日別アーカイブ: 2019年4月4日

オリンパスペンEEDのカメラ修理

今日は4月4日。。。
「あんぱんの日」、「どら焼きの日」、「しあわせの日」だそうです。
あんぱんやどら焼きを食べて
しあわせになる日。。。
ということですね(笑)
餡子好きな私にとっては考えただけで
幸せな気分に浸れそうです。
でも、餡子を日常的に食べ過ぎると
あまり幸せでない状況にもなりそうなので
節制しながら美味しくいただきます(汗)

さてさて

本日は「オリンパスペンEED」のカメラ修理を行っています。
「EED」はペンシリーズの中でも
ちょっと異端児的なモデルです。
まずはその直線基調のデザインからしてそうですね。
そしてコンパクトさが売りのペンの中では
それほどコンパクトではありません。
32mmF1.7の大口径レンズを搭載し
基本的にはプログラムシャッターで
露出はカメラ任せのオートです。
ペンDシリーズともペンEEシリーズとも全く雰囲気の異なる
佇まいは他のモデルと見間違うことがありません。
でもこの独特の直線基調のデザインが
何とも言えずかっこよく見えるのですよねぇ。。。

お預かりしているEEDは
一見、普通に巻上もできてシャッターも動作しているのですが
実際にフィルムを装填してみると
巻上ダイヤルは回せてチャージもできるのですが
フィルムが送られていきません。
フィルムを装填してない状態では
スプロケットもスプールもちゃんと回っています。
古いカメラをいろいろ見ている方なら
この時点でお気づきかもしれませんが
スプロケットがフリーになったままなのですね。
(要は巻戻しボタンが押された状態)
もちろん、底部の巻戻しボタンは
見た目上はきちんと戻っています。
スプロケットロックが何らかの理由で
フリーのまま固着してしまっているようです。
加えてオート露出がやたらと不安定です。
赤ベロの動作も不安定で
真っ暗な状態でも切れてしまうことが頻繁にあります。
やはり全体的に動きが悪いようです。

スロケットロック切替部の修理はもちろん
シャッターユニット整備、レンズ清掃
ピント調整、オート調整、ファインダー清掃等々
一通りの整備を終えた状態です。
スプロケットロックの件は現在は通常に動作していますが
時間が経過すると元に戻ってしまう可能性もないとはいえないので
数日間様子を見ることにしました。

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