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ペンタックスSLのカメラ修理

今日は「ニキビの日」だそうですよ。
日付は「5(いつも)2(ニキビは)1(皮膚科へ)」と読む
語呂合わせからだそうです。
うん、なかなか強引でいいですね!(笑
私はそれほどまでにはひどくなかったですが
やはり中学生の頃はニキビが出てきて
気にしていたかな…高校生になると
もうそれほど出てこなかった記憶が…
中学生なんて微妙な時期ですものねぇ
風呂上がりに毎日欠かさずクレアラシル塗ってたなぁ
懐かしい。。。(笑
いまや基本的に全身油脂分不足気味でカサカサだけど
おでことか鼻の頭だけ妙に脂っぽくて厄介だし
ニキビや吹き出物はないけど
意味不明なシミはあちこちにできるし…
あ~歳はとりたくないですね!
ニキビで悩んでた頃が懐かしいです~

さてさて

本日はペンタックスSLのカメラ修理を行っています。
1968年発売のカメラです。
大ヒットモデル「ペンタックスSP(1964)」から
露出計を省略したモデルです。
この頃にはTTL式露出計を搭載した一眼レフが
各社から出そろいつつある時代だったわけですが
そのカメラから露出計をあえて外したモデルも
各社から出ていました。
これは多機能化するカメラに対して
トラブル要因が増えることを嫌うユーザー層や
そもそもカメラに搭載される露出計を信用できないと考える
ユーザー層がハイアマチュアやプロにも
一定数存在したらなのですね。
カメラで言うと確かにその後、露出計搭載、オート露出搭載は
もはや当たり前になっていくのですが
この時代はまだまだ過渡期ですし
複数のカメラを同時に使うことが多く
その場合に共通の単体露出計を使い慣れていると
カメラ側に露出計はいらない…というのもわかります。
故障要因という点からも
例えが悪いですが昔はやったテレビデオなんかで
ビデオが壊れたせいでテレビごと修理に出さなくてはいけなくて困った
(私、過去に実際に困りました。。。(笑))
と同じようなことがカメラでも起こってしまうわけですね。
現在、60年代あたりのカメラを使う場合にも
故障する可能性が高い、精度がいまいち信用できない、
その機種ごとのクセがあって場面によっては使いにくい等々の
理由で露出計は一思いにないほうがいい…という考えもアリだとは思います。
撮影する写真のジャンルや使うフィルムにもよりますかね…

話がそれたので本題に戻ります。
いずれにせよ「SL」はシンプルで使いやすい良いカメラです。
たださすがに発売から50年近く経つカメラで
なかなか未整備のまま普通に使える…というわけにはいかないと思います。
お預かりしている「SL」もまずは定番のプリズム腐食を抱えていて
少々ファインダー内が見づらいことと
全体的に油切れ気味で幕軸の動きが悪く
先幕後幕の幕速バランスも崩れています。
当然ながら高速シャッターの精度は出ていない上にかなり不安定です。
場合によっては写真の片側が黒くなってしまうような状態です。
プリズムは腐食のない中古良品と交換で対応しますが
各部駆動部にやはり一通りの整備が必要な状況です。

まだ取り掛かったばかりですが
これから本格的に分解整備を行っていきます。
露出計がないので巻き戻しクランク側周辺が
妙にすっきりとして見えますね。
当然ながら配線はフラッシュ同調に関するものしかありません
基本的にM42マウントだと
絞り込み測光になってしまうので
露出計ナシでもいいかもしれませんね。
SPに比べると現存数は少ないですが
あえて積極的にSLを選ぶのも良い考えだと思います。

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リコーオートハーフEのカメラ修理

今日は「森林の日」だそうですよ。
「しんりんのひ」ではなく「もりのひ」と読むそうです。
日付の5月は「森林」の中に「木」が5つ入っていることから
20日は「森林」の総画数が20画であることからだそうです。
足が少し不自由になってから
もうすっかり山歩きからは離れてしまいましたが
どこの山に登ったって
大抵の場合、登山の最初は鬱蒼とした森歩きから始まるのですよね。
ほぼ間違いなく早朝スタートなので
ひんやりとした空気と森の何といえない空気が美味いのです。
深呼吸するのが気持ちよくてしかたないほど…
高い山で森林限界を超えて森を抜けたときの爽快感も
最高ですが深い森の中をただひたすら歩くのも
身体の中が浄化されるようでなんとも気持ち良いものです。
ただ…山域や季節によりますが虫が多いのですよねぇ(苦笑)
虫自体はそれほど嫌いではないですが
あまりにもまとわりつかれたり刺したり噛んだりするものは
さすがに困ります…
本格的な山歩きは無理ですが
森の入口くらいなら平気そうだし
そのうち森の空気を吸いに行きたいです。
苔むす北八ヶ岳とか気持ちよさそうですねぇ…

