今日は「アイスクリームの日」だそうですよ。
アイスの日というには今日は寒すぎますね。
まぁ、私は真冬でもアイス食べるので
全く問題ないのですが。。。
あとでアイス買ってきましょう!
こういう寒い日は爽やかなラクトアイス系ではなくて
濃厚なアイスクリームが良いですね!
さてさて
本日は「ヤシカエレクトロ35」のカメラ修理を行っています。
エレクトロ35にも色々種類があるのですが
今日のエレクトロは初代無印の「エレクトロ35」です。
発売開始は1966年。
「ろうそく1本の光でも写る」カメラを目指して開発されたカメラです。
この時代としてはめずらしい電子シャッター「コパルエレク」を搭載します。
もちろんレンズも大口径でヤシノンDX45mmF1.7です。
電池はHM-4Nという5.6Vの水銀電池を使用します。
現在だと4SR44(4LR44)にアダプタ等を組み合わせて使うことになります。
この当時のHM-4N積層型水銀電池は
エレクトロ35で使うために開発された電池だそうです。
お預かりしているエレクトロ35は長い間、
保管されていたものらしいのですが
外観は非常にキレイです。
この頃のヤシカらしい太刀魚のような
ギンギラギンなシルバーに梨地が非常に美しいボディです。
電池室は若干の腐食跡がありますが
それほど問題はないようです。
それよりも今回は絞り羽根に目に見えて油が付着しており
絞りリングも非常に重く、F5.6より開きません。
無理にリングを回すと高確率で絞り羽根が破損するので
ここでは決して無理には動かしません。
当然のようにシャッター羽根にも粘りが見られます。
エレクトロ35はどのモデルでも
あまり油シミが羽根に付着している個体は見ないのですが
ちょっとめずらしいパターンです。
加えて「B」シャッターが効かず普通に切れてしまいます。
レンズボード側にほとんどの機構が集中しています。
電気仕掛けのシャッターなので各接点も入念に清掃します。
まず絞り・シャッター羽根の洗浄に取り掛かります。
↓ をクリックすると「東京フィルムカメラ修理工房」のホームに戻ります。