今日は7月11日…
まさに「セブン・イレブンの日」ですね。
昔からそりゃよく利用していますが
今でもお店から一番近いコンビニが
セブンなので毎朝、立ち寄っています。
お弁当もおむすびもパンもスイーツも美味しいですよね
最近出た「お店で揚げたカレーパン」も
ふかふかもちもちでめっちゃ美味しいですよ
そういえば私が生まれ育った町に
最初にセブンができたのが確か中学生くらいの頃で
深夜に家を抜け出しては
友達と落ち合って徘徊するのが楽しかったころですね(笑
で、そのセブンが家から歩いて20分くらいのところにあったので
最終的にそこに行ってカップヌードルを買ってお湯を入れて
そのセブンの裏にある小学校のグラウンドで食べるというのが
パターンだったなぁ…
深夜に普通に小学校に入れるなんて
やっぱりいろいろゆるい時代だったのですねぇ
「あいててよかった」とか
「セブンイレブン、いい気分」なんてキャッチフレーズも
すっかり過去のものになってしましました。
もともと営業時間が7時ー11時だったから
「セブンイレブン」だってことももう知らない人も多いですよね
コンビニひとつでも時間の流れを感じますねぇ
さてさて
今日は「ペンタックスMX」のカメラ修理を行っています。
軽量コンパクトな機械制御シャッターの一眼レフです。
1976年発売でペンタックスMシリーズの最初のモデルでもあります。
Mシリーズ全体として
「小型軽量化」、「電子化」、「システムの充実」を目指し
同様のコンセプトで先行するオリンパスOMシリーズを
かなり意識したものでした。
「Mシリーズ」はこの「MX」以外は
電子制御化が推し進められ、さらに外装パーツのプラスチック化も
進められていったのでこの後に出てくるモデルでは
さらに軽く小さく仕上げられて行きます。
しかしながら機械制御横走りシャッター機としては
このMXやオリンパスOM-1のサイズが最小クラスだと思われます。
このサイズを実現するために両者とも
非常に多くの部分に工夫と苦労の跡が見受けられます。
当然、犠牲になっている部分もあり
現行モデルの頃であればそれほど問題にならなかったと思いますが
やはり十分な大きさや重量に余裕のあるカメラと比べると
華奢な部分は多く、整備性に悪い部分も多いです。
それでも実際にフィールドに連れ出すと
この軽さと小ささはやはり魅力的だな…とも思います。
そのあたりのバランスをどこでとるかなのでしょうね
お預かりのMXは精悍なブラック塗装で
外観はなかなかキレイな部類だと思います。
一応動作はしている状態なのですが
やはりあちこちで動きの悪い部分があるようです。
まずはSP時代からペンタックス横走り機に多い
シャッター幕走行不良を原因とするミラーアップです。
後幕がスムーズに走らないため
きちんと走行が完了できずミラーダウンに
リンクできないために出る症状です。
これが出るということは
当然、高速域のシャッタースピードは全く精度が出ていない状態です。
さらに露出計はかなり不安定です。
さらにその不安定とは別の原因で
レリーズボタンを押した際にホールドされるはずの
露出計電源SWがホールドされず
指を離した瞬間にオフになってしまいます。
巻上レバー基部の部品に一部破損もあるようです。
装着しているレンズは当店のテスト用レンズです。
一通りの整備が完了し少し様子見をしている段階です。
巻上レバー下プレート部は中古良品の部品と交換で対応しています。
他はシャッタ幕軸の清掃、ミラー駆動部の清掃
ファインダー清掃、SS調整、露出計調整等々
一通りの整備を行っています。
当初のトラブルは全て解消できています。
SSの精度も非常に安定して確保されています。
この後、最終チェックを行い必要であれば微調整を行って完成となります。
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