さてさて

本日は「リコーオートハーフE」のカメラ修理を行っています。
オリンパスペンシリーズと並んで
ハーフカメラを代表するカメラですね。
最初のオートハーフは1962年に発売されますが
ハーフ判ならではのコンパクトさに加えて
とにかく誰でも簡単に写真が撮れるカメラというものを
目指して作られたカメラです。
セレン光電池を利用した露出計を搭載し
その露出計に連動し露出は自動化され
ピントは被写界深度を最大限に利用した固定焦点で
ピント合わせも不要
さらにはゼンマイ仕掛けでバネさえ巻いておけば
巻上すらも自動で行うというこの時代ならではの「全自動カメラ」です。
撮影者はまさに構えてレリーズするだけですね。
加えて搭載される3群4枚リコー25mmF2.8レンズの写りもよく
ハーフ判とは思えない優れた描写をするということで評価も高いのです。
初代以降、いろいろなタイプのオートハーフが発売されていますが
最もよく見かけるのが今回の「E」だと思われます。
1966年発売のモデルで前年に発売された
「S」からセルフタイマーを省略したタイプです。
当初からボディ前部のアルマイト板にいろいろなデザインが用意され
さらにことあるごとにデザインを追加されたり
限定のデザインが発売されたりで
そのバリエーションは今やメーカーでも把握しきれていないそうです。
当時の時代を反映したようなレトロなデザインの図柄も多く
今でもレアなデザインのモデルは高値で取引されているそうです。

お預かりしている「オートハーフE」は
ご依頼者様のお話によるとできあがった写真が
全くピントが合っていないそうです。
動作自体は一通り動いていて
弱点とされるフィルム室のモルトも交換がされている個体です。
オートハーフは人気モデルでもあり
中古で流通しているものの多くは
いろんな形で整備分解されているものが多いのですが。。。
おそらく分解時にピント設定がおかしくなったものと思われます。

ピントが目視で確認できる状態にして
測定してみるとやはり大きくピント設定がズレてしまっています。
構造上レンズを取り外すとピント設定は必ず必要で
一応、元の位置に戻すための目印等はつけてある形跡があるのですが
目印通りに設定できていない状態です。
あるいは目印を付けたときの分解整備とは別のタイミングで
再び分解されてるのかもしれません。
心配されるセレンは一応…生きているのですが…
これもどうもうまくない感じです。
LV15ではほぼ問題ないのですが
LV12以下だと全くダメな感じですね…
詳細は省きますがセレンおよびそれに関連する抵抗類は
こちらで用意したものに交換しました。
これも前回の分解時にいろいろ考えたようで
細工がしてあったのですが
ちょっとうまく動作していない…という状態でした…

画像は一通りの整備が完了した状態でのものです。
ピント精度は問題なく調整済みで
オートの精度も以前とは全く異なり問題ない状態に調整済みです。
もちろんシャッターユニットや巻上ゼンマイ部の整備も
一通り行っておりスムーズに動作する状態です。
これでこれからは非常に快適に使えると思いますし
本来の写りを楽しんでいただけると思います。
このシルバーの花柄もいいですねぇ
オートハーフはいろんなデザインのものを
預かるたびに私の物欲も刺激されがちなので
注意と理性が必要です(笑

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キヤノンFTbのカメラ修理

今日は「お茶漬けの日」だそうですよ。
江戸時代にお茶の製法を発明し
煎茶の普及に貢献した永谷宗七郎さんの子孫にあたる
永谷嘉男さんが創業した株式会社永谷園が制定した記念日です。
日付は永谷宗七郎さんの命日である1778年5月17日に由来しています。
定番中の定番の永谷園の「お茶づけ海苔」
美味しいですよねぇ~
「お茶づけ海苔」とお湯をかける「お茶漬け」もよいですが
シンプルに白米に緑茶をかけただけのお茶漬けもいいですよねぇ
それに広島菜や野沢菜あたりの「菜っ葉」が加われば最強ですね!
いくらでもご飯が進みます。
子供の頃から慣れ親しんだ組み合わせですね。
いまだに結構頻繁にこのお茶漬けでご飯を掻き込んでます。
これから暑くなってくると
熱々の緑茶じゃなくて冷たい麦茶をご飯にかけてお茶漬けにもしちゃいます。
これも「菜っ葉」があれば最高に美味いのです。
そろそろ在庫が切れるので
今日もスーパーで野沢菜買って帰ります。
たまには広島菜の漬物も食べたいなぁ…そのうちお取り寄せします(笑

