1972年のこの日(10月27日)に
中国との国交正常化に伴い
パンダの「カンカン」と「ランラン」が日本にやってきました。
これが日本の動物園に初めてやってきたパンダですよね。
「カンカン」と「ランラン」っていう名前が
既に非常に懐かしい感じがします。
つい先日、シャンシャン誕生のニュースが盛り上がりましたが
最初に日本にパンダが来てから45年が経つのですね。
さてさて
本日は「リコーオートハーフE」のカメラ修理を行っています。
ハーフ判カメラの中では「オリンパスペン」と並んで
非常に高い人気を誇るカメラです。
四角い何ともレトロな佇まいがステキなカメラですね!
オートハーフシリーズもいろいろなモデルがあるのですが
今回の「E」が一番見かけることも多いのではないかと思います。
セレン式の露出計を内蔵し、オート露出で撮影するカメラです。
(フラッシュ時には1/30で絞りはマニュアルで選択)
使用レンズは25mmのF2.8
機能的なハイライトは何と言ってもゼンマイ仕掛けで行う自動巻上ですね。
しっかりバネを巻いておくと非常に軽快に巻上が行われます。
そのルックスとギミック的な部分が注目されがちですが
非常によく写るカメラとしても評価されています。
今回、お預かりのオートハーフは
このタイプのカメラの最大の弱点でもある
セレン光電池が劣化により起電しない状態です。
露出計が動かないと常に絞りは全開でシャッターは切れてしまい
大抵の場合は写真は真っ白になってしまいます。
今回は部品取りからセレンを載せ換えたのですが
起電されているのにまだ露出計は動きません。
調べてみると露出計本体も断線してしまっているようです。
写真は整備完了後に撮ったものです。
手前にあるのが交換したセレンと露出計です。
他、レンズ清掃、シャッターユニット整備
絞りユニット整備等々、各部点検整備一式を行いました。
非常に快適に動作する状態に仕上がったと思います。
↓ をクリックすると「東京フィルムカメラ修理工房」のホームに戻ります。