日別アーカイブ: 2019年5月27日

オリンパスOM10のカメラ修理

今日は「背骨の日」だそうですよ。
背骨。。。首からお尻までまさに身体を支えている
大切な部分ですよね。
背骨の歪みが原因で
首や肩のこり、腰痛、膝痛、内蔵の不調まで起こるそうです。
私の場合、ハードに負荷をかけると膝に少々不安がありますが
おかげさまで肩こりや腰痛には今のところ縁がなく過ごせています。
でも基本的に1日座りっぱなしで
姿勢も褒められたものじゃないから気をつけないといけませんね。
余談ですが昔ならば
ちょっと身体に異変があっても
「あぁ、寝とけば治るわ。。。」くらいにしか思わなかったのですが
最近はちょっとの異変も気になっていけませんね(苦笑)
そのくせ、なかなか病院には行かないという。。。(汗)

さてさて

本日はオリンパスOM10のカメラ修理を行っていきます。
1979年発売のカメラです。
この時代は物品税の関係もあって
定価40,000円の絞り優先AE専用機が
各メーカーから発売されていました。
OM10の他にもミノルタX-7、
ペンタックスMV1・MG、ニコンEMとかですね。
ちょっと話が逸れますが
この時代はカメラのテレビCMも全盛期で
それぞれのカメラのCMキャラクターは
OM10の大場久美子さん、X-7の宮崎美子さん
MGの早見優さん。。。といった感じで
CMも結構覚えていたります(笑)

お預かりしているOM10は
電池を入れてシャッターを切ると
シャッターは切れるのですがミラーが最後まで下がらずに
中途半端な位置で止まってしまいます。
きちんと下がっていないため
そのままで次の巻上を行うと
チャージロックができず、
巻き上がった瞬間にシャッターが切れてしまいます。
電池や入っていないときや電源トラブル時には
ミラーが上がりきらずシャッターが切れないといった症状がでますが
それとは明らかに異なる症状です。
ミラー駆動部に何らかの問題があるのではと推測します。
ちなみにOM10はエントリーモデルですが
ベースとなっているのはOM-2で
フラッシュ撮影時のTTL調光やワインダー対応等々を省略し
部品点数を大幅に減らしてエントリー機に仕立てたカメラです。
TTLダイレクト測光はOM-2譲りで
電子制御部分に何らかのトラブルがあると
修理不能なことも多いカメラです。
(当店ではOM-2の修理・整備は現在は行っておりません)
今回はおそらく機械的な部分の修理で
改善するのではないかと思われます。

これから本格的に分解整備に取り掛かります。
こうしてみるとオリンパスらしい軽量コンパクトさな上に
デザインも凝縮感があってカッコ良いですね。
写真にも写っていますが
別売りのマニュアルアダプターを使うと
マニュアル露出での撮影も行えます。

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