さてさて

本日は「キヤノンFTb」のカメラ修理を行っています。
根強い人気のキヤノンの中級機械制御シャッター機です。
発売開始は1971年です。
前身モデルの「FT」をベースに
FDレンズの登場に合わせ開放測光に対応したモデルです。
同じ年にフラッグシップの「F-1」が登場しており
F-1と共通する部分も中身的には多くあります。
(F-1も機械構造的には「FT」の進化系ではあるのですが)
ただ「FTb」のスタイリングは
「F-1」の影響はほぼなくあくまでも「FT」の系列です。
「F-1」のスマートなデザインもよいですが
従来のFシリーズらしい「FTb」の端正なデザインも良いですよね。
FDレンズ使用時には開放測光で対応できますが
従来のFLレンズ使用時には「絞り込み測光」で対応可能です。
測光方式はこの時期のキャノンお得意の
CdSをコンデンサレンズの背後に配置した「中央部部分測光」です。
FTbは中級機なのでこれもこの時代のキヤノンお得意の
「QL(クイックローディング)」を装備します。
やはり「QL」があるとフィルム装填はかなり楽ちんです。
慣れた方ならさほどあってもなくても…と思うかもしれませんが
フィルム装填にまだ慣れていない方からしたら
やはり「QL」搭載機は便利だと思います。

お預かりしている「FTb」はそれなりに一通りは動作しているのですが
いろいろ確認してみると問題点もちくちょくある状態です。
シャッターは一通り全速切れていますが
やはり幕軸に油切れの兆候が見られ
高速では精度不良、低速ではガバナの粘りが見られます。
先幕・後幕の幕速バランスもかなり狂っています。
露出計も精度的には今一つで
加えてSW部の接触不良もあるようで
露出計・BCともに少々動きが不安定です。
さらにこれはご依頼者様からのご指摘もあったのですが
レリーズロックがうまく作動しません。
レリーズボタンの外枠を回転させると
レリーズロックがかけられるのですが
「L」にしていても少し強めにレリーズボタンを押すと
ボタンが押し込めてしまいシャッターも切れてしまいます。
ボタン側かロックバネに何らかの問題があるようです。

とはいえ大きな破損や致命的なトラブルがあるほどではなく
通常の整備をしっかり行い動きが全体的にスムーズになれば
全ての問題が解消できるかと思われます。
まだ作業に取りかかったばかりの段階ですが
これから本格的に分解整備を行っていきます。

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ミノルタALSのカメラ修理

今日は「ヨーグルトの日」で
「水分補給の日」でもあるようですよ。
プレーンのヨーグルトは文句ナシに身体に良いですよねぇ
でもやっぱりプレーンだと味気ないから
ついつい甘くして食べてしまいがちです(苦笑)
そうするといろいろと別の問題が出てきてしまいますね…
そして毎日のこまめな水分補給はさらに大事ですよね!
200ml(コップ1枚くらい)を
一日6~8回に分けて飲むのが良いそうです。
これも運動等の状況にもよるのですが
飲みすぎには注意です。
何事も「過ぎたるは猶及ばざるが如し」なのは
過去の経験で重々承知してはいるのですが
なかなか適量適度で難しいですよねぇ
若いときにはこんなこと考えもしなかったですが
この歳になるといろんなところの劣化を実感しているので
そういう部分に敏感にならざるを得ません。
まぁあまり考えすぎない程度に
毎日の生活には気を付けましょう。。。

さてさて

本日は「ミノルタALS」のカメラ修理を行っています。
1966年発売のカメラです。
この2年前に発売開始された「ミノルチナS」の露出計の受光体を
セレン光電池からCdSに変更したカメラです。
それに伴って電池室の増設等も行われており
他の部分の細かな変更等も行われています。
それでも機能的には露出計以外の部分はミノルチナSと変わりません。
搭載レンズもミノルチナSと同じく
ロッコールQF40mmF1.8レンズです。
レンズは大口径ですがボディは非常に薄くコンパクトに作られており
非常にスタイリッシュなカメラでもあります。
同時期のレンズ一体型レンジファインダー機で
ミノルタで主力だったのは「ハイマチック」シリーズで
ALSの発売時期には「9」や「7s」が発売されていた頃です。
この時代にありがちな少し大柄なカメラです。
この時代には本格派のマニュアル機は少し大きいくらいが
高級感があってよい…と思われていた時代で
ミノルチナ同様ALSも販売的にはなかなか苦戦を強いられたようです。
今見ると小さく精巧に作られ機能性も失っていない
ミノルチナやALSには非常に魅力を感じますし
現在の中古市場でもなかなか人気ですが
このあたりにもその時代の流れを感じますね。

