今日は「恐竜の日」だそうですよ。
私も子供の頃は図鑑で色んな恐竜を見ては
「遠い昔にはこんなのがいたんだ、すごいなぁ。。。」と
思っていたものです。
ところでその図鑑とかに載っている恐竜の想像図ですが
例えばジェラシックパーク等で
お馴染みのティラノサウルス。。。
私が子供の頃の図鑑に書かれてた想像図は
まさにゴジラのような感じで
上体はほぼ直立に起きていて
尻尾は地面に着いていたのですね。
それが今は尻尾は基本的に地面に着けずに
身体はほぼ地面と水平に延ばして
えらくイメージが変わってしまっています。
これも生体力学の進歩でより実物に近いらしいのです。
私の想像する恐竜の時代は
ゴジラみたいな怪獣がのっしのっしと歩くイメージだったのですが。。。(汗)
さてさて
本日も(!)オリンパスOM-1の修理を行っています。
いや、本当に、ここのところOM-1の修理が多いのです。
今月に書いたブログでOM-1の成り立ちについては
散々書きましたのでここでは割愛いたします。
なんにせよ。昔も今も大人気の軽量一眼レフなのです!
お預かりしているOM-1は
まず高速シャッターの精度がまったく出ておらず
1/1000は全く開いていません。
1/500でやっと半分開くといった感じです。
1/250で一応全て開きますが
走り始めと走り終わりの露光量は1段以上異なり
シャッターが走行している間に
どんどんスリットが狭くなっていくようなイメージです。
幕速を測定してみても
先幕の速度が明らかに異様に遅いので
先幕の幕軸が汚れ等で動きが悪いのだと思われます。
ここで単純に先幕のテンションだけあげても
一時的に症状は改善されますが
根本的に原因が解消されていないので
すぐにまた同じような症状が再発します。
やはりきちんと分解して幕軸の清掃を行わなければなりません。
他、定番のプリズム腐食がございますので
プリズムは交換で対処します。
実は受付時、ファインダーをぱっと覗いた感じでは
一見、キレイに見えたのです。
でもよく見るといつもの視野した部分に
モヤモヤはないものの剥がれたような跡が見えます。
腐食した部分をキレイに蒸着ごと落としてあるのです。
少しでも腐食跡が目立たないようにと以前に処置されているようです。
どちらしても蒸着が剥がれているところでは
ピント合わせもできませんし、
一度気づくとはっきり腐食跡が見えます。
プリズムを降ろしてみると腐食部分がキレイに磨かれていました。
蒸着も何もない素通しの状態です。
このままでは当然ダメですので交換で対処します。
作動音とか作動感触は
正直なところ古いカメラは個体差の問題もあり、
どれも整備すれば完全な状態になるとは言えないのですが
今回のOM-1は巻上の感触もあまり良くはなく
シャッターを切ったときに「キィーン」と残響音が
いつまでも残り耳障りでした。
整備後はOM-1らしい軽快な巻上の感触と
余計な音のしない上品なシャッター音が復活しました。
是非、存分に撮影を楽しんでいただければと思います。