今日は特にこれといった記念日がないですねぇ
ただ毎月13日は「一汁三菜の日」なのです。
和食の基本ですね。
私も毎日の食事に「一汁三菜」を
意識していたこともあったのですが
実際にきちんと取ろうとすると本当に難しいですねぇ
ついつい時間に追われて(単にめんどくさい)
コンビニや弁当屋で適当に済ませてしまうのですよねぇ
「一汁三菜」…
一汁は汁物を1品、三菜は料理(おかず)を3品という意味ですね
もう少し具体的に言うと
ご飯と漬物と汁物に加えて
膳が1品、平皿(ひらざら)と呼ぶ煮物が1品、
そして焼き魚等の焼き物が1品で、一汁三菜となります。
塩分取り過ぎに気をつければやはり良いバランスです
面倒だとおかず1品に飯だけ!とかになっちゃいますものねぇ
一汁三菜に限りませんが
この年齢になってくると
毎日の食事内容の大切さに気が付かされます。
まぁ、今更もう遅いのですが
若いときにバランスよくちゃんと食べておかないと
若さが失われた時に一気に悪い部分が出てくるような気がします
手遅れかもしれませんが
口に入れるものは自分の身体になるものなのですから
もう少し気を使っていきたいと思います…
…なんて今は言ってますが
これが夕方になると時間がもったいないとか
とりあえずお腹がすいたとか
めんどくさいとか、あまりお金かけたくないとかで
身体に悪い適当な食事を取ってしまうのですよねぇ(苦笑)
いやいや本気で気を付けなくては…
さてさて
本日は「オリンパスペンEE」のカメラ修理を行っています。
いろいろバリエーションの多い
ペンシリーズの中で最も販売台数が多く
最も長く作られたのが「ペンEEシリーズ」です。
今回の「ペンEE」はその最初のモデルとなります。
露出はオートでピントは固定焦点
巻き上げたら構えてレリーズするだけの非常に簡単に扱えるカメラです。
電気仕掛けの全自動カメラに比べても
起動時間も短く(起動するもの自体ないですが)
素早く撮れるため構図にだけ集中して素早く撮る
スナップシューターとしても非常に優れています。
加えてペンなので当然ハーフサイズ
36枚撮りフィルムを装填しておけば72枚以上撮れます。
気軽に持ち歩くにはいいことばかりのカメラだと言えますね。
基本的にはシンプルなカメラなのですが
発売開始からちょうど60年になるカメラです。
もともと小さなバネ力で動き露出計はセレンであることもあり
動きが悪いとこやら
劣化してくる部分が出てきて当たり前といえます。
それでもお預かりしている「ペンEE」は
保存状態もよく一通りは動作はしている状況です。
ただし自動露出がかなりオーバー気味で
朝kる差にもよりますが3段近くオーバーになっています。
ネガだとしてもさすがに悪影響がかなり出ると思われます。
加えてモルトは全滅で特に脱着式の裏蓋底部は
遮光材としての用を成していません。
EEシリーズに限らずペンの脱着式の裏蓋の機種は
この底部のモルトは非常に重要で
劣化してくるとほぼ間違いなく光線漏れを起こします。
おまけにここのモルトはかなり厚みが必要で
よく使われる1.5mm厚のモルトでは
例え新品をキレイに貼っても高確率で光線漏れします。
画像は一通りの整備が完了した状態でのものです。
オートが大幅にオーバーだった原因は複数あって
汚れ等による絞り制御機構の動作不良と
シャッタスピード切替機構(このカメラは1/30・1/2502速切替)の
動作不良が原因でした。
よく問題になるセレンや露出計本体には
大きな問題はありませんでした。
他、シャッター羽根の洗浄・調整
巻上機構の整備調整
レンズ・ファインダー清掃等々を行い
現在は非常に快適に動作し、レンズやファインダーもクリアな状態です。
これであれば当分の間、安心して使えると思います。
コンパクトでシンプルなカメラですが
非常に効率よく精密に作られたカメラです。
写りもかなり評価の高いカメラです。
常日頃から持ち歩き気軽に撮り歩くには最適の1台だと思います。
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