カテゴリー別アーカイブ: カメラ修理

ミノルタSR-1のカメラ修理

今日は「頭髪の日」だそうですよ。
「とう(10)はつ(20)」(頭髪)と読む語呂合わせからだそうです。
毎月18日も「とう(10)はつ(8)」(頭髪)と読む語呂合わせで
同じく「頭髪の日」となっています。
頭髪…というか髪型とか昔に比べると
随分気にしなくなりましたが大事ですよね
意外な程に髪型で印象変わりますものね…
ここ数年でかなり白髪が増えてきたので
対策を打つべきか否か最近よく考えます。
やはり白髪が多いと老けて見えますものねぇ…(苦笑)
いや…別に老けて見られて
もはや大きな問題はないのですが
お店をやっている以上、対峙する方に不快感をなるべく与えないように
清潔感だけはなるべく保ちたいものです。
その点でも髪型は服装はある程度は
気にしなくてはダメですねぇ…
オシャレに気を使う余裕はありませんが
身だしなみには気をつけます!

さてさて

本日は「ミノルタSR-1」のカメラ修理を行っています。
過去に何度も「SR-1」の修理をするたびに
当時のミノルタ一眼レフトップモデルは
SR-2、SR-3、SR-7とモデルチェンジのたびに
モデル名も変わるのにそれらをベースとした
普及機のSR-1は中身が変わってもずっと「SR-1」のままで
同じSR-1でも種類が多くて少々ややこしい…なんて
話をしています。
今回の「SR-1」はニューSR-7がベースとなる
「ニューSR-1」です。
1965年発売のカメラです。
ベースとなるニューSR-7から露出計と1/1000が
省略されています。
それ以外の内部機構はほぼニューSR-7と同一です。
ニューSR-7登場時にダイキャストと内部機構が一新され
後に登場するSR-T101の土台となるものになっています。
ニューSRー7とSR-T101の主な違いはTTL露出計搭載と開放測光なので
ニューSR-1は大雑把に言えば「露出計のないSR-T101」と言っても
あながち間違いではないかと思います。
ただ「SR-T101」は超ロングセラーなので
基本的構造は同じでもモデルライフ内に
小変更はいろいろ加えられてかなり細かいところは改良されて
最終モデルに至っています。
話がそれました…すなわち「ニューSR-1」は
それまでの「SR-1」とはスペックは大差なくても
中身は全く別モノです。
小型化された外観やこれまで以上に感触の良い巻き上げに
違いが表れていると思います。

お預かりしている「ニューSR-1」は一通りは動作している状況です。
ベースがほぼSR-T101なので丈夫さも同様です。
ただやはり各所油切れの兆候は出ていて
巻上の感触やシャッター音でもそのあたりは感じられますし
実際にSS計測を行ってみても
やはり先幕後幕の幕速バランスは崩れていて
高速シャッターの精度は出ていません。
スローガバナも少々粘り気味です。
内部モルト(少ないですが)も含めてモルトは全滅で
ファインダー内にもゴミがたくさん混入しています。
やはり全体的にリフレッシュして
快適に使えるように整備が必要です。

まだ取り掛かり始めですが
これから本格的に分解整備に取り掛かります。
内部構造は連動糸と露出計回路のない
SR-T101とも言えますので
当然ながら整備性は非常に良好です。
フィルムカウンターの形状や巻上レバー直下に配置される
スローガバナとかやはり明らかに「SR-T101」と同様ですね。

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リコーフレックスダイヤLのカメラ修理

今日は「海外旅行の日」だそうですよ。
「遠(10)くへ行く(19)」と読む語呂合わせからだそうです。
海外旅行なんて片手で数えられる程しか
行ったことないですし
それもどれも以前勤めていた会社の行事ごとばかりで
純粋なプライベートでは一度もないですねぇ…(笑
そもそもあまり興味がなかったりします。
「遠くへ行く」という意味では23区から出るだけでも
私としては充分遠くなのですが…
海外旅行はともかくとしても
たまに気分転換に遠出するのはいいでしょうね
別に観光名所なんてなくてもいいかな…
同じようでも見たことない風景、道、建物、そしてその雰囲気が
感じられれば充分かと思います。
一泊すればもっと非日常でいいでしょうねぇ
もう少し寒くなったら温泉旅行とかいいですね
たまには帰省以外に泊まりで遠出してみようかな…
(多分思うだけで面倒くさくなって終わります(笑))

