今日は「カラオケ文化の日」だそうですよ。
最近、ちょっとご無沙汰ですがカラオケは楽しいですよねぇ。。。
私は一人でカラオケ行くこともたまにあるのですが
誰にも気兼ねなく自分の好きな歌を
思い切り歌うのはストレス発散になりますよ
採点機能なんかを使えばさらにゲーム感覚で楽しむこともできますし。。。
そういえばひとりカラオケ用に買った
マイクが最近はしまいこんだままになっています。
(DAMの精密採点がマイクの状態によってえらく採点に作用するので
安定した状態が欲しくて手に入れたのです(汗))
なかなかまとまった時間(ひとりで行くなら4時間はこもりたい)が
取れなくて行くことができないのですが
近いうちに思い切り歌ってくることにしましょう(笑)
何か新しい曲も覚えなくては。。。
さてさて
本日は「オリンパスOM-1」のカメラ修理を行っています。
コンスタントに毎月、修理依頼のある人気の一眼レフです。
何と言ってもその魅力は同時代のカメラとしては
抜きん出た小ささとその使い心地だと思います。
個人的にはちょっとシャリっとした巻上感と
上品なシャッター音が非常に良いと思っています。
ただ同じ時代にこのコンパクトさが他メーカーにはできなかったということは
非常に独自性の強いところも多く
新品時には全く問題にはならなかったのでしょうが
長い時間を経過することによって
少々華奢に感じる部分もあるとは思います。
どのカメラもそうですが特にOM-1は
定期的にしっかりメンテナンスの必要なカメラだと思います。
お預かりしているOM-1は
写真の片方が黒くなることがあるということでお預かりしました。
ここのブログでもよく書いているように
シャッター幕(先幕・後幕)のバランスが崩れて
走行中に先幕が後幕に追いついて
閉じてしまう現象だと思われます。
原因はおそらく汚れによる幕軸の動作不良だと思われます。
さっそく現状のシャッタースピードのテストをしてみるのですが。。。
多少、バランスの崩れはあるものの
比較的まともに開いているのだけどなぁ。。。と思っていると
数回シャッターを切っているうちに
先幕のスピードがかなり不安定になり
1/1000だと完全に開かなかったり1/2000くらいになったり
1/500くらいになったりと切るたびに値が変わる状況です。
後幕の幕速は安定しているので
先幕の動きがとにかく不安定なようです。
他、露出計は全体的にアンダー気味なものの
多少の調整で問題ない状態になりそうです。
心配されるプリズムの状態はファインダーから見る分には
何箇所かシミがあり少し目立ちますが
定番の下部のもやもやとした腐食はありません。
でも上カバーを開けてみると
ベタベタになったモルトがプリズムにこびりついていました。
プリズムの外側塗装の一部は侵食されており
このままもう数年放置しておいたら間違いなく
内部の蒸着まで剥がれてしまっていたと思われます。
今回は外側塗装の補修だけを行いこのまま使用します。
加えて巻戻し軸のフォーク部分が片方折れていました。
上カバーを開ける際にここを固定しておいて
巻き戻しクランクを逆回転して外すのですが
固くて回らない場合には注意しないとこのように折れてしまいます。
巻戻しクランク部は明らかに弄った跡があり
持ち手を留めるピンも紛失したらしく
代用品が差し込まれていました。
この巻戻し軸のフォーク部分は意外に柔らかく華奢なので
扱いには注意が必要です。
今回のように折れなかったとしてもフォークが簡単に拡がってしまい
裏蓋を開ける際に妙に固いとか
巻戻しクランクが下がりにくくなってしまうとかの悪影響が出ます。
何事もそうですが力任せに無理をすると
大抵の場合、酷い結末を迎えます。。。
これから本格的に分解修理に取り掛かりますが
今日も焦らず慎重に丁寧に行っていきたいと思います。