今日は「日本最低気温の日」だそうですよ。
1902(明治35)年のこの日に
北海道上川地方旭川市で日本の気象観測史上の
最低気温であるマイナス41.0℃を記録しています。
これが公式の日本の最低気温だそうです。
マイナス40℃以下はなかなか想像できませんねぇ…
山登りをしていた頃に
マイナス20℃手前は経験したことがありますが
もう今はあんな寒い場所には
行きたくないと本気で思います(苦笑)
「日本最低気温の日」に関連して(?)
今日は「ホットケーキの日」でもあるみたいです。
特に寒くなるこの時期に美味しいホットケーキを食べて
心も体も暖めてほしいとの願いが込められているのだそうです。
できたての温かいホットケーキ美味しいですよねぇ…
子供の頃に焼く前のまだ白いホットケーキミックスを
やたらとそのまま舐めたがって
「おなか壊すけん!やめんさい!!!」って
ばあさんに起こられた記憶が…(笑
さてさて
本日は「オリンパス35EC2」のカメラ修理を行っています。
1971年発売のコンパクトカメラです。
電子制御シャッター機で搭載するシャッターユニットは
この時代、いろいろなカメラで使われたセイコーESFシャッターです。
組み合わされるレンズはEズイコー42mmF2.8
ピント合わせは目測式です。
電池が入っていない場合、及び電池の電圧が足らない場合は
レリーズロックがかかってシャッターは切れない構造となっています。
そしてお預かりしている「EC2」は電池室の腐食が原因で
電源が入りません。すなわちシャッターを切ることも全くできません。
このタイプのカメラで電源が全く入らない場合
まずは電池室の修復、配線の交換等で
まずは電源を入るようにしてやらないと
何も始まらないのですが
その際に一通り分解を進めてしまうので
並行してできるシャッターユニットの整備等は
一通り行います。
そして仮組して動かしてみるわけなのですが
その時点で修理不可能な電子回路のトラブルを抱えていることが
発覚する場合がたまにございます。
そうなるとそれまでに行った作業は全部無駄になり
修理不可能ということで作業は中止することになってしまいます。
頻繁にあることではありませんが…
上の画像は取り掛かり始めの段階ですが
この後、電池室の修復・配線交換、各部の整備を一通り行い
まずはある程度普通に動作すr子までは現在確認済みです。
とりあえず一安心です。
ちなみに上画像で写っている電池は元々カメラに入ったままになっていた
「NR52(HM-N)水銀電池」です。
これを見かけることも随分少なくなってきましたね。
セイコーESFシャッター機は相変わらず独特のシャッターフィールです。
「ジャキーン」とシャッターが切れる感じが
何ともいえないですね。個人的にはこの独特さが結構好きです。
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