今日は6月5日ということで。。。
「老後の日」(6・5)だそうですよ。。。
私も50手前のおじさんだから
老後の心配しなくちゃいけないのでしょうねぇ
あまり長生きできないような気もしますが
生きている間は何とか元気でいたいですねぇ
とはいいながら。。。まだまだ老後どころか
今日1日のことで頭がいっぱいなのが現実かな(笑)
さてさて
本日は「ニコンFE」のカメラ修理を行っています。
1978年発売、電子制御シャッター搭載で
マニュアル露出はもちろん、絞り優先AEでも
非常に使いやすいカメラです。
露出計の視認性が非常に良く
マニュアル時には露出計のメーター指針と
シャッタースピード指針を合わせることによって
露出を決定します。
絞り値もファインダー内で確認でき
露出コントロールが非常にやりやすいカメラです。
後継のFE2では固定式となってしまった
Ai連動爪もこのFEでは可倒式で
非Aiレンズの装着も可能です。
個人的にも好きなカメラのひとつです。
今回、お預かりしているFEは昔からご依頼者様が
持っていたものですが、長い間使われずに
仕舞いこまれていたもののようです。
全体的に錆びによる固着であちこちのボタンが
動かなくなっており
まずはシャッターボタンを押しこむことが全くできません。
他、露出補正ロックボタンや巻戻しボタンも
固着して押し込めない状態です。
サビを落としたりボタンを磨いたり注油することによって
やっとシャッターボタンは押せるようになりました。
まずはシャッターの状態を見るために測定してみると
高速シャッターはほぼ開かない状態です。
シャッター羽根の根元等に汚れがあって
動きが悪くなっているものと考えられます。
上カバーまわりのみでなく
カバー内の基板にまでサビが拡がっていたら
修理はかなり困難だと思われましたが
基板は無事なようです。
余談ですが写真にも写っていますが
ニコンFE・FM系(ニコマートも)には
接眼レンズ下に座布団のようにモルトが貼ってあります。
当然のことですが今回もボロボロに腐食しています。
この腐食したモルトのクズがシャッターユニットに入り込むと
(入り込みにくいようにカバーリングはしてあるのですが)
色々なトラブルの基となります。もちろん今回も交換いたします。
現状が大まかに把握できたところで
これから本格的に分解整備に取り掛かります。
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