日別アーカイブ: 2019年5月30日

オリンパスOM-1Nのカメラ修理

今日は「古民家の日」なのだそうです。
山間の田舎の古民家に憧れて
一時期いろいろ調べたことがありました。。。
今でも囲炉裏があって広い縁側がある古民家に
憧れはありますが現実的には難しいですよねぇ。。。
無理すれば手に入りそうなものは
修繕にかなりコストがかかりそうだし
大体そんなところに行くと仕事に支障が。。。(汗)
「年取ってあくせく働かなくてよくなった頃がいいんじゃない?」とも
言われたこともありますが。。。
いやいや、私のような立場の人は身体が動く限り働かなくては。。。(苦笑)
まぁ、働くことはやぶさかではなく良いのですが
年とって足腰弱った頃にこそ
ある程度の都会に住んでいなければ困ると思うのですよねぇ。。。
田舎の古民家にもし住むのであれば
まだまだパワーが余ってる頃でないと。。。
。。。というわけで。。。
古民家には憧れますが移住はないですね(笑)

さてさて

本日は「オリンパスOM-1N」のカメラ修理を行っています。
「1N」は基本的には「OM-1」と同様のモデルです。
アクセサリーシュー4と純正フラッシュとの組み合わせで
ファインダー内で充電完了表示が
確認できるようになったことが変更点です。
もちろん内部の部品等々には細かい仕様変更が
いくらか行われているのですが
基本的な部分は同一です。

お預かりしているOM-1Nは
まずは定番のプリズム腐食。。。
今回はファインダー視野内で見える分には
ほんのわずかな腐食なのですが
どちらにしても分解整備してしまうので
この機会に交換しましょうということになりました。
巻上の感触は悪くないのですが
シャッターを普通に切っている分には
気持ちよく動作している風なのですが
シャッタースピードは1/1000の場合で
実際は1/500程度しか出ていません。
やはり幕軸の動きに問題があるようです。
露出計は動作はしていますが+3段といったところです。
+3段は大きな誤差ですね。
調整できるは範囲を超えてしまっているので
何かしら原因と対策を考えなくてはなりません。

ブラックのOM-1はやはりカッコ良いですね。
マウント部にあるシャッタースピードリングは
普通に上カバーにシャッタースピードダイヤルが
ある機種を普段使っていると
少々戸惑いを感じますが
慣れると構えた状態から持ち替えることなく
絞りもSSも操作できるので
これはこれで非常に使いやすいと思います。
さらにファインダー内で絞りとSSの確認ができれば
完璧かとも思うのですが
OM-1の設計された時代を考えると
それはかなり贅沢なお願いになってしまいますね

これから本格的に分解整備に取り掛かります。

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