お預かりしている「ALS」はいろいろと問題を抱えた状態です。
シャッターは粘り等もほぼ見られず一見調子よく切れているようですが
鏡胴に大きなガタが見られ絞りリングやSSリングも
大きくガタついている状態です。
ネジが単に緩んでいるのか落下等のショックで
一部が破損してる疑いもあります。
原因がわからないうちはあまり余計な動作をさせないほうがよさそうです。
そして大きな特徴のひとつであるCdS式の露出計は電池を入れても
全く動きません。
ミノルチナと異なりセレン劣化の心配はなくなったALSですが
その代わりに電池室周りや配線、SW周りのトラブルの可能性は
確実に高くなっています。
今回もそのあたりが原因かと思われます。
そしてこれはミノルチナでも多く見られる症状ですが
距離計二重像がほぼ見えません。
他のレンジファインダー機だとハーフミラーの劣化を疑うことが多いのですが
今回の場合、ブライトフレームは比較的はっきりと見えています。
二重像だけがほぼ見えないので
おそらく第一反射面のミラーとハーフミラーの中間に配置されている
レンズがかなり酷く曇っていることが原因と思われます。

まだ現状の問題点をいろいろ洗い出している状態です。
これから本格的に分解整備に取り掛かっていきます。
シャッターや巻上自体はシンプルな構造なので
一通りの整備で問題なくなると思われますが
露出計は摺動抵抗等に問題がある可能性もあるのですが
まだ確認できていないので修理しながら
動作確認・調整を行っていきます。
そのあたりにトラブルがあるとちょっと難儀なカメラでもあります。
それでもきちんと整備されたミノルチナやALSは
使い心地抜群の気持ち良いカメラです。
ご依頼者様に快適に使っていただけるように
これから入念に整備を行っていきます。

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オリンパストリップ35のカメラ修理

今日は「温度計の日」だそうです。
1686年のこの日が
水銀温度計を発明し華氏温度目盛りに名前を残す
ドイツの物理学者ガブリエル・ファーレンハイトの誕生日だそうです。
ちなみにファーレンハイトの生まれた日付の5月14日は
ユリウス暦によるものですがグレゴリオ暦では5月24日となるそうです。
ややこしいですね。
幼い頃に家に水銀温度計があって
「これは赤くないんだなぁ…」と不思議に眺めていました。
そうしているとじいさんが面白がって
今度は青い液体の温度計を持ってきてくれたのを
結構鮮明に覚えています。
なんでうちにはあんなんい温度計がやたらとあったのか?(笑
水銀温度計は感温液に水銀を用いたもので
精確な計測が可能なものですね
一般的な赤液温度計はアルコール温度計とも言われますが
実際に封入されている液体はアルコールではなく着色された白灯油だそうです。
そしてその白灯油を青色に着色したのが青液温度計ですね。
今やデジタル表示が多くて赤液温度計もあまりみませんが
うちの店内の温度計は安物の赤液温度計ですね
100均でも売ってますねぇ
ところでファーレンハイトと言えば華氏温度ですが
さすがに馴染みが全くありませんが
北米等の英語圏ではいまだに華氏が主流だそうです。
華氏だと水の融点は32度、沸点は212度となります…うーん…
速度がいまだにマイルなのといい
この辺の文化の違いはなかなか難しいですねぇ

さてさて

本日は「オリンパストリップ35」のカメラ修理を行っています。
1968年発売のコンパクトカメラです。
歴史ある「オリンパス35シリーズ」の一員でもありますが
その中でもトリップが最も売れたカメラだと思われます。
構造的にはハーフカメラのペンEES-2を
35mmフルサイズにしたもの…といってよいカメラです。
ペンEES-2と同じくピントは目測式の3点ゾーンフォーカスで
露出もEES-2同様、セレン光電池露出計と連動しオートで制御します。
シャッタースピードは1/30・1/250の2速切替式で
フラッシュモードの場合は1/30固定となります。
搭載されるレンズはDズイコー40mmF2.8で
これも写りの評価の高いレンズです。
電池いらずで簡単に撮れるカメラであり
モデル名通り旅行にも気軽に持っていけるコンパクトさで
当時も大人気となりましたが
今でも非常に人気の高いカメラです。
基本的にはシンプルなカメラですがオリンパスお得意の
赤ベロ+低光量時のシャッターロックがしっかり付いているのが
「らしい」ところですね。
この赤ベロ、場合によってはキャップをして空シャッターを
切りたいときとかにちょっと邪魔だったりするのですが…
(オートを解除すればいいだけなのですが戻し忘れるのですよねぇ)
でもキャップ付けたままシャッターを切る予防にもなるので
やはりあったほうがいいですね!