さてさて

本日は「リコーフレックスダイヤL」の
カメラ修理を行っています。
リコーフレックスというとピント調節がギアで
前玉を回転させるプレスボディの
軽量な二眼レフが思い浮かびますが
(リコーフレックスⅢ~Ⅶ・ミリオン等)
それとは別のシリーズでダイキャストボディを採用した
高級二眼レフのシリーズが「ダイヤシリーズ」です。
ピント調整はヘリコイド式となり
レンズボード両端から出ているピントレバーで調整を行います。
レンズやシャッターはモデルによって搭載されるものが異なります。
フィルム装填はスタートマーク合わせのセミオートマットです。
セルフコッキングこそ搭載されませんが
露出計設定はビューレンズ上に集中表示され
非常に使いやすいしっかりしたカメラです。
ダイヤシリーズには最初の「ダイヤ」「ニュ-ダイヤ」
「ダイヤL」「ダイヤコード」等が存在します
今回の「ダイヤ」は「ニューダイヤ」をベースに
セレン式露出計を搭載し露出設定がライトバリュー式に変更された
「ダイヤL」です。発売開始は1957年のカメラです。
レンズはリケノン8cmF3.5(ビューレンズはF3.2)
シャッターユニットはこの時代の高級国産二眼レフでは定番の
セイコーシャMXLが搭載されています。(B・1sec~1/500)

お預かりしている「ダイヤL」は
外観はなかなか良いコンディションです。
ケースに入れて長期間保管されていたものだと思われます。
精度はともかくとしても露出計も作動しています。
ただシャッターに大きな問題を抱えています。
テイクレンズ側から見えるシャッター羽根をよく見ると
ほんのわずかに隙間が空いた状態で止まっています。
この状態から普通にチャージしてシャッターが一応切れますが
開く方向へは少し粘りながらも何とか開きますが
閉じるときの羽根の動きは明らかに緩慢で
ゆっくりと閉じ始め最終的に最初と同じ
少し開いた状態で止まる状態です。
粘っている時点で全くダメなのですが
開いたまま止まる状態ではもちろんフィルムは
シャッターを切らなくても感光してしまいます。
これでは全く撮影に使うことはできません。
加えてレンズにはかなりカビがあり
ファインダーもかなり汚れていて見え辛い状態です。
シャッターのトラブルはもちろんですが
全体的にも整備が必要な状態です。

造りもしっかりしたカメラですが
見た目の高級感や質感も非常に高いカメラです。
まだ現状確認を一通り行っただけの状態です
問題点の洗い出しや対策の方向性は決まったので
これから分解整備取り掛かります。
まずはシャッターユニットを降ろして
シャッター羽根・絞り羽根の洗浄清掃調整
シャッターユニットの整備から取り掛かっていきます。

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ニコマートELのカメラ修理

今日は「ドライバーの日」だそうですよ。
ドライバーと聞くと仕事柄もあってか
つい「ねじ回し」のほうのドライバーを
連想してしまうのですが
ここでいうドライバーは「運転する人」のほうですね。
由来は「ド(10)ライ(1)バー(8)」と読む語呂合わせからです。
トラック・バス・タクシーなどの
あらゆるプロドライバーに感謝するとともに
プロドライバーの地位向上が目的の記念日だそうです。
大昔の知人や友人に長距離のトラック運転手もいましたし
街中を2t車で走り回る集配の方もいましたが
これも大変なお仕事なんですよね…
その業界ならではの苦労話を当時はいろいろ聞かせてもらいました。
私も荷物を送ったり受け取ったりは毎日のようにありますが
物流や公共交通機関に携わる方たちには本当に感謝ですね。

さてさて

本日は「ニコマートEL」のカメラ修理を行っています。
1972年末に発売されたカメラです。
「ニコマート」はニコンの中級機を担うシリーズです。
まず機械制御シャッター搭載のFT系が先行して発売され
電子制御シャッター搭載となるEL系は7年ほど後に追加発売されました。
コパル製の金属幕縦走りシャッターユニットを搭載するのは
FT系と共通でその制御を電子回路で行います。
ニコン初の絞り優先オート露出搭載機でもあります。
FT系とは異なりシャッターダイヤルが一般的な上カバー上に設けられています。
ファインダー内の露出計指針は追針式で現在設定のSSと露出計指示の
SSが瞬時に把握できる非常に使いやすいタイプのものです。
ちょっと変わっているのが電池室がミラーボックスの中にあることです。
使用電池は4LR44でここにしかうまく配置できなかったものと思われますが
説明書も予備知識もないとここが電池室だとは
予想できないような場所に配置されています。
ずいぶん昔の話ですが私も最初にELを手にしたときに
予備知識も何もなく「あれ?電池はどこに入れるの???」と
かなり長い時間悩んだ上で見つけられずに
説明書を引っ張り出したことを思い出します…(笑

