日別アーカイブ: 2026年8月8日

ペンタックスMEのカメラ修理

今日は「そろばんの日」らしいですよ。
「そろばん」を弾く音「パチ(8)パチ(8)」と読む
語呂合わせからだそうです。
私の世代だと子供の頃、多くの方が「そろばん塾」に
通ったことがあるのではないかと思います。
私も小三に進級したと同時に
近所のそろばん塾に通いだして
小学校卒業まで平日はほぼ毎日通いました。
近所の同年代の子の多くが通ってて
集まるので毎日楽しかった記憶しかないですね。
全珠連2級まではなんとか卒業までに取りました。
そろばんでの計算はその後も大変役に立って
いまだに暗算するときには頭の中に
そろばんの玉が浮かびます。
他の習い事や塾はあまり記憶に残っていませんが
そろばん塾は本当に役に立ったなぁ…と今でも思います。
楽しく通えるようにいろいろ段取りしてくれた
じいさんばあさんに感謝ですねぇ…

さてさて

本日は「ペンタックスME」のカメラ修理を行っています。
1976年発売のカメラです。
Mシリーズのコンセプトでもある
「小型軽量化」、「電子化によるAE化」が図られたカメラで
これ以降発売される「Mシリーズ」のカメラの基本形となるモデルです。
機能的にはシンプルな「絞り優先オート露出専用のカメラ」です。
当時としては非常に軽量コンパクトに仕上げられ
使用感もよいカメラです。

お預かりしている「ME」はご依頼者様が
当時新品で入手されたカメラだそうです。
ちょうど50年くらい経過するということですね。
それなりに使い込まれた個体で
きっと思い出も多いカメラなのではと思われます。
さすがに各部のモルトは劣化していて要交換ですが
電源は普通に投入でき露出計も概ね問題ない精度が出ているようです。
ただし、肝心のオート露出に問題があり
明るさや露出計の値に関わらず
一定速で動作しているようです。
いろいろパターンを変えてテストしてみると
どうやら常に最高速1/1000で動作しているようです。
電子回路内に問題があるとはMEの場合、考えにくいので
おそらく何かしらの接点かハンダの接触不良かと思われます。

この類の電子制御機としては
整備性は非常に良好です。
コンパクトに造られていますが非常にまとまりがよく
基盤も差し込み式のため配線の取り回しは少ないです。
これが後の「MG」とかになると差し込み式ではなくなるので
配線が非常にややこしくなります(苦笑)
トラブルの原因はピンポイントで「ここ」と
絞り込むことは難しいので通常整備を行いながら
トラブルの比較的多い接点やハンダを入念にやり直します。
画像は取り掛かる前のものですが
結果的に露出計通りのシャッター制御ができるようになり
あとは細かい電気的調整で精度も出せそうです。
そしていつものことですが「Mシリーズ」は
内部モルトがいたるところに貼られていて
全て劣化しているので見落としなく交換も行います。

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