お預かりしているトリップは
フィルムカウンターが動かない状態です。
加えてしゃったーに若干の粘りがあるせいで
露出がかなり不安定です。
開いたままになったり
明らかに羽根動作がゆっくりというほどではないですが
このまま放置していると悪化していくと思われます。
他にも動作に粘りがあるところもあるので
やはり一通りの整備が必要な状況です。
心配されるのはやはりセレン光電池の状態ですが
そこはほぼ問題なくしっかり起電できているようです。
たまたまなのかもしれませんが
トリップであまりセレン劣化で全く起電しない個体って
あまり見ないような気がします。

この類の機械制御コンパクトカメラは
構造自体はシンプルですが
非常に小さなバネの力ですべての機械的駆動を行います。
そのためちょっとした汚れや余計な油脂で
動作不良を起こしやすいともいえます。
新しいうちはそんな心配も少なくてよかったとは思いますが
さすがに50年以上経過した機械です。
一度は分解して隅々までキレイにして
スムーズに動くような処置が必要なのは間違いないと思います。
これから分解を進めて入念に清掃整備を行っていきます。

ニコンFフォトミックFTNのカメラ修理

今日は「ザリガニの日」だそうですよ。
1927(昭和2)年のこの日に
神奈川県の養殖業者により
アメリカ・ニューオーリンズから
アメリカザリガニが持ち込まれたそうです。
アメリカを出発した時には100匹だったそうですが
無事に日本に到着したのはわずか20匹だったです。
そのアメリカザリガニが養殖池から逃げ出し
その後、爆発的に広まったとされていまする。
1960(昭和35)年頃には九州でも確認されるほどになり
現在では沖縄を含む日本各地で確認され
国内では最もありふれたザリガニとなっています。
私も子供の頃、ザリガニ釣りよくやりました。
意外な程、汚い池や川にも住んでいるのですよね
水量がある程度あって淀んでいると大抵のことろにいた記憶が…
で、タコ糸に煮干しを括り付ける
簡単な仕掛けで面白いように釣れるのです。
それにしても…最初の20匹の中から逃げ出したものが
爆発的に増えて全国に広がるなんてもうなんというか…
いろいろ考えさせられますねぇ…ザリガニに罪はないのですが…

さてさて

本日は「ニコンFフォトミックFTN」のカメラ修理を行っています。
後期型のニコンFボディにフォトミックFTNファインダーが
装着されたモデルです。
このFTNファインダーからボディへの装着方法が変更され
前面の銘板を挟み込むような構造になっています。
それにともなってFTNファインダー登場時以降のFボディは
銘板のサイズが変更されており
以前の銘板が付いている前期ボディのままだと
FTNファインダーは装着できません。
装着するためには銘板を交換するか加工する等の処置が必要です。
今回のボディはもともとフォトミックFTNファインダーがセットされて
発売されていたものと思われもちろん普通装着されています。
交換式ファインダーがセールスポイントのひとつではありますが
FTNファインダーの装着には
組み合わせるボディによっては注意が必要です。

お預かりしているFフォトミックFTNは
おそらくかなり長い間使われずに仕舞い込まれていたものかと思います。
ただ保管環境は悪くなかったようで
それほど大きなダメージ等はないのですが
さすがに装着されている50mmレンズには少しばかりカビもあります。
今回はそれよりも全体的な油切れのほうが問題で
シャッターは何とか動作しているのですが
幕軸の動きはやはり悪く高速シャッターの精度は全く出ていません。
加えて低速シャッターはお約束のするスローガバナ―の固着で
ガバナを使う低速シャッターは全速シャッターが開いたままになってしまいます。
「F」のフォトミックファインダーは摺動抵抗の劣化が進んでいるものが多く
修理不可能なものが多いのですが
今回のフォトミックFTNファインダーは水銀電池が入ったままだったにも
関わらず奇跡的に状態は悪くなく
多少の接触不良はありますが何とか通常整備と調整で
普通に使用できる状態になりそうです。
プリズムにはこれもお約束の腐食もありますが
さほど目立つほどではなくこれ以上できるだけ広がらないような処置と
できる限りの清掃を行います。

まだ取り掛かったばかりですが
これから本格的に分解整備を行っていきます。
毎度思いますし毎度書きますが
本当に隅々までしっかりと造りこまれているカメラです。
整備後に各部品の動きをイメージしながら
ゆっくりと巻上、そっとシャッターを切ると
それだけで気持ちよくなってしまうようなカメラです。

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ニコマートFT2のカメラ修理

今日は「ファイトの日」らしいですよ。
「リポビタンD」でおなじみの大正製薬株式会社が制定しています。
「ファイト一発!」ですねぇ
日付は5と10で「ファイト」の語呂合わせです。
例の有名なCMはケイン・コスギのイメージが強いですねぇ
CMだからそうなのですが
なんでまた毎度毎度あんな危険な
シチュエーションになってしまうのか…(笑
あんな危険な場面になってしまうことはそうそうないですが
毎日のようになかなか思うように物事がはかどらずに
追い詰められてしまうような場面は
少なからず誰でもありますよね…
そんなときこそ「ファイト一発!」で何とか乗り切らないといけませんね。
いや最近なかなかうまくいかないことが
仕事だけじゃなくて多くてこれがまた…(苦笑)