お預かりしている「EL」は心配される
電子回路的なトラブルもなく一通りの動作は行える状態です。
ただ金属羽根に汚れがあるせいか後幕の動きが少し悪く
先幕との幕速バランスが出ていない状況です。
1/1000だと写真の上下端で1段以上露光差が出てしまうような状態です。
加えてマグネットの汚れや接点の汚れが原因と思われますが
オート時のSS制御が不安定です。
フィルム室や内部のモルトも当然ボロボロですし
やはり全体的に整備が必要な状態です。

一通り現状を確認した状態でこれから本格的に
分解整備に取り掛かっていきます。
この類のカメラとしては整備性は良好な方ですが
初期の電子制御機ということもあり
FT系や後のFEあたりと比べると
いろいろと手間な部分の多いカメラです。
そしてこれは電子制御云々に関係ありませんが
上カバーを外す際にも「そこなの???」と
思うネジが1か所ありこれも最初は苦労したな…と
触るたびに思いだします(苦笑)

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ミノルタSR-T101のカメラ修理

今日は「辞書の日」だそうですよ。
アメリカの辞書製作者・教育者
ノア・ウェブスターの誕生日が由来だそうです。
最近は製本された辞書を引くなんてこともなくなりましたねぇ
子供の頃は家に何種類か辞書と百科事典があって
わからないことはなんでも調べてみたものですが…
でも今はもっと簡単にネットでなんでも調べられますものね。
辞書がなくってもスマホ1台手元にあれば
出先だとしても簡単に調べられるし
どんどんその内容を深堀りしたり
広げたりもできたりします
私も例えばこの今書いている毎日のネタにちょっとしたことを
調べ始めてそこから興味が広がって
気が付いたら最初とは全然子tなるものを調べたりしていることもあります。
本当にそういう意味では便利な世の中になりましたし
知りたいことを気軽にs調べられるようになりました。
ただちょっと怖いのはネットに載っていることが
必ずしも正しい情報ばかりじゃないのですよねぇ…
信頼できるところからの情報かどうかを吟味することも
忘れずにしなくてはいけませんね。

さてさて

本日は「ミノルタSR-T101」のカメラ修理を行っています。
前回のブログが「SR-Tスーパー」だったので
2台続けての「SR-T系」カメラですね。
ミノルタ初のTTL測光機であり初の開放測光機でもあります。
受光体(CdS)の配置が少々変わっていて
ファインダー視野の上下で2個のCdSで測光し
風景撮影等で空の強い明るさ等で輝度差のある場面での
露出を補正できるとしたものです。
ただし縦位置にしちゃうと意味がなくなってしまうのですが…
現在の分割測光の考え方の元ともいえると思います。
解消測光を実現するためにレンズ側も絞り情報伝達機構を追加された
MCロッコールにモデルチェンジされました。
従来のオートロッコールでは装着は可能ですが
開放測光には対応できません。
反対にさらに次世代のMDレンズはSR-T系に装着しても全く問題はありません。
ミノルタらしく使いやすい上に使用感の良いカメラです
加えて基本的に丈夫なカメラです。
その良さは当時も高く評価されてかなりのヒット作となったカメラで
7年間にもわたって生産されたロングセラー機でもあります。
そのため現存数も非常に多く入手しやすいカメラですが
状態は個体によって千差万別で動作していても
本来の使用感の良さが全くない個体もあるので注意が必要です。

お預かりしている「SR-T101」はご依頼者様のところに
昔からあったものでかなり長い間仕舞い込まれていた個体のようです。
ただ保管状態はそれほど悪くなく
外観は比較的キレイです。シャッターもとりあえずは動作します。
ただしさすがに何十年も放置されているので
そのままで本来の姿というわけではなく
やはりシャッターも含めて動きは悪い状態です。
高速シャッターの精度は全く出ていませんし
何度かシャッターを切っていると
たまにミラーアップしたままになってしまいます。
露出計も接触不良で動きが非常に不安定です。
ファインダーや一緒に保管されてたレンズには
それなりのカビや汚れが見受けられます。
普通に使うためには全体的な整備清掃を行い
本来の動きを取り戻す処置が必要です。

