今日は「118番の日」だそうですよ。
「110番」や「119番」と同じく緊急通報用電話番号でありながら
認知度の低い「118番」の知名度を高めることが目的の記念日だそうです。
「118番」は日本における海上での事件・事故の
海上保安庁への緊急通報用電話です。
「118番」は、2000(平成12)年5月1日に運用を開始
10周年目に「118番の日」が制定されています。
比較的近年の運用開始なのですね。
ちなみにそれ以前からあった
海上保安庁本庁、各海上保安部署の緊急電話番号
「局番+4999(至急救急)」は現存しており
どちらにかけても通報できるのだそうです。
さすがに通常の生活で118番にかけることは
なかなかないとは思いますが
フェリーや船に乗ることはたまにでもあるのですから
知識として知っておいたほうがいいでしょうね。
いずれの緊急通報用番号も
いざというときには非常に頼りになりますが
極力お世話になることのない毎日を過ごしたいものです。
さてさて
本日は「マミヤ35クラウン」のカメラ修理を行っています。
マミヤ35シリーズは基本的にレンズ固定式の
レンジファインダー機です。
非常にいろんなモデルが存在するのですがモデル名が
ボディに全く刻印されておらず
非常にモデル判別の困難なモデルです。
今回もお預かり時には「マミヤ35のなにか」という
判断しかできませんでした(苦笑)
実際に預かってから一応はモデル名を調べるのですが
レンズシャッター+レンジファインダーのシンプルなカメラなので
モデル名がわからなくても修理には問題ないのですが…
で、今回は「マミヤ35クラウン」かと思われます。
1958年発売のカメラです。
シャッターユニットは当時いろんなカメラに搭載されていた
国産高級シャッターユニット「セイコーシャMXL」です。
1/500を強力な別バネで駆動するこのブログでも
よく出てくるシャッターユニットですね。
レンズはマミヤセコールF.C4.8cmF1.9の明るいレンズです。
グレーの貼り革が非常にオシャレなカメラです。
お預かりしている「マミヤ35クラウン」は
通常のシャッターは大きな問題なく動作してるものの
「B」だけが効かず普通にシャッターが切れてしまいます。
レリーズと連動してシャッターを開いたままにする機構のどこかが
動作不良あるいは固着しているのかと思われます。
加えてファインダーの汚れ曇りが酷く
レンズにも拭き傷に加えてかなりカビが発生しています。
やはり一通りの整備が必要な状態です。
まずは現状のシャッターの動きを確認していきます。
最終的にはシャッターユニットを分解して
シャッター羽根、絞り羽根清掃を行いますが
「B」の問題もあるので現状の動きを
しっかり確認していきます。
ここである程度は原因を見つけておかないと
むやみに分解を進めても原因がわからなくなってしまいます。
整備性の良いシンプルなカメラですが
慎重に分解整備を行っていきます。
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