さてさて

本日は「ニコマートFT2」のカメラ修理を行っています。
1975年に発売されたカメラです。
大ヒットした「ニコマートFTN」の改良型です。
基本的な機能や構造はほぼ「FTN」をそのまま受け継いでいますが
X接点付きのホットシューを採用し
シンクロソケットも「X」のみとなりました。
使用電池も水銀電池MR9から酸化銀電池SR44に変更されています。
生産台数は「FTN」ほどは多くはないですが
より現代的になり使いやすくなったモデルです。
堅牢性に優れるコパルシャッターは相変わらずで
多少の整備や調整が必要ではありますが
通常のメンテナンスで精度も含めて非常に安定した動作をしてくれます。
基本的にはシンプルな構成の機械制御マニュアル機なので
信頼性の高いカメラです。

お預かりしている「FT2」はやはり少々動きに粘りがあるものの
シャッターは比較的良好に動作しています。
ただ露出計は電池を入れても全く動作しません。
電池室周りの配線に問題があるか巻上レバーSW部の
接触不良かと思われます。
全く動かない場合は上記のパターンが多いですが
とりあえず動くけれど挙動が不安定な場合が
マイラー抵抗と呼ばれる摺動抵抗に問題がある場合が多いです。
まずは電源が入るように修理を行ってから
そのあたりの確認も行っていきます。
比較的、プリズム腐食は少ないカメラではあるのですが
今回はファインダー視野内に大きな点腐食が数か所確認されています。
さすがに目立つので今回は腐食のほぼない中古プリズムと
交換で対処します。
それとは別問題でファインダー周りのモルトが全滅のため
ファインダー内にとにかくゴミが多いです。
もちろんそのあたりもしっかり清掃を行っていきます。

まだ取り掛かったばかりの状態で
これから本格的に分解整備を行っていきます。
精悍なイメージのブラックボディですが
外装もかなり汚れている部分も多いので
組み立て時にできるかぎりキレイに仕上げていきます。
外装部品も分解していると
より細かいところまで清掃できますので
この機会に隅々までキレイにしていきます。

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ペンタックスSPのカメラ修理

今日は「紙飛行機の日」だそうですよ。
日付は5/8を「GO(5)HIGH(8)」と読んで
「行け、空高く」と5月の青空に高く飛んで行く
紙飛行機の飛ぶ姿を表しているのだそうです。
紙飛行機って幼少期の気軽に遊べるアイテムの筆頭でしたねぇ
新聞の折り込みチラシで毎日のように作っては
家の前の路地で飛ばしていた記憶が今でも
はっきりと覚えています。
自分でも折り紙の本とか読んでいろいろと試したけど
一番最初はじいさんに教えてもらった
「へそひこうき」でしたねぇ
(呼び名は近年に調べて知りました)
飛ばすとくるんと1回転するのです
これの折り方はもう一生忘れないでしょうねぇ
折り込みチラシって正方形ではなくて長方形だから
この「へそひこうき」や「いかひこうき」を
作るのに向いているのですよねぇ
少し厚手の丈夫な紙のチラシが入っていれば
(宝石・貴金属の広告に多い)
喜んで紙飛行機の材料にしていました。
懐かしいですね!後でこっそり1機折ってみます(笑

さてさて

本日は「ペンタックスSP」のカメラ修理を行っています。
M42マウントのペンタックス機を代表するカメラですね。
このSPでついにTTL露出計が内蔵されるようになり
絞り込み測光とはいえ、後のカメラとスペック的には
変わらない現代的なカメラになりました。
価格も比較的お求めやすく、使いやすく丈夫と
欠点のないカメラで世界的にも大ヒットした一眼レフです。
そのおかげもあり現在でも現存台数の非常に多いカメラで
中古カメラ屋さんのみならずリサイクルショップ等でも
古い一眼レフが置いてあるとたいていが「SP」だったりします。
それ故に状態も個体ごとに千差万別で
非常に良いコンディションのものもそれなりにありますが
大抵の場合は未整備で悪環境に放置された状態の悪いものが多いです。
それでも大きな破損等がない限りは修理可能なカメラでもあります。

お預かりしている「SP」もどこかが致命的に
「破損」しているわけではないのですが
かなり長い間使われずに放置されていた個体かと思われます。
各部の経年劣化が酷いことに加えて
あらゆる機械的動作個所の動きが悪い状態です。
シャッターはかろうじて切れますが
シャッター幕の動きが先幕後幕共に非常に悪く
1/1000は全く開いていない状態で1/500も半分くらいしか
開ていないようです。
そして頻繁にミラーアップしたままになってしまいます。
ミラー駆動部自体の動きも重いのですが
直接の原因はシャッター動きが悪いためだと思われます。
露出計も電池を入れてSWをオンにしても
全く動きません。後で確認できましたが
これも露出計本体には大きな問題はないのですが
電池室やSW周り数か所に接触不良が起きていて
通電しない状態になっていました。
そして定番のプリズム腐食です。
プリズムをぐるりと巻いたモルトの劣化が原因となる
いつもの腐食です。
こればかりは腐食のないプリズムとの交換で対処します。

