日別アーカイブ: 2020年6月20日

オリンパスOM-1のカメラ修理

ついに昨夜、プロ野球が開幕しましたね!
我らがカープは大瀬良選手の投打に渡る大活躍で快勝いたしました!
それに加えて8回の三好選手の大ファインプレーが見事でした。
あれがなかったら負けたのじゃないかなぁ。。。(汗)
ここで野球の話をあまりしているのもマズいのでこのへんで。。。
今日は「ペパーミントの日」だそうです。
いわゆるハッカですね。
すーっとする清涼感が何とも良いものです。
正確にはハッカとは既に異なるとは思いますが
昔で言う「ハッカタバコ」今でいうメンソールですね。
20代前半くらいから禁煙するまでずっとメンソール系でした。
慣れるとメンソール以外では物足りなくなってしまうのですね。
実は普通のタバコよりメンソールを吸っている人のほうが
禁煙しにくいというデータもあるようです。
だからあんなに何度も禁煙失敗して苦労したのかな(笑)
「ハッカ」いえば忘れちゃいけないのが
赤い缶に入った「サクマ式ドロップス」
いろんな味のドロップが入っていて
その中に白いハッカ味があるのですが
これが出てくると「ハッカかぁ。。。」と
少しだけ残念な気持ちになったものです。
いやもちろん食べますけどね。。。
個人的には「チョコ」味も微妙だったなぁ。。。(苦笑)
(ちなみに緑色の缶のサクマドロップスにはチョコ味はありません)

さてさて

本日は「オリンパスOM-1」のカメラ修理を行っています。
少し前に「ON-1N」の修理を掃海しましたが
今回はかなり初期型のOM-1です。
ここでも何度も書きましたが最初は「M-1」及び「Mシステム」として
デビューしましたが大人の事情で
10ヶ月ほどで「OM-1」に改名することになりました。
今回、お預かりしているOM-1は
おそらく改名されたばかりの頃のものだと思われ
最初期の「M-1」と上カバー以外はほとんど共通か思われます。
どのカメラもそうですが公にマイナーチェンジなどしてなくても
内部の部品や構造は頻繁に細かく変更されています。
そのため部品取りにと思って仕入れた個体が
結構内部が変更されていて使い物にならないことも多々あります。
OM-1は比較的そういう部分がわかりやすいカメラではありますが。。。

さてまずは定番のプリズム腐食です。
おそらくこれまで分解歴の全くない個体だと思われますが
劣化したモルトが接眼レンズ枠からプリズムにかけて
ベッタリと付着しています。
当然、プリズムの塗装は剥がれミラー蒸着にも侵食しています。
こうなると交換が一番が早いので
今回も交換で対処します。
写真にも写っていますが
巻上レバーはM-1時代ならではの構造ですね。
この頃の巻上レバーは樹脂部分が破損することが多く
M-1でさえ後のOM-1の巻上レバーに
交換されていることが多いです。
組んでしまえば外観でわからない部分ですが
ある意味、貴重な部品です。
他にもフィルム室の4本スタッド
プリズム留めの4本バネ等々、
初期モデルならではの特徴が見られます。
高速シャッターや露出計の精度に少々問題も見受けられますので
これから本格的に各部点検整備一式に取り掛かります。

↓ をクリックすると「東京フィルムカメラ修理工房」のホームに戻ります。