今日は「苗字の日」だそうですよ。
私の苗字は「迫田(さこだ)」ですが
こっち(関東)では少ない苗字だと思います。
こっちに来てからはやたらと「追田」と間違われることも多いです(笑)
「さこだ」で変換すればでてくるはずなのですが。。。
「迫田」の苗字の多い地域の一番は鹿児島県で
2位が私の地元、広島県なのだそうです。
今はネットで調べれば何でもわかりますね。便利なものです。
語源は細く迫った土地とか細い谷とかだそうです。
私の曽祖父が蒲刈島の出身だということは知っているのですが
「平民苗字許可令」が出たのが明治3年だから
さらにその前からなのかな。。。
その頃のことはさすがにもはや調べることはできないなぁ。。。
自分の家系を調べていくのもおもしろうではありますねぇ
さてさて
本日は「ミノルタオートコード」のカメラ修理を行っています。
ミノルタの二眼レフは実質的に国産初の二眼レフともいえる
「ミノルタフレックス」に始まり、
国産最高峰の二眼レフの呼び声も高い「ミノルタオートコード」で終わります。
オートコードそのものは1955年の登場ですが
改良を重ねられ最終モデルは
1965年登場の「オートコードⅢ」です。
今回、お預かりしているのもこの「オートコードⅢ」です。
ミノルタ二眼レフの最終モデルとなります。
評価の非常に高い75mmF3.5のロッコールレンズを搭載し
シャッターはシチズンMVLで最高速は1/500です。
初期のオートコードとも共通ですが
独特の振り子式のピントレバーを装備し
フィルム装填は平面性を重視し他の二眼レフとは異なり
上から下に巻く方法を採用しています。
もちろんセルフコッキングでファインダースクリーンには
フレネルレンズを装備しピント合わせも非常に行いやすくできています。
私も祖父の遺品の前期オートコードを使っていますが
非常にシャキッとした写りで現在でも十分に通用するカメラです。
お預かりしている「オートコードⅢ」は
二眼レフでは定番のミラーの腐食が酷く
スクリーンの汚れもありファインダーの見えが非常に悪い状態です。
シャッター羽根には若干粘りがあり
スローガバナは固着気味で
SS1秒だと実際にシャッターが閉じるまで10秒近くかかってしまいます。
おそらく相当長い間、使われていなかったと思われ
各所に動きの悪い部分が多く
現状では快適に撮影に使うことは難しいですが
全体的に状態は悪くなくきちんと整備を行えば
気持ちよく撮影のできる状態になると思います。
シャッターユニットの整備、シャッター羽根、絞り羽根の清掃
レンズ清掃、ヘリコイドグリスアップ、ピント調整
巻上部の整備・調整、ファインダー清掃等々
各部点検整備一式を行いました。
全体的に非常に軽快に動作するようになりました。
このオートコードⅢはご依頼者様のおじいさまが使っていたものだそうです。
長らく撮影には使われていなかったものと思われますが
現在の景色も是非見せてあげてほしいと思います。
前期のオートコードとはコーティングが変更になった
「ニューロッコール」の写りも良いでしょうねぇ。。。
個人的に非常に写りの気になるカメラです。
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