いろいろなトラブルを抱えてしまっている状態ですが
どれもSPでよくある症状のオンパレードです。
プリズム以外の部分に関しては
とにかく清掃して古い油脂類や汚れを取り除き
本来の小さなバネ力でスムーズに動けるように
整備を行っていきます。
最終的にいろいろと調整は必要ですが
それだけでもある程度の動きを取り戻せるはずです。
ご依頼者様はこのSPに限らず
フィルムカメラを使うこと自体の経験が
初めてではないかと思われますが
手間はかかるもののその手順や操作も含めて
楽しんでいただけるようにしっかり整備を行っていきます。

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オリンパスペンFのカメラ修理

今日は「コロッケの日」だそうですよ。
「コ(5)ロ(6)ッケ」と読む語呂合わせからのようです。
揚げたてはもちろん、冷めていたとしても
「コロッケ」は美味しいですよねぇ
お弁当の強い味方でもありますね!
もともとは西洋料理の(仏: croquette、蘭: kroket)を模倣して
考案されたものですがその語は日本独自の進化を続け
日本国外に逆輸出された日本式コロッケは
日本語そのままに’Korokke’と呼ばれているそうです。
一般的にコロッケは茹でたジャガイモを潰した
マッシュポテトをベースとしたものですが
クリームコロッケやメンチカツあたりもコロッケの仲間ですね。
昔は何個でも食べられるような気がしていましたが
今はすっかり揚げ物に弱くなってしまったので
1個食べれば十分です(苦笑)
メンチカツあたりだと1個でも後で胸やけがしてしまいます(笑
でもシンプルなポテトコロッケは何ともいえず
優しい味で美味しいですね。
いつからかソースも何も付けずにそのままで食べるのが
デフォルトになってしまいました。
ビールのつまみとしても優秀なんですよねぇ
特に揚げたてだと最高です!
ちょっと小腹がすいたときに1個だけ食べるなんてのもアリですし
コロッケの出番ってやはり多いような気がします。
スーパーでもコンビニでも気軽に手に入りますし…
こんなこと書いているとコロッケ食べたくなるのですよねぇ
近所のセブンで1個だけ買ってくるか…(笑

さてさて

本日は「オリンパスペンF」のカメラ修理を行っています。
孤高の存在とも言えるハーフ判一眼レフです。
ハーフ判一眼レフが「ペンF」のみということではないのですが
ハーフ判であることのメリットを最大限に引き出すために
通常の一眼レフとは全く異なった構造を持っており
そういう意味でも他に類を見ないカメラだと思います。
通常の一眼レフやハーフ判コンパクトの通常の「ペン」でも
独創的な部分の多いオリンパス製のカメラですが
この「ペンFシリーズ」に至っては
この頃のオリンパスらしさが最も強く出てるカメラではないかと思います。
個人的にはシンプルでファインダーも明るく
ダブルストロークで巻上角も適度で軽快な
最初の「ペンF」が一番「らしい」気がしますが
露出計装備でシングルストロークの「FT」や
その派生モデルの「FV」もそれぞれ魅力のあるカメラです。

今回お預かりしているのは無印の「ペンF」です。
巻上やミラー駆動に比較的トラブル…というか経年による
動作不良が多いカメラではありますが
今回の「ペンF」はそのあたりに関しては
快調に動作しています。
ご依頼者様に最初に伺った話では
「フィルムの後半で
やたらとコマ重なりやコマズレが起こる…」ということです。
装填方法の問題による巻き太りの可能性もあるかな…と思いつつ
いろいろと動きをチェックしていると
どうやら頻繁にスプロケットロックが解除されてしまって
フリーになってしまうようです。
ここがフリーになると当然ながら巻上はうまく進まずに
コマ重なりが起こります。
底面の巻き戻しボタンを押した際にのみ
フリーになる…というのが正解ですが
スプロケットに逆回りのテンションが少しかかると
比較的高い頻度でロックが外れてフリーになってしまうようです。
ロック部品の摩耗か動作不良が原因かと思われます。
ロックが普通に掛かっていることも多いので
根本的に破損してるわけではないと思いますが
場合によってはスプロケットごと
中古良品と交換するほうが良いかもしれません。

