ニコンFEのカメラ修理

今日は「パラシュートの日」らしいですよ。
パラシュートといえばまだ会社勤めしていた頃に
報奨旅行でサイパンに行ったのですね。
そのときにみんなでスカイダイビングに
挑戦しようということになったのです。
しかしながら予約いっぱいで一人しか受けられませんと。。。
そのときは上司にお譲りしたのですが。。。
今だったら考えただけでも怖いなぁ。。。(笑)
高いところは好きなほうだけど。。。うーん。。。

さてさて

今日はニコンFEのカメラ修理を行っています。
ニコマートELの後継機として1978年に発売されたカメラです。
キャッチフレーズは「シンプル・ニコン」
ニコマート時代に比べると小型軽量化され
随分スマートになりました。
電子制御式シャッターで絞り優先オートも備え
露出計も視認性に優れた指針式です。
非常に優等生的なカメラで電子制御とはいえ
電子制御絡みのトラブルは少ないカメラです。

お預かりしているFEはあちこちの塗装が剥がれて
地金がむき出しになり、なかなか精悍な外観です。
ブラック塗装の金属ボディは
こうなったらなったでカッコ良いですよね。
肝心の動作状況はというと。。。
まずは1/1000が全く開いていません。
1/500のときにやっと1/2000程度開く状況です。
1/125までは大きくアンダー側にずれていて
ちょっとこのままでは使えない状況です。
さらにSSの不具合を差し引いても
オートはかなりアンダー気味で露出計も1段以上アンダーです。
露出計やオートは基板側で調整しかないと思われますが
シャッタースピードはまずシャッター羽根の動きを
チェックして整備することから始めます。

まだ上下カバーを外しただけの状態ですが
使い込まれているせいか内部に随分ゴミが入っているようです。
まずは一通り清掃してから
再度動作チェックをしたほうが良さそうです。
これから本格的に分解整備に取り掛かります。

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