露出計の不安定さはSW部等の接触不良もありますが
ハンダの経年劣化による導通不良もあるようです。
機械的駆動部は油切れ等で動作不良な部分はあるものの
錆や腐食で固着といったことは今回はない模様です。
これから本格的に分解整備に取りかかかっていきます。
連動糸も正しい処置がわかっていれば
特に難しいこともありません。
整備性も非常に優れたカメラです。

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ミノルタSR-Tスーパーのカメラ修理

今日は「引っ越しの日」だそうですよ。
1868(明治元)年のこの日に
明治天皇が京都御所から江戸城(現在の皇居)に入城されました。
この日を近代の引越しの始まりとして制定された記念日だそうです。
引っ越しはいいですよねぇ…
心機一転で何だかリセットされるような気がしますものね!
でも実際には仕事等でやむを得ない場合は除いて
大変なことが多すぎてなかなか簡単には引っ越しできません
私は賃貸住みなので心機一転引っ越ししようと思えば
できなくはないですが
荷物も多いしもうできるだけ動きたくはないですね(苦笑)
まぁ今の住環境に不満もないですし…
でも環境を一変してまた新たな生活を始めるっていいですね
若い頃はその気分転換が好きで結構引越ししたものです…

さてさて

本日は「ミノルタSR-Tスーパー」のカメラ修理を行っています。
大ヒットした「ミノルタSR-T101」から
ヴァージョンアップしたモデルで1973年発売のカメラです。
基本的な構造は「SR-T101」のモノをそのまま受け継ぎ
ファインダースクリーンがスプリットとなり
ファインダー内から直読式でレンズの絞り値を確認できるようになりました。
この機能を追加したためもありペンタ部の形状が
「SR-T101」とは変更されています。
アクセサリーシューも接点付きのホットシューとなっています。
でも反対に言えば変更されたのはこれだけです。
それだけ元となる「SR-T101」の基本設計が良かったわけですね。
小変更ともいえる範囲ではありますが従来の「SR-T101」も
「SR-Tスーパー」登場後も併売されます。
そしてSRシリーズ最終機となる「SR505/101」にバトンタッチされていきます。
「SR-T101」までの「SRシリーズ」は
結構大きな内部変更も頻繁に行われていますが
「SR-T101」以降の「SRシリーズ」は基本的構造に変更はありません。
使い勝手の部分の変更のみで「SR-Tスーパー」が登場したとも言えます。
基本的に非常に丈夫なカメラで使いやすいカメラです。
SR-T101もスーパーもかなり売れたカメラなので現存数も多く
現在でも比較的手に入れやすいカメラです。
現存数が多く年月も経っているためにコンディションはバラバラですが
きちんと手を入れればまだまだ使い続けられるカメラだと思います。

お預かりしている「SR-Tスーパー」は
今回もかなり長い間仕舞い込まれていたカメラだと思われます。
SR-T系のカメラは調子が悪くてもシャッターだけは何とか
動く個体が多いのですが今回の「SR-Tスーパー」は
シャッターが全く切れません。
幕位置から判断してチャージは完了していますが
レリーズボタンが押し込めない状態です。
そしてボディ底部を見てみると電池室に古い水銀電池が
入ったままになっていると思われ
電池室周辺の蓋に緑青が溢れています。
蓋もガッチリ固着していて相当時間をかけないと外れそうにありません。
非常にイヤな予感しかしませんが
SR-T系は蓋が外れなくても底板は外れるのでまずは底部をチェックしてみます。
イヤな予感は大正解で緑青が電池室からその周辺に広がっていて
巻上機構やレンズ絞り込み機構のあちこちがガッチリ固着してしまっています。
レリーズボタンが押せないのはレリーズロックが固着してるせいですが
そこをとりあえず強制的に解除しても
ミラーは上がるもののシャッターは走りませんし
絞り込みも行われません。幕軸も一部固着しているようです。
これはかなり難儀なことになりそうです。
とにあく緑青を落として部品を磨いてスムーズに動くように
処置していきます。磨きではどうにもならない部分は
中古部品と交換していきます。

あとでわかったのですが巻上時にスプロケットは
回るもののスプールが固着して全く回りません。
本来巻上しなくても指d背回せば回るのが正解ですが
かなり力を込めてもビクとも回りません。
これは相当手間と時間がかかりそうです。
慌ててもしかたないのでひとつひとつ動きをチェックしながら
落ち着いて問題を取り除いていきます。
底部電池室周り以外は比較的良好な状態なのが
不幸中の幸いです(苦笑)

