コニカA-Com1のカメラ修理

今日は二十四節気でいうところの
「処暑」ですね。
「暑さが止む」という意味から「処暑」とされています。
確かに暑さのピークは越えたような気もしますが
まだまだ暑いですねぇ…
少し前なら「処暑」の時期なら
日中は暑くても朝晩は涼しい風が吹いて
かなり過ごしやすかったと思いますが
近年はこの時期は夜になってもかなり蒸し暑いです。
空調なしに過ごしやすい季節は
年々少なくなってきている気がしますねぇ…困ったものです。

さてさて

本日は「コニカAcom-1」のカメラ修理を行っています。
1976年発売のカメラです。
ちなみに読み方は「エイコムワン」です。
小型軽量な一眼レフです。
随分小型化されて洗練されましたが
内部構造的には脈々と続く「オートレックス」からの
流れを汲むカメラです。
当然ながらレンズマウントは「コニカⅡマウント」で
レンズ側を「AE」ポジションにすれば
シャッタースピード優先オート露出で撮影できます。
カメラボディ側のオート制御は
昔ながらの指針挟み込み式です。
シャッター自体は機械制御で駆動します。
シャッターユニットは縦走り金属幕のコパルFCです。
露出計の測光パターンはこれも「FTA時代」から
引き継いでいるパターンで、
広角レンズでは部分測光、標準レンズでは中央重点測光、
望遠レンズでは平均測光となります。
巻上レバー側の背面SWを押すと巻上レバーが
引っ込むような構造になっています。
ちなみに露出計SWは巻上レバーに連動していて
レバーを引き出すと露出計がオンになります。

お預かりしている「Acom-1」は
おそらくかなり長い間、しまい込まれていたカメラかと思われます。
丁寧に扱われていたようで外装にはスレも少なく
もちろん凹み等もありません。
ただ使われていなかったようなので
モルトは当然ながら全滅でファインダーはうっすらと曇っています。
電池を入れると露出計はかろうじて動きますが
接触不良があるらしくかなり不安定で
指針がふらふらと安定しないような状態です。
シャッター金属幕にもそれなりに汚れがあり
動きが少し悪いようで好悪速シャッターでは
先幕後幕の幕速バランスがかなり崩れてしまっています。
露出ムラが起きてしまうような状況です。

撮影に直接は関係ないですが
この時代のカメラは薄手のビニックスレザーを
外装貼り革としているカメラが多い中
「Acom-1」は厚手で柔らかい素材の貼り革を採用しています。
手に持った時の感触は少しふわっとした良い感じですが
この素材が経年劣化で縮んでしまっているものがほとんどです。
今回の「Acom-1」もかなり縮んでいて
貼り革の端に隙間ができてしまっています。

画像は取り掛かり始めのものです。
小型化されてはいますが先述したように
基本的な構造はオートレックスからの流れを汲むもので
FTA時代とそれほど大きくは変わりません。
少々改善されてはいますが
構造上レリーズストロークが
少し長めなのも同様ですね
長年引き継がれている構造なので
安定していて整備性も良好です。
電池室からの配線はさすがに腐食が進んでいて
これが接触不良を起こしているようです。
これから一通りの清掃整備調整を入念に行っていきます。

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