今日は「北極の日」だそうです。
1909年のこの日に
アメリカ海軍の軍人ロバート・ピアリーという方が
世界で初めて北極点に到達したそうです。
北極点は無理ですが。。。
そのうちバイクでも手に入れたら
関東の北のほうには行ってみたいかな。。。(笑)
いえ。。。関東に来てもう長いですが
群馬・栃木に足を踏み入れたことがないもので。。。(汗)
子供の頃は意味もなく
自分の住んでいる市の最北端とか最南端を
地図で探してやたらと自転車で行ってみたりしていました。。。
いや、何があるわけでもないのですが
端っこまで来たという妙な達成感が良かったのですよねぇ。。。
さてさて
本日は「オリンパスペンS」のカメラ修理を行っています。
初代ペン登場の翌年(1960年)に発売された
ペンの高級モデルです。
シャッターは5枚羽根となり
速度も1/8-1/250までの6速となりました。
搭載されるレンズは3cmF2.8で
後に(1965年)2.8cmF3.5のペンS3.5も追加されています。
出計は搭載されていませんが
マニュアル露出できっちり撮れるペンとして
現在でも非常に人気の高いカメラです。
修理依頼ももちろん多いカメラです。
お預かりしているペンSは
巻止めがなかなか止まらず
酷いときにはどこまでも巻き上げられてしまいます。
ペンSのトラブルの大部分は
シャッター羽根の粘りが原因なのですが
この巻止めが止まらない減少も
元を辿ればシャッター羽根の粘りが原因です。
見た目上はシャッターは閉じているのですが
粘りのためきっちりと本来の位置まで戻っておらず
それが原因で巻止めが動作しなくなるわけです。
シャッター羽根をバラしてみると
やはり重なる部分に油シミがかなり付着しています。
このままだと時期にシャッター羽根そのものも
全く動作しない状態になったと思われます。
シャッター羽根、絞り羽根の清掃・調整
レンズ・ファインダー清掃等々の各部点検整備一式を行いました。
巻上も以前より格段にスムーズになりましたし
もちろん巻止めも誤動作なく作動します。
ちょっとめずらしい純正フードが装着されています。
小さくて何ともかわいいですよねぇ。。。
これからの季節、気軽に持ち歩くには
持って来いのカメラだと思います。
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