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ヤシカエレクトロ35GSNのカメラ修理

今日は「ウィンクの日」だそうですよ。
ウィンクといってもさっちんと翔子さんではなくて
片目をつぶる「ウィンク」のことですね。
「10」と「11」を横に倒して見ると
ウィンクをしているように見えることからだそうです。
私、子供の頃からウィンクは左目(左目を閉じる)しか
できないのですよねぇ…反対もいろいろ試したのですが…
まぁカメラのファインダーは右目で見るようになってますし
効き目が左なので全く不便はないのですが…
(そもそもウィンクできなくても何の不便もないでしょうが…)
昔はどちらの目でウィンクするかとかその回数とかで
いろいろ意味があったようです。
ちなみに…一部を紹介すると…
右目のウインク=好きです・愛してる
左目のウインク=あなたなんか嫌い
…だそうです。
あれ?右目のウィンクのほうが重要じゃん(笑
まぁそんな機会ないのでいいですけど…

さてさて

本日は「ヤシカエレクトロGSN」のカメラ修理を行っています。
1973年発売のカメラです。
ちなみに「GSN」はシルバーで同時に発売された「GTN」は
全く中身は同一で「ブラック」です。
エレクトロ35のシリーズ前期はボディ色によってモデル名が異なります。
いわゆる初代のデザインを引き継いできたモデルとしては
この「GSN/GTN」が最終モデルとなります。
この後に出る「GL」では一気に小型化されデザインも一新します。
主観ですが「MC」くらい小さいとまた別の良さもあるのですが
そうではないのであれば初代からの流れを汲む
「GSN」までのデザインが好きだったりします。
基本的なスペックは初代から変わりませんが前モデル「GS」で
レンズが新コーティングとなり
「GSN」ではアクセサリーシューが接点付きのホットシューに変更されています。
反対に言うとそれ以外に大きな違いはありません。

お預かりしている「GSN」はしばらく使われなかったと見受けられますが
状態はそれほど悪くはありません。
電池もきちんと抜いて保管されていたようで
電池通や配線に腐食等はありません。
機能的にも一通りは動作するのですが
電源やオート制御が妙に不安定です。
後から確定しましたが
レンズ鏡胴内の抵抗群のハンダ付けに劣化が進んでいたようで
それが原因で導通が不安定になっていたようです。
加えてレンズ・ファインダーにはさすがにカビや汚れが発生しています。
気持ちよく安定して使うためには
やはり全体的な整備が必要な状況です。

巻き上げる際にエレクトロ特有の
「カチン」というレリーズ軸が戻る音がしていたので
(音がするのが正常)
弱点でもあるレリーズ部のゴムブッシュは
対策品かな…と思っていたのですが
実際に開けてみると対策品ではなく
かなり腐食が進んでいて厚みが半分ほどになっていました。
よく長年この状態で持ちこたえていたものです。
オートの不安定さはこれが原因の一つかとも思われます。
もちろん対策品に交換で対処いたします。
エレクトロは当店では比較的依頼の多いカメラでもあり
チェックポイントもわかっているので
そのあたりを重点的に全体の整備を行っていきます。

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ペンタックスMEスーパーのカメラ修理

今日は「お好み焼きの日」だそうですよ。
「お好みソース」でお馴染みの
オタフクソース株式会社が制定しています。
個人的には子供の頃から非常になじみ深い
オタフクソースですが
こちらだとやはりそれほどでもないですよね…(笑
日付は、お好み焼きを鉄板やホットプレートで焼く音
「ジュージュー」を「1010」と読む語呂合わせからだそうです。
お好み焼きは広島・呉に帰った時はやはり必ず1度は食べますし
こちらでもお好み焼きのお店はありますので
たまに友人と食べに行ったりします。
やはり慣れ親しんだ味なので
無性に食べたくなる時が定期的に訪れるのですよねぇ
子供の頃は持ち帰りで食べることが多く
焼きあがったお好み焼きを二つに折りたたんで(呉特有だそうです)
緑色の紙に包んでもらって持って帰っていました。
その頃食べたお好み焼きの味は今の主流のモノよりも
もっともっさりしていたイメージです。
年月とともにお好み焼きの味も少し変わっていると思います。
今どきのは昔の近所で安く売っていた庶民的なものより
数段美味しいし食べやすいです。
まぁその代わり昔の感覚より随分お高いですが…(苦笑)

