今日は「世界海洋デー」だそうですよ。
私はある程度、大人になってからは
どちらかといえば「山派」ですが
生まれ育った町が瀬戸内海から近かったせいもあり
海を眺めていると何とも落ち着きますね。
今でもそうなのかもしれませんが
秋~春までの海はとってもキレイなのに
夏が近づいてくるにつれて海がゴミで汚されていくのですね。
海も山もそうですが、ゴミは持ち帰りましょう!
さてさて
今日は「コニカFTA」のカメラ修理を行っています。
先日の「ニコマート」に続いて
シャッターユニットは「コパルスクエアS」を搭載しています。
。。。ということは。。。先日の「ニコマート」と同じく
シャッター周りはかなり丈夫です。
よっぽどサビの発生が酷いとか
ショック品でもない限り、ある程度作動しているものがほとんどです。
ただし。。。今回の個体もそうですが
露出計周りはトラブルの可能性が高いです。
FTAは電池室の腐食が多く見られる傾向があって
今回も電池室腐食により露出計は不動です。
FTAはレンズ一体型のコンパクトカメラ等でよく見られる
「針挟み込み型」のシャッタースピード優先AEを搭載しています。
露出計がダメだと当然、オートも不動になってしまいますので
ここはきっちり直しておきたい部分ですね。
加えてFTAのアイピース部分のレンズは
なぜか曇りやすいようです。
清掃で取れる場合もあるのですが
とれない場合がほとんどなので
今回の個体もクモリの少ない中古品と交換を行います。
一眼レフに関してはほとんどの場合
メカニカルシャッター = マニュアル露出専用
電子シャッター = オート露出搭載
・・・という図式が成り立つのですが
FTAはメカニカルでAE搭載。。。ちょっと変わってますよね。
そのオート時の絞り制御の方法も独特です。
なかなか面白いカメラですよ。
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