今日は「緑内障を考える日」だそうです。
「りょく(6)ない(7)」(緑内)と読む語呂合わせからだそうです。
これまたイヤな記念日ですねぇ(苦笑)
考えるも何もある程度の年齢になったら
定期的に目の検診にはいかなくてはいけませんね
私は糖尿病持ちでもある上に
頭がいかれてからは左目に少し問題を抱えているので
3ヶ月に1回ペースで眼科に通っています。
緑内障は基本的には発症すると
完治はないですから怖いですよね
国内では最近になって糖尿病網膜症を抜いて
最多の失明の原因となっているのだそうです。
眼圧検査、眼底検査、視野検査は
定期的に行ったほうがいいかと思います。
緑内障に限らず目に関するトラブルって
少しずつ見えにくくなるようなものが多く
意外と気が付くのが遅れるのが怖いですね
もちろん歳をとれば視力がそれなりに落ちてくるのは
当たり前な部分もありますが
何か重大な病気のサインの可能性もあるので
やはり定期的にチェックすることが大事かと思います。
目に限らず身体のトラブルはとにかく早く見つけて
迅速に対処するのが大事ですね…この歳になると痛感します。
さてさて
本日は「ロードⅣb」のカメラ修理を行っています。
「ロード」は岡谷光学機械が製造していたカメラシリーズで
35mm判レンズ固定式カメラです。
その中で「ロードⅣb」は1955年発売のカメラで
レンジファインダーを搭載し
レンズはハイコール4cmF2.8
シャッターはこの時代ではお馴染みの高級シャッター
セイコーシャMXを搭載しています。
この時代の35mm判カメラとしては
非常にコンパクトにまとめられていて
質感も高く根強い人気のあるカメラです。
巻上はダブルストロークで巻上が2回完了すると
レリーズボタンがぴょこんと少し持ち上がり
チャージ完了であることを教えてくれます。
お預かりしている「ロードⅣb」は
レンズシャッターの宿命ともいえる
シャッター羽根粘りが発生していて
巻上げてレリーズしてもシャッター羽根が全く動いてくれません。
こういうレンズシャッター機で症状の場合は
大抵の場合は羽根の粘りが原因ですが
まれにシャッターユニット側の駆動部に問題がる場合もあります。
今回は分解してみたところ
シャッター羽根にしっかり油が付着して
完全に張り付いてしまっていたようです。
羽根を外してしっかり洗浄清掃して対処いたします。
シャッター羽根に油分は厳禁ですが
そのシャッター羽根を駆動するシャッターユニットには
ある程度の油分が必要なので
長年のうちに羽根に染み出してきてしまいます。
シャッターユニット側は油切れ気味で少し動きの悪い部分もあったので
清掃整備を行い必要最小限の注油をい行います。
画像は一通り整備が終わって少し様子見の段階です。
この後で最終的なテストを行い
問題なければ完成となります。
シャッターが快調に動作しているのはもちろんですが
巻上やピントリングもお預かり時より
明らかにスムーズに動作するようになっています。
レンズ・ファインダーもできる限りの清掃を行い
充分にクリアな状態です。
50年代のカメラは高級感を演出するために
ちょっとゴテゴテとした装飾の多いカメラもたまにあるのですが
このロードⅣbは高級感とシンプルさが
絶妙にバランスされたデザインだと思います。
コンパクトさも相まって今でも人気があるのが
よくわかる気がします。
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