さてさて

本日は「ペンタックスMEスーパー」のカメラ修理を行っています。
「ペンタックスMシリーズ」中
スペック的には最も優れたカメラかと思われます。
ほぼ全ての「Mシリーズ」のベースとなっているのは
絞り優先オート専用機の「ME」ですが
この「ME」をベースに最高速1/2000のシャッターを搭載し
従来の絞り優先オートに加えマニュアル露出も搭載したカメラです。
これで「ME」では難しかった微妙な露出調整も
難なく行えるカメラになりました。
1979年末に発売されたカメラです。
元々マニュアル露出の設定のない「ME」にマニュアル可能にするために
モードダイヤルをSSダイヤルとするのではなく
マニュアル時にSS設定に
ボタン式(アップ・ダウンの2ボタン)を採用しています。
個人的にはやはりダイヤルのほうが使いやすいとは思いますが
その辺は慣れもあるかとは思います。
このSS設定の方式は後の「Aシリーズ」にも受け継がれますし
中判の「645」にも採用されています。
加えてファインダースクリーンには
新開発の「クリアーブライトマットスクリーン」が採用され
ファインダー像が明るくなりピントのキレも向上し
快適なピント合わせを行うことができます。

お預かりしてる「MEスーパー」はミラーアップしたままで
巻上もレリーズもできない状態です。
「ME系」お約束のミラー駆動部ゴムブッシュの溶解による
動作不良かと思われます。
加えてモードダイヤルが「L」ポジションで固着したまま
全く動かない状態です。
「L」でダイヤル自体がロックされる機構はないので
クリックボールが何かおかしな状態で噛みこんだものと思われます。
あまり力任せで回そうとすると何か壊れそうなので
無理はせず分解して中身をチェックしたいと思います。
ミラーアップしたままなのでシャッターやオート・露出計の
電気的部分がどうかは現時点では全く分からないのですが
まずは普通にシャッターが切れる状態にして
チェックを行っていきます。

ミラー駆動部の問題はいつものパターンで
ドロドロの粘着質になりかけたゴムブッシュを取り出して
代用品に交換していきます。
電池室周りの腐食等がないので
まずは大丈夫と予想してはいましたが
ミラーが快適に動くようになれば電子制御シャッターも
調整は必要なものの大きな問題もなく動き始めました。
ダイヤルの固着はクリックボールに薄くグリスを塗って
組みなおしスムーズに動くようになりました。
電子制御シャッター機ですが基盤の一部が
ソケット式なこともあり
整備性は非常に良好なカメラです。
個人的にはもっと評価されていてもいいカメラだと思っています。
ただMシリーズ共通の問題で内部モルトがやたらと多いのは
ちょっとよろしくはないですね(苦笑)

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ミノルタオートコードのカメラ修理

今日は「石油の日」だそうですよ。
「106」を「1=イ、0=オ、6=ル」と見立てて
並べ替えるとオイル(石油)となることと
1973(昭和48)年10月6日に発生した
「第一次オイルショック」の教訓などからだそうです。
なかなかの強引さですね(笑
オイルショックはさすがに私もまだ4歳だったので
そんなことがあったのは知っていますが
さすがに実感したような記憶は残ってないですね
トイレットペーパーの買い占めが起こって
大変だったのですよね…
少し話がそれますがその頃、私の実家では
確かロールのトイレットペーパーではなくて
トイレには「ちり紙」がおいてありました。
もちろんトイレは水洗ではありません…
四角い「ちり紙置き」…懐かしいですねぇ
話を戻しますが石油製品と聞いてイメージするのは
やはりガソリン、灯油、そしてプラスチックですかね…
脱石油が叫ばれて随分久しいですが
どれもまだまだ生活必需品ですね
でも街中のガソリンスタンドは本当に随分減りました…
個人的にはまだまだ実質的にはガソリン車だと思いますが…

