日別アーカイブ: 2024年6月26日

リコーフレックスニューダイヤのカメラ修理

今日は「露天風呂の日」だそうですよ。
「ろ(6)てん(・)ぶ(2)ろ(6)」(露天風呂)で
「6・26」の語呂合わせからだそうです。
露天風呂いいですねぇ…
この季節ならぬるめのお湯にゆっくり長く浸かりたいですねぇ
なかなか温泉にまでは行く機会がないですが
寒い季節は割と頻繁に近所の銭湯には行って
大きな湯船でゆっくり過ごすのが何とも癒されます。
暑い季節になってくるとシャワーで簡単に済ませてしまいがちですが
ゆっくりとお湯に浸かる日も増やしたいですね
そのほうが間違いなく気持ちよく眠れる気がします。
露天風呂も長らくご無沙汰ですがたまには行きたいですねぇ
山登りによく行っていた頃は
山の帰りに温泉や露天風呂に立ち寄ることも多かったのですが…
近年は出不精気味なせいもありなかなか機会がないですね(苦笑

さてさて

本日は「リコーフレックスニューダイヤ」の
カメラ修理を行っています。
「リコーフレックス」といえばプレスボディで
ピントギア搭載の二眼レフとしては
軽量コンパクトなシンプルなカメラを
思い浮かべてしまいますが
「ダイヤ」シリーズはダイキャストボディです。
ピント調整もヘリコイド方式となり
レンズボード左右から出たピントレバーで操作します。
フィルム装填もスタートマーク合わせの
セミオートマットとなっています。
機能的にはかなり充実したモデルです。
搭載されるシャッターユニットは
いくつかバリエーションがありますが
今回のモデルはシチズンMXV搭載です。
最高速は1/400です。
レンズはリコナー8cmF3.5です。
「ニューダイヤ」は1956年の発売ですが
これ以前にも「ニュー」ではない「ダイヤ」も存在します。
「ニューダイヤ」にはレンズにBay1バヨネットが装備採用され
それまで巻き上げノブに付けられていた巻き止め機構が
ボディ内に格納されています。
よりスマートに使いやすく進化しています。

お預かりしている「ニューダイヤ」は
やはりかなり長い間使われていなったものと思われます。
しかしながら保管状況は悪くなかったようで
シャッターは若干の粘りがあるものの
一通りは動作しています。
ただしレンズやファインダーにはカビや曇りがあり
撮影に支障のある状態です。
さらにフィルムカウンターに問題がり
通常であれば裏ブタを開ければ
フィルムカウンターはゼロにリセットされ
そこからスタートマーク合わせのフィルム装填を行い
1枚目をセットするのですが
現状は裏ブタを開けてもフィルムカウンターがリセットされません。
正確に言うとカウンター4あたりまでは戻るのですが
それ以下に戻らない状態です。
パトろーネ入り135フィルムのカメラであれば
フィルムカウンターがたとえ不動でも撮影枚数がわからないだけで
撮影自体は行えますが
120ロールフィルムでスタートマーク合わせのセミオートマットの
カメラだとカウンター不良は大きなトラブルです。
1枚目を位置合わせすることができないため
まともに撮影するにはかなりの障害となってしまいます。
おそらく何らかの原因でカウンターのバネのテンションが
抜けてしまったとのだと思われます。

まずはフィルムカウンタートラブルから対処していきます。
やはりネジの緩み等の原因で
単純にバネのテンションが抜けてしまっただけのようです。
バネ破損とかでなくてよかったです。
カウンターの動作もそうですが巻き止め機構等も含めて
清掃整備を行っていきます。
他は少々動作不良があるとはいえ
原因のよくわからないトラブルはないので
シャッターユニットの一通りの整備
ヘリコイドグリスアップ等、全体の分解整備を行っていきます。

↓ をクリックすると「東京フィルムカメラ修理工房」のホームに戻ります。