オリンパストリップ35のカメラ修理

今日は「漫画週刊誌の日」だそうです。
1959年(昭和34年)のこの日に
少年マガジンと少年サンデーが発刊されたそうです。
親父が読んでいたこともあって
小学校低学年の頃には少年誌読んでましたねぇ。。。
その頃、好きだったのは。。。
ジャンプなら「サーキットの狼」と「すすめ!!パイレーツ」で
マガジンは「釣りキチ三平」で
チャンピオンは「ブラック・ジャック」、「エコエコアザラク」
「月とスッポン」、「マカロニほうれん荘」
サンデーは「まことちゃん」と「ダメおやじ」。。。とかかな。。。
(こうやってみると本当に古いな。。。(笑))
さすがに今は少年誌を読むことはないですが
ビッグコミックあたりは欠かさず読んでます(笑)

さてさて

本日は「オリンパストリップ35」のカメラ修理を行っています。
コンパクトなカメラを得意とするオリンパスらしい
気軽に持ち歩けるカメラです。
1968年の発売ですがそれより6年前に発売されていた
「ペンEES」のフルサイズ判ともいえると思います。
シャッター機構や露出制御等の構造はほぼ同一です。
光量不足の場合に出る「赤ベロ」も
ペンEESと同様です。
セレン光電池を使用したオート露出で撮るカメラで
シャッタースピードは1/30、1/250の2速
ピント合わせは4点式のゾーンフォーカスです。
レンズは40mmF2.8を搭載します。

お預かりしているトリップ35は
ASA感度設定リングとピントリングに
大きなガタが出ていて操作していると外れそうです。
ペンEE系の修理に際にも何度か書きましたが
このトリップ35も全体的に
ネジが緩みやすいカメラです。
早速分解してみるとやはりあちこちのネジが
緩みかけでこのまま使っていると
もっと色んなところのネジが外れていくと思われる状態でした。

セレンを使うオート露出のカメラなので
やはりセレン光電池の状態が一番心配されるのですが
今回は多少の劣化はもちろんありますが
十分起電しているようです。
比較的、ペンEE系のセレンは起電できないほど
劣化しているものは少ないように感じます。
劣化しているものが多いのはやはりオートハーフ系かな。。。
とはいえ、さすがにお預かり時の状態では
オート、露出計、共に調整が必要な状態でした。
シャッターユニット、オート・絞り機構整備等を一通り行った後で
露出計をオート(絞り制御)の調整も行います。

電池要らずでどこにでも気軽に持ち歩ける
トリップ35はその名の通り
ちょっとした旅行やお散歩のお供にも最適だと思います。