今日は8月29日、「焼肉の日」ですよ!
土用の丑の日のうなぎ、7月23日の「天ぷらの日」に続き
夏バテ防止対策の最後を飾るのはやはり「焼肉」です!
脂少なめのロースやヒレにレバーあたりが
夏バテ防止に良いような気がします!
(実は単純に脂っ濃いのは重すぎて
あまり食べられない現実。。。(苦笑))
で、やっぱり焼肉にはビールですよねぇ~
軽く焼いた(焼きすぎ注意!)ロースを一口食べて
そのあとに流し込むキンキンに冷えたビール。。。最高ですね!
この場合のビールは最近の飲みやすい系のビールではなく
ガツンと苦みのある「エビス」がやはり最高です!
焼肉とビールがあると暑い夏も悪くないと思ってしまいます
(なんと単純な。。。(苦笑))
あぁ、ひとり焼肉でも行って来ようかな。。。
あ、それならこのご時世、おうち焼き肉のほうが
気を使わなくていいかな。。。
スーパーでも結構良いお肉売ってるしね!
さてさて
焼肉のことを考えただけでテンション上がりましたが
落ち着いて今日もまずはしっかりお仕事します。
本日は「ヤシカエレクトロ35 CC」のカメラ修理を行っています。
エレクトロ35シリーズにはいろいろなモデルが存在しますが
この「CC」と後からマイナーチェンジで出る「CCN」は
エレクトロ35の中で唯一の35mmレンズ搭載モデルです。
他のモデルは45mmか40mmなのですね。
やはり35mmくらいの視野の広さがないと
使いにくいと思われる方も多いのではないでしょうか?
その上、F1.8の大口径です。
35mmF1.8なんて今のレベルで見ても相当の高級レンズです。
ただこの時代の大口径レンズ搭載カメラは大抵そうなのですが
大口径ならではのボケを楽しむために搭載されているのではなく
光量の足りない場所で少しでもSSを稼ぎ
手持ちで撮れるようにするための大口径レンズです。
当時のフィルムはISO100が標準的な時代ですし。。。
このエレクトロ35CCの場合は絞り羽根も
2枚羽でさらに変わった形状なので
積極的にボケを楽しむレンズではないかもしれません、
それでも変わったボケで楽しいことは楽しいですが。。。
それからこの「CC」が出るまでのエレクトロシリーズは
初代から続くちょっと大柄なボディのものだったのですが
このCCは随分とコンパクトになりました。
この辺りにもコニカC35の影響があったのではないかと思われます。
この後に出るエレクトロは従来の大きさの「GSN」なども発売されますが
目測の「MC」や「GL」、「FC」、「GX」とコンパクトなモデルが続きます。
お預かりしている「CC」は
まずは電池を入れても全く電源が入りません。
一番疑われるのはやはり電池室端子の腐食ですが
一見いた感じでは電池室はキレイです。
それでも念のためテスターで導通チェックをしてみると
蓋側の端子が全くダメなようで
端子そのものというより端子から蓋の脇への接点への
導通が全くないことが発覚しました。
内側が腐食してしまっているのですね。
対策を行って再度テストしてもまだ電源が入りません。
今度はマイナス側の端子裏側のハンダ付けがダメなようです。
まぁこれは想定内の結果です。
そうこうして電源は入るようになったのですが
案の定、オート露出は全く安定しない状態です。
これも予想通りですが
シャッタユニットやレリーズ周りの接点、他抵抗類の
清掃で改善されるものと予想します。
本格的な分解整備にはこれから取り掛かる段階ですが
このタイプの電子制御カメラは
とにかく積年の汚れであちこちの接点や摺動抵抗で
接触不良が起こっていていろいろな弊害を生みだします。
どこかをピンポイントでというわけでなく
清掃できうるところは全て清掃する感じで処置していきます、
それで安定感だけは出しておき
結果的に若干の電気的調整で精度を出していく感じです。
それでもエレクトロ35はまだ整備性の良いほうです。
何台かに一度は修理不能な個体に会うことも
残念ながらありますがよくある他の電子制御コンパクトよりは
安定感があるような気がします。
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