ペンタックスMXのカメラ修理

今日は「レンコンの日」だそうですよ。
天ぷらが美味しいですよねぇ…
シャクシャクとした食感がたまらないです
子供の頃にやたらと食卓に登場する回数が多かったような気がします。
そのころは基本野菜嫌いだったのですが
レンコン(うちでは「ハス」って呼んでました、まぁ一緒か…)だけは
どんな形で出てきても好んで食べていたと思います。
で、今でも大好物です!
天ぷらが最の高ですが里芋の煮っころがしにもよく
ハスが入れられていたような記憶が。。。これも美味しいのですよねぇ
うーん、最近年取ったからかな
やたらとばあさんの手料理を思い出すことが多いのですよねぇ
残念ながらもう二度と口にすることは叶いませんが…
でもハスの天ぷらは簡単に手に入るし
もちろん自分でもできるし!近日中に自分で揚げましょう!
熱々のハスの天ぷらには苦めで濃い目のエビスビールあたりが
合いそうですねぇ(笑
ちなみにハスの天ぷらは冷めたら冷めたで
しっとりした衣でも美味いのですよね…
中がシャクシャクだからかな
お弁当のおかずにもよく入ってたなぁ

さてさて

本日は「ペンタックスMX」のカメラ修理を行っています。
1976年発売の「Mシリーズ」第一号機です
第一号機ではあるのですが
実際のMシリーズの本流は間髪入れずに次に登場した
電子制御+縦走り金属羽根シャッターの「ME」で
このMXは旧来の機械制御+布幕横走りシャッターを
「Mシリーズ」ならではの小型化で仕上げたカメラです。
Mシリーズの本流である「ME系」は派生モデルも多く作られ
次の「Aシリーズ」へと受け継がれていきますが
純然たる機械制御シャッターのMXは後継機や
派生モデルが作られることもなく
ここでピリオドとなってしまいます。
当時の時代の流れを見れば仕方のないことではありますが…
小型な機械制御一眼レフという分野で
トップを走るオリンパスOM-1を相当意識して作られたカメラで
縦・横・厚さ、全ての外寸がOM-1より0.5mmずつ小さく作られています。
ここまで来たら意地だったのでしょうね。
逆に考えるとOM-1より4年以上後発でありながら
ほぼ同じ寸法…ということは機械制御横走り機の
寸法的な限界はこのあたりだということがよくわかります。
いずれにしてもペンタックスの機械制御シャッター機としては
最後のモデルともなっています。
それ故に現在でも非常に人気の高いカメラです。

お預かりしているMXは
まず露出計が電池を入れても全く動きません。
今回の場合は原因は電池室-基盤間の配線及び
ハンダ等の接触不良が原因で
基板に電源が全く供給されていない状態でした。
もちろん修理可能ではあったのですが
注意が必要なのはMXのような
LED式の露出計の場合はLED制御部にトラブルがある場合だと
修理不可能なことも多々ございます。
シャッターは機械制御機なので比較的なんとでもなる部分が多いですが
この露出計は何かあるとどうにもならない場合もございます
その点は従来の指針式の露出計のほうが
修理できる可能性は高いです。
同じことが機械制御シャッター機としてさらに人気の高い
ニコンFMやFM2あたりでも同じことが言えます。
長い年月が経ってしまっているから
仕方がないことなのですし
当時の売れ筋を考えれば当然なのですが
せっかくの機械制御機であれば
露出計もアナログな指針式を組み合わせて欲しかったような気がします。
話が逸れました…
露出計の不具合に加えてシャッター幕走行不良による
ミラーアップも発生しています。
これはもうMXがどうこうというより古いカメラでの
定番のトラブルですね。
シャッター幕走行不良が原因なので
当然、シャッタースピードの精度も全く出ておりません
ミラー駆動部も含めてとにかく動作部分に
入念な清掃と最小限の注油が必要です。
その上で精度を確保するための調整を行います。
さらにフラッシュシンクロが接触不良のようで
フラッシュを府内でも発光しないようです。
通常であれば内部接点の接触不良が定番ですが
今回はそうではなくて接点自体の変形が原因でした。
勝手に変形するような負荷のかかる部分ではなく
どう考えても過去に分解歴があり
その際の再組立て時に失敗して曲げてしまったのかと思われます。
再組立て時には細心の注意が必要ですし
その後に入念なチェックが必要なのです…

画像は一通り整備も完了した段階でのものです。
装着しているレンズは当店のテスト用レンズです。
シャッター、巻上も含め非常に気持ちよく動作するようになりました。
もちろんシャッタスピードや露出計の精度も問題ございません。
これであればご依頼者様にも
気持ちよく使っていただけると思います。
しばらく動きが落ち着くまで様子見をしていたのですが
これから最終チェックを行い
問題なければ無事完成となります。

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