今日は「ビフィズス菌の日」だそうですよ。
いわゆる「善玉菌」です。腸内環境って大事ですよねぇ
善玉菌といえば「乳酸菌」もそうなのですが
腸内に住んでいる数が全く違うそうで
ビフィズス菌は乳酸菌の100倍から1万倍住んでいるのだそうです。
ビフィズス菌や乳酸菌といえば
やっぱりヨーグルトですよね。
ヨーグルトを食べることは良いことばかりで
一時期毎日食べるようにしていたのですが
あまり続きませんでした(汗)
またチャレンジしたいと思います!
ほんと、カメラのメンテばかりじゃなくて
自分の身体のメンテをもっと積極的にやらないと。。。(苦笑)
さてさて
本日は「ペンタックスSL」のカメラ修理を行っています。
大ヒット作ペンタックスSPから露出計を省略したカメラです。
少し前にキヤノンFPのブログでも書きましたが
この時代ではまだまだ「内蔵露出計」の信頼度は決して高くなく
(精度的に大きな問題があるわけではないですが)
本格的な撮影は単体露出計を使う。。。という考えが強く残っていました。
そのためあえて露出計を搭載していないモデルというのも
多く存在しました。SLもそんなカメラのひとつです。
今となっては古いカメラはCdSの劣化や抵抗の劣化で
トラブルを抱えているカメラも多く
それなら最初から露出計のないカメラのほうが良いという考えで
なかなか人気のあるカメラでもありますね。
確かにシンプルで潔くメンテナンス性も良いカメラです。
少々、話が逸れますが。。。
私も個人的には昔からあまり内蔵露出計って使わないほうです
それでもネガであれば内蔵露出計に頼りますが
ポジの場合はやはり外部露出計を使うことが多いです。
画面内で輝度差がある場合は特に。。。
昔はスポットメーターで輝度差のある場合はひとつひとつ丁寧に
計っていましたが今は露出計代わりにコンデジを使っています。
これも実は万能ではなくて背面モニターの再現性のクセや
コンデジそのものの露出傾向がある程度使い慣れていないと
大失敗することがあるのですが。。。
露出は突き詰めていくとなかなか難しいものですが
結果が安定して得られるのであれば
どんな形であれ自分にあった方法で良いかとも思います。
本題に戻ります。
お預かりしているSLは高速シャッターの精度が全く出ていません。
先幕・後幕のバランスが崩れていて
1/1000だとほぼ開きません。わずかに走り始め1/5くらいが開く程度です。
1/500でも開ききらないことが多く
1/250でやっと安定して開きますがもちろん両端で露出差がかなり出ている状況です。
先ほどの露出計の話ではないですが
いくらきっちり露出を計って正しい値を導いても
シャッタースピードやレンズの絞りが正しく調整されていなければ
何の役にもたちません。
SP系のカメラは発売されてからかなりの年数が経っていることもあり
未整備の個体だとシャッターは切れていても
まず高速シャッターの精度は出ていないのが当たり前だと思います。
全体的に狂っているのならネガであればまだ問題ないかもそいれませんが
写真の両端で露光差がある場合はネガだろうがポジだろうが
確実に影響が出てしまうので
やはり何年かに1回はシャッタスピード点検は行ったほうが良いと思います。
(こう言っておいて何ですが
あまり神経質になりすぎることもないとは思いますが。。。)
シャッター幕軸の清掃・注油でSSの問題はクリアできると思います。
もちろん一緒にミラー駆動部、巻上部等、各部の清掃も行います。
一緒にスーパータクマー50mmF1.4もお預かりしているのですが
レンズ側にはまったく問題はないのですが
ファインダー上でのピントが少しズレているようで
無限遠が出ないようです。
(フィルム面では問題なし)
合わせてこちらの調整も行っていきます。
露出計がないことも合ってSLは非常に整備性の良いカメラです。
機能もデザインもシンプルで非常に良いカメラだと思います。
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