今日は「ヱビスの日」だそうですよ。
ここでいう「ヱビス」は「ヱビスビール」のこと
1890年(明治23)2月25日に
「ヱビスビール」が初めて発売されたことが由来だそうです。
個人的に市販のビールの中で
エビスビールが一番好きなビールです。
麦芽100%でどっしりした味わいで
明らかに他のビールと違いますものね。
お店でも銘柄が選べるときはなるべくヱビスにするし
スーパーやコンビニでビールを買うときも大抵ヱビスです。
あぁ。。。ビールといえば焼肉。。。
焼き肉食べながらヱビスを浴びるほど野みたいですねぇ。。。(笑)
さてさて
本日は「ミノルタハイマチックF」のカメラ修理を行っています。
ハイマチックシリーズは
ミノルタのコンパクトカメラを代表するシリーズですが
「ハイマチックF」は1972年発売のモデルです。
初期のハイマチックに比べると随分小さくなりました。
プログラムオート専用機で
シャッターユニットは電子制御のセイコーESLを搭載します。
レンズは写りの評価が非常に高いロッコール38mmF2.7です。
レンジファインダーを搭載したカメラとしては
コニカC35と並んで非常にコンパクトなカメラです。
ESLシャッター搭載機はレリーズのストロークが長く
好みのわかれるところですが
主観ですがこれはこれで個性的で良いと思います。
使用電池は本来NR52水銀電池で
市販の電池アダプタを使用するか
少し工夫してSR(LR)44を2個で使用します。
お預かりしている「ハイマチックF」は
巻上周りにトラブルを抱えていて
巻き上げた時に巻上レバーが戻ってこないことが多々あり
レリーズしても巻上ロックが解除されないトラブルも
頻繁に起こります。
巻上周りの部品の動きがかなり悪いようです。
測定機でオート露出を測定してみると
高輝度時に妙にオートが安定しません。
これはおそらく電気接点の汚れが原因と思われます。
一通り動作確認を行って現状のトラブルと
原因の予想がついたので
これから本格的に分解整備に取り掛かります。
電子制御シャッターで少々ナーバスなところがあるカメラなので
ここからはより慎重に作業を行います。
余談ですが構造の近いセイコーESFシャッター搭載機でも
「ハイマチックE」や「ミランダセンソレット」は
残念ながら当店では現在修理を行っていない状況です。
ハイマチックF。。。少し前に個人的にも使っていたのですが
気軽に撮り歩くお散歩カメラとして
なかなか面白いカメラです。
こうやって整備していると
自分用にまた1台欲しくなってきました(笑)
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