さてさて

本日は「ミノルタオートコード」の
カメラ修理を行っています。
国産最高峰の二眼レフですね。
その使い勝手の良さやロッコールレンズの
秀逸な写りで現在でも国産二眼レフの中では
トップクラスの人気を誇るカメラです。
操作性の点でいうといわゆる「ハラキリ型」とも呼ばれる
独特のピントレバーは素早く合わせることも
じっくり合わせることにも簡単に対応でき
ファインダーの見えもよく
快適なピント操作を行うことができます。
巻上に目を移すと軽快に巻き上げられるクランク式で
もちろんセルフコッキングも装備
フィルム装填はセミオートマットで
巻上にもチャージにも余計な気を使う必要はありません。
フィルム巻上はミノルタ独自の平面性重視の
「上から下」に巻く方式です。
シャッターユニットはモデルによって搭載されるものが
異なりますがシチズンにしろセイコーシャにしろ
当時の最高級シャッターです。
そしてSSや絞りの設定はビューレンズ上の窓に
集中表示されます。構えた体制のままで確認可能で
非常に撮影時に助かります。
ひとつひとつの機能を見ると「オートコードで初」とか
「オートコードのみの」というものはなく
これまでのミノルタフレックスやミノルタコードで
採用されたものの中でのいいとこどりなのですね。
そういう意味でも「ミノルタ二眼レフの集大成」と言えるカメラだと思います。

お預かりしている「オートコード」は最終型の「Ⅲ」です。
レンズは新ガラス採用のニューロッコールと呼ばれるモノです。
現行フィルムでは残念ながら壊滅状態ですが
220フィルムにも対応できるようになりました。
シャッターユニットはシチズンMVLです。
一通りは動作している状態です。
レンズも大きなカビ等はなく比較的キレイな状態です。
ファインダースクリーンやミラーにはそれなりに
カビや汚れが見られ少々見えづらい状態です。
動作は一通りしているものの操作系には妙な重苦しさがあり
積年の汚れや古い油脂が動きを妨げているような状態です。
シャッターも一通りは動きますが絞り羽根やシャッター羽根には
やはり少々粘りがあります。
使えない状態ではないですがキチンと本来の姿で使うには
一通りの整備でリフレッシュさせたやる必要がある状態です。

まだ現状の動きや機能を確認している状態です。
これからの整備の方向性や段取りがついたので
これから本格的に分解整備に取り掛かります。
余談ですがオートコードは生産時期によると思いますが
後期モデルになるとフィルム室の遮光に
モルトが使用されています。
今回のオートコードも同様でもちろんモルトは全滅です。
もちろん交換で対応します。
前期モデルでは時代を反映して毛糸です。

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ミノルタSR-1のカメラ修理

今日は「時刻表記念日」だそうですよ。
1894(明治27)年のこの日に
日本初の本格的な時刻表「汽車汽船旅行案内」が
出版されたことに由来しています。
紙の冊子の時刻表なんてもう長らく見ていないですね…
子供の頃、外に遊びに出られないときは
家にある地図や時刻表を見るのが大好きでした。
なんとなく遠くへ行くことがイメージできるのですよねぇ…
今は電車や新幹線乗るときもパソコンやスマホで
検索かけることが多いですが
路線やどうやっていくのがわかっていて
時間や予定だけがアバウトにしか決まっていないから
その駅に発着する新幹線の時刻表を
見開き一覧で見たい…なんてときにスマホじゃダメなんですよねぇ…
私の場合、特に広島から帰ってくるときに
広島始発の新幹線の一覧を見たい時が割とあるのですが
そういうときにスマホだと調べにくくて難儀します…
まぁそれもお金払って有料アプリとかを使えば
いいものがありそうではありますが…
冊子を開いてばっと調べるほうが簡単で早そうですよね
それでも買ってまで冊子の時刻表が必要かと言われると
そこまでではないのですが…

さてさて

本日は「ミノルタSR-1」のカメラ修理を行っています。
SR-1自体は1959年発売のカメラです。
その前年に出たミノルタ初の一眼レフ「SR-2」から
1/1000を省略し普及型としたカメラです。
ただ、毎度書きますが「SR-1」の少々ややこしいところは
トップモデルの「SR-2」がその後、「SR-3」「SR-7」と
モデルチェンジを行っていたのに対して
「SR-1」はその生産時期のトップモデルを常にベースとしながら
モデル名は「SR-1」でずっと変更されませんでした。
そのため同じ「SR-1」というカメラでも
「SR-2」ベースモノが合ったり「SR-3]「SR-7」ベースのものが
存在します。もちろん中身はそれぞれ全く異なり
外観もその時のベースモデルと同様です。
そんな理由で外観だけでも大きく分けて4種類の「SR-1」が存在します。