「ペンF」に限らない話ですが
スプロケット関連のトラブルはなかなか作業が大変な場合がほとんどです。
巻上周りの奥深い部分に関わるので…
まだ分解し始めたばかりの状態ですが
これから分解を進めてまずは巻上周りの修理整備を行っていきます。
その際に当然ながらシャッター周りやミラー駆動部も
脱着するので各駆動部の整備清掃を合わせて行っていきます。

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ミノルタSR-T101のカメラ修理

今日は「図書館記念日」なのだそうですよ。
1950(昭和25)年のこの日に
「図書館法」が公布されたことが由来となっています。
10年ほど前までは割と頻繁に図書館に立ち寄っていたのですが
最近はずいぶんとご無沙汰になってしまいました。
私の場合、本を読むと言っても
小説の類には全く興味がなくって
科学雑誌とか写真集とかを見たくなって
図書館によることが多かったのですね。
今やちょっとしたことならネットで検索したほうが
早いというのもありますが
やはりちゃんとした紙の媒体でしっかり見たり
読んだりしたほうが良い場合は多いと思います。
今考えると図書館に比較的ふらっと立ち寄れたりしていた頃は
比較的時間に余裕があったんだな…と思います。
今は悲しいかなそんな感じでもないのですよねぇ
図書館だけではなくあまり目的もなく
町をぶらっと歩く…という機会が減っているような気がします。
暇…というか余裕のある時間は
積極的につくならないとダメですね。
そういう時間のなかからまたいろいろと新しいアイデアや
考えも生まれてくるものなのに…
でもこれもさじ加減が難しい部分もあって
あまり時間的余裕が多くあると
今度は考えてもしょうがないような余計な思いに
とらわれてしまったりするのですよねぇ
何事も「過ぎたるは猶及ばざるが如し」ってことでしょうねぇ
あれ?図書館の話はどこに???(笑
ところで明日5/1から5/5までは当店もお休みをいただきます。
少しはのんびり過ごしたいと考えています!

さてさて

本日は「ミノルタSR-T101」のカメラ修理を行っています。
1960年代のミノルタ機をい代表するカメラでもあり
比較的早い時代に電子制御機に大きく方向転換したミノルタなので
ミノルタの機械制御機を代表するカメラともいえると思います。
SR-T101登場後もミノルタの機械制御機は
SR-TスーパーやSR505と「Xシリーズ」登場までまだ続きますが
これ以降のミノルタ機械制御機のベースは
全てこのSR-T101が基本設計となっています。
SR-T101の登場は1966年でミノルタ初のTTL測光機でもあり
最初の開放測光対応機でもあります。
開放測光に対応するためにレンズ群も従来のSRマウントに
絞り伝達爪を追加した「MCロッコール」にモデルチェンジされています。
マウント自体の変更はされていないので
それまでのSRマウントレンズ(オートロッコール)も
装着は可能ですが開放測光を行うためには
「MCロッコール」との組み合わせが必要です。
(もちろん後の「MD」レンズでも可能です)
現在の分割測光の起源ともいえる上下2分割測光(CLC)を備え
露出計周りに新しい機能が多いカメラでしたが
一番の魅力は丈夫な巻上やシャッター機構であり
快適なその使い心地ではないと思います。
ロングセラー機でもあるので現存台数も多く
それゆえに長い間、過酷な環境に放置された個体が多いとも思いますが
シャッターは意外と普通に切れている個体も多いと思います。
といってもそんな個体の多くも
動きにくい状態の中、何とかがんばって動作しているだけで
本来の軽やかな動きからは遠いものが多いと思います。

今回お預かりしているSR-T101もかなり長い間
使われずに仕舞い込まれていた個体だと思われます。
今回も何とかシャッターは作動しているのですが
全体的な動きはかなり渋く
特にレリーズロックの解除の動きが渋いようで
たまにレリーズロックがかかったままスタックしてしまいます。
当然ながらシャッタスピードの精度は出ておらず
先幕後幕のバランスも大きく崩れています。
低速シャッター時にはお約束の「ミラーアップしたまま固着」なんて
症状も出ています。
露出計も何とか動作していますが接触不良もあり
かなり不安定です。

それでも致命的なトラブルを抱えているわけではなく
本来の軽やかな動きを取り戻せるように
各駆動部の洗浄清掃、注油を行えば問題ない状態に
復活できると思います。
SR-T101は7年以上生産が続けられたこともあって
内部には年代ごとに細かな変更が数多く行われているのですが
今回のSR-T101はかなり初期のモデルのようです。
連動糸の多いカメラとしても中身を触る方の中では有名ですが
正しい手順を踏まえて分解を行えば
それほど連動糸に悩まされることもありません。
ただし手順を間違ったりうっかりおかしなことをしてしまって
意図しない糸が外れたりなんかすると途端に
非常に面倒なことになるので注意が必要です。
気を付けるべきポイントが各所にあるので
そのあたりに留意して集中して作業を行っていきます。

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