今日は「頭髪の日」なのだそうです。
気がつけば白髪が随分増えてきました(汗)
親父やじいさんは60歳手前でかなり頭髪がなくなっていたので
私もこれからそうなるのかなぁ。。。
今のところは大丈夫そうですが。。。
まぁ、もはや今更髪の毛があろうがなかろうが
あまり関係ないのですが
髪を上げると随分老け込んで見えるので
なくなったら一気にじいさんっぽくなるのでしょうねぇ。。。
そういえば少し昔に
薬の副作用で髪の毛が一気に抜け落ちたことがあるのですが
髪をかきあげるたびに数十本抜けていったり
朝起きて枕元に抜けた髪の毛がたくさんあるのを見るのは
かなりショックでした(苦笑)
みるみるうちに薄くなった髪の間から頭皮が見えるようになってくるし。。。
まぁ、たいしたケアはしていませんが
なるべく頭髪も大事にするようにします。。。(笑)
さてさて
本日は「ミノルタSR-Tス-パー」のカメラ修理を行っています。
機械制御シャッターのミノルタ一眼レフはSRシリーズのみなので
その中でも非常に完成度の高い人気のモデルです。
大ヒットしたSR-T101の発展型といえるカメラで
スクリーンはスプリットに変更され
ファインダー内で絞り値が確認できるようになりました。
シャッタースピードはSR-T101の頃から
ファインダー内表示が既にあったので
このSR-Tスーパーで絞りもSSもファインダー内で確認できるようになり
露出の設定がファインダーから目を離さずに非常に行いやすくなりました。
SRシリーズ全般がそうですが
ポジション的には中級モデルなですが
非常に丈夫なカメラで当時から使われっぱなし未整備の個体でも
とりあえず動作しているものも多いと思います。
ただ、それはいつも書いていますが
動きにくくなった状態で健気に無理矢理動いている状態のものがほとんどなので
軽やかに動けるようにやはり整備をしてあげたいところだと思います。
お預かりしているSR-Tスーパーも
とりあえず一通り動作はしています。
しかしながら測定機を使って幕速等をチェックしてみると
やはり高速シャッターの精度は出ておらず
シャッター幕軸の動きは悪い状況です。
シャッター音にも油切れの兆候が見て取れます。
モルトはもちろん全滅で
ファインダー内にカビも見受けられます。
リフレッシュすることで現在でも
きちんとした撮影ができる状態になると思います。
SR-T101以降のSRシリーズは
露出計連動の糸があちこちにあり
少々注意が必要です。
今でこそSR-Tあたりの連動糸では何とも思いませんが
修理を始めたばかりの頃はその処理に苦労しました。。。
SR-Tシリーズは露出計に本来、水銀電池を使用します。
水銀電池の電圧は1.3Vなので
電圧変換型の電池アダプタも市販されていますが
今回はご依頼者様からとのお話で整備の際に
1.5Vで最適な値が出るように調節します。
0.2Vの違いではあるのですが
この時代の露出計は電圧調整とかもなく
電池からの電圧がダイレクトに露出計に入ります。
本来の状態の露出計に0.2V高い電圧がかかっても
回路的には全く問題はありませんが
露出計は1.5段ほどアンダーに振り過ぎてしまいます。
ネガであればともかくポジだと致命的な露出差となってしまいます。
ところで、SRーT系の露出計トラブルで
指針はかろうじて反応していても
明るさに対して変化が少なく大幅にオーバー傾向。。。といった個体を
たまに見かけます。
他のカメラであればCdSの劣化を疑うのですが
SR-T系の場合はまずCdSの足のハンダ付けを疑います。
見た目に何ともなくてもここのハンダ付けが劣化していて
上記のような状態になることが結構あるようです。
今回は症状はありませんが
SR-T系は分解整備でお預かりした場合、
必ずCdSの足のハンダは一度完全に除去して
再度ハンダ付けしなおします。
話が少し逸れましたが
これからシャッターやミラー駆動部の整備に本格的に取り掛かります。
↓ をクリックすると「東京フィルムカメラ修理工房」のホームに戻ります。