お預かりしている「SR-1」は
外部露出計用ソケットが装着されていて
SR-1のロゴは巻き戻し側で色は黒
フィルムカウンターは巻上側に配置されている…等々から判断し
1963年型の「SR-1」かと思われます。
ベースとなっているのはその前年に出た「SR-7」です。
これもそらくかなり長い間仕舞い込まれていたカメラだと思われます。
巻上やシャッターに明らかな油切れの兆候が見られます。
高速シャッターは1/1000は開かず
他SSも幕速バランスが崩れているため全く精度が出ていません。
低速シャッターはスローガバナが固着していて
1/15まではなんとか動くもののそれより遅いSSでは
シャッターが開いたままとなり完全に固まってしまいます。
心配されるプリズム腐食は今回は大丈夫でした。
ただファインダーはゴミだらけで接眼レンズはカビだらけです。

これから本格的に分解整備に取り掛かっていきます。
とにかく動く部分は徹底的に清掃して
最小限の注油を行っていきます。
その上で微調整を行えば十分に精度は出ると思われます。
ベースのSRー7では巻き戻し側に外光式露出計が搭載されるのですが
SR-1では省略されているので上カバーを外すと
巻き戻し側がなんだか寂しい感じがしますね…

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リコー500GSのカメラ修理

今日は「探し物の日」だそうですよ。
NTTの電話番号案内が104番であることからだそうです。
失くした物をもう一度本気で探してみる日とされています。
マーフィーの法則に
「探し物は探すのを止めたらそれは見つかる」なんてのがありますが
見つからない探し物は忘れた頃に出てくるのですよねぇ…
私も7月半ばにPASMOカードの入ったパスケースが
前日に使ったのにどこに行ったかわからなくなって
仕事場や自宅を散々探したのに見つからなくて
「駅前でバッグに入れた際に落としたのか?」と思って
交番に遺失届も出したのですが結局見つからず…
PASMOはこれを機にモバイルに移行したし
残額はたいして残っていなかったから
大きな問題ではなくそのうちに気にしなくなっていました…
で、それがつい数日前にお店のバックヤードの
少し見づらい場所からポロッと出てきたのです。
そこも探したつもりだったんですけどねぇ…(笑
まぁPASMO以外はたいしたものは入っていなかったのですが
パスケース自体に少し思い入れがあったので見つかってよかったです。
というわけでマーフィーの法則通りでしたね…(苦笑
探し物は余程急を要するものでない限り
探すのをやめたほうがいいのかもしれません…
ところでこの記念日の由来となっている「電話番号案内104」も
2026年3月末で終了ですね。これも時代の流れですねぇ…

さてさて

本日は「リコー500GS」のカメラ修理を行っています。
1973年発売のカメラです。
前年に発売された「500G」のマイナーチェンジ版ともいえるカメラで
機能や内部構造も「500G」「500GS」はほぼ同様です。
リケノン40mmF2.8のコンパクトなレンズを搭載した
シャッタスピード優先オート露出のカメラです。
距離計も搭載していて一通りの機能を
軽量コンパクトなボディにうまくまとめたカメラです。
これもコニカC35以降の「コンパクトブーム」の影響を受けたカメラですね。
ただしコストも重量も抑えられているので
プラスチック部品が多く使われ
70年代のカメラなのでそのプラスチック部品に劣化も見られ
コンディションによってはちょっと大変なカメラとも言えます。

お預かりしている「500GS」はひととおり動くものの
絞り羽根に少々粘りがあってオート時に
うまくコントロールできないことと
レンズにかなりカビが生えてしまっています。
電池室はキレイなのですが露出計は普通に動いたかと思えば
全く動かないこともありどこかで接触不良が起きていると思われます。
裏ブタに大量に貼られたモルトはかなり劣化が酷かったらしく
既におおざっぱではありますが取り去られています。
このタイプのコンパクトカメラはコストの関係もあり
フィルム室の遮光を裏ブタの構造とかではなく
とにかく隙間の空く部分にモルトを貼りまくる…という手法が多いので
そのモルトがとにかくトラブルの元となりがちです。

フレーム構造もちょっと変わったカメラです
上下カバーは単なる板で背面や前面部がありません。
特に上カバー部は背面がフレームの一部なので
少々整備性に影響がありますね。
前カバーは一体型でこれも独特な構造です。
これも外すのにちょっとしたひと手間が必要です。
ピントは前玉回転式でここもシンプルです。
ただし前玉回転式の場合はレンズを外すと
必ずピント調整が必要です。
画像は取り掛かり始めですが
これからシャッタユニットも分離して整備を行っていきます。

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