ニコンFフォトミックFTNのカメラ修理

今日は「招き猫の日」だそうですよ。
招き猫といえば「招き猫発祥の地」と言われている
世田谷区・豪徳寺ですよね。
比較的、近いのに実は行ったことがないのです(汗)
以前から気になっているのですが
近日中に行ってこようと思います。
右手上げは「商売繁盛」、左手上げは「千客万来」ということですが
じゃ、「両手上げ」を祀っておけば。。。と思って調べたら
両手上げも手に入るのですね。。。
しかし。。。
「両手上げ」は欲張りすぎで「お手上げ状態」になる。。。とも言われているそうです(汗)

さてさて

本日は「ニコンFフォトミックFTN」のカメラ修理を行っています。
ニコンF用の露出計内蔵ファインダーが
「フォトミックファインダー」ですが
最初のフォトミックファインダーは外光式で
次のフォトミックTファインダーでTTLとなり
さらに次のフォトミックTnでは中央重点測光となりました。
T、Tnのフォトミックファインダーは
レンズ交換のたびに装着したレンズの開放F値を
ダイヤルでセットする必要がありました。
それをレンズ装着時に絞りリングを一往復させるだけで
簡単にセットできるようになったのが
「フォトミックFTNファインダー」です。
いわゆるニコン特有の「ガチャガチャ」と言われる動作ですね。
フォトミックFTNファインダーは
それまでのフォトミックファインダーとは異なり
ボディ側の銘板も挟み込んで固定するようになりました。
そのためFTNファインダー登場以前のボディとは銘板形状が異なり
製造番号で690万番台未満のものは
銘板を変更しないとFTNファインダーを取り付けることができません。

お預かりしている個体はもともとアイレベルファインダーが
付いていたものに後から手に入れたFTNファインダーを装着したものとのことです。
ボディ番号は700万台なので問題なく装着することができます。

シルバーボディに黒のFTNファインダー、なかなかカッコ良いですね!
状態としては露出計は大幅にオーバー傾向
シャッター、巻上部、他各部に油切れの傾向が見受けられ
シャッタースピードの精度も出ていません。
ただ、致命的なトラブルを抱えているわけでもなく
分解整備で清掃・注油を行った上で調整すれば
問題なく使える状態になりそうです。

まずはボディ側から整備を行います。
写真に写っているのがFTN装着可能なタイプの銘板ですが
少し上部に切り欠きがあり幅が狭くなっています。
いつも思うことですがこの「Nikon」の銘板
結構厚みと重量感があって非常に質感高いのです。
外すたびにいつもそう思います。

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