ以降の他メーカーの一眼レフにも
相当な影響を与えたモデルではないかと思います。
お預かりしているAE-1は
ご依頼者のお父さまが使っていたカメラとのことです。
長らく使われていなかったのか
外装にはそれなりに汚れがありますが
大きなキズやアタリは全くありません。
清掃を行えばかなりキレイな1台になると思います。
キヤノンAシリーズといえば
シャッター鳴きのトラブルが有名ですが
現状チェックを行ってみたところ
シャッター鳴きは今のところ起こっていないようです。
しかしながら、5回シャッターを切ると
1回はミラーアップしたままになってしまいます。
シャッターはちゃんと走りきっている様子で
絞込みレバーもきちんと戻っているので
何らかの理由でミラーダウンそのものができないものと思われます。
露出計、オート露出もチェックしてみたところ
露出計・オート共に2段以上オーバーのようです。
さすがにこれは写真が必要以上に明るくなってしまいます。
シャッタースピードは高速側で少々露光ムラが見られます。
幕軸の清掃・注油はもちろん
ミラー駆動部の整備を行います。
例のシャッター鳴きの原因もミラーボックス周りなので
もちろん予防を行っておきます。
加えてこれもミラーボックスに組み込まれている
オート時の絞り制御ステーもトラブルの多い箇所なので
清掃・注油を行い動作を入念にチェックします。
写真には写っていませんが
付属するFD50mmF1.8s.cは
絞り羽根が開放のまま全く出てきません。
分解してみると予想通り羽根にべったり油が付着していました。
こちらもレンズ清掃を含め一通り整備を行います。
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