今日は「三億円事件の日」ですね。
48年前の今日、ボーナス支給のための現金輸送車が
白バイ隊員に扮した犯人に強奪されたという事件ですね。
私が子供の頃はまだ結構話題になっていたと思います。
当時の三億円だから今で言うとスゴイ金額なのだと思いますが。。。
1975年に時効を迎え事件は迷宮入りとなりましたが
今だったら簡単に捕まっちゃうのだろうなぁ。。。
さてさて
本日は「ミノルタSRTスーパー」のカメラ修理を行っています。
ロングセラー機「SRT101」をより使いやすく正常進化したモデルです。
軽快な使用感はそのままにホットシューの追加
絞り直読窓の追加、多重露光が可能。。。等々の機能が追加ともなりました。
ミノルタの機械制御シャッター機の代表的モデルです。
今回、お預かりしているSRTスーパーは
随分長い間使われずにどこかに仕舞いこまれていたようで
中身も含めてカビとサビがかなり多く発生しています。
そのため、あちこちの動きや接触が悪いようで
高速シャッター不良、絞り連動リング動作不良、
ファインダー内SS表示動作不良、露出計動作不良・接触不良。。。
ざっとチェックしただけでもいろいろ問題が発覚しました。
おそらく湿気の多い押入れとか物置とかで眠っていたのだと思われます。
少々話が逸れますが修理完了したお客様に
「使わないときはどうやって保管しておけばいいですか?」という
質問をよく受けるのですが
梅雨時期以外は風通しの良い部屋にゴロンと転がしておくくらいで
丁度良いと思います。
乾燥剤と一緒に長くしまったりすると今度は乾燥しすぎで
グリスや油切れを起こしやすくなってしまいます。
あとはカメラケースに入れたまま長期間保管すると
中に湿気を溜め込むことが多いようです。
普段は棚にかざっておいて定期的にきちんと使ってやるのが
一番良いのではないかと思います。
SRTスーパーの話に戻ります。
いつも同じようなことを書きますが(汗)
SRTシリーズは露出計に関わる連動が全て
糸連動で行われているので分解整備はそれなりに大変です。
今回はさらに糸連動の滑車が一部錆付いてて動かない箇所もあるようです。
少々やっかいな状況ですが
慎重にこれから分解整備をさらに進めます。
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