今日は11月1日。。。記念日がたくさん制定されています。
「すしの日」、「泡盛の日」、「野沢菜の日」
「本格焼酎の日」、「ソーセージの日」。。。等々
いやいや、これ飲んで食べて大変なことになりますね!(笑)
そんな中、食べ物や飲み物ではなく
「スーパーカーの日」が制定されています。
スーパーカーブームの真っ最中に
小学生だった私としてはこれに触れないわけには。。。
制定の由来は簡単に言うと
「スーパーカーは全てにおいてナンバー1」ということで
「1」が三つ並ぶこの日に制定されているのだそうです。
今でもスーパーカー的な存在であるフェラーリやランボルギーニ
ブガッティなんていうクルマが
とんんでもない価格で新車でも売られていますが
個人的にはやはり70年代のスーパーカーブームのクルマに
魅力を感じてしまいます。(買えませんが)
カウンタックとか512BBとか930ターボとか
ミウラとかディーノとかヨーロッパですね。
未だにモーターショーとかのイベントで
こういうクルマを見かけると眺めているだけでワクワクします。
でも買えないので
プラモやミニカーに手を出してしまうのですね(笑)
作っていないプラモや箱から一度も出していないミニカーが
たくさんあるのですがどうしましょう。。。(汗)
ほんとね、衝動買いの悪癖は止めないといけません(苦笑)
さてさて
本日は「ペンタックスMX」のカメラ修理を行っています。
ペンタックスMシリーズとして最初に登場したカメラですが
Mシリーズの中では意外と異端児的な存在で
シリーズ中、唯一の横走りシャッター機であり
機械制御シャッター機です。
Mシリーズ自体は非常にコンパクトな
一眼レフをラインナップしたシリーズで
特にMXはその分野で先行するオリンパスOM-1を
相当意識して開発されたと思われます。
幅、高さ、奥行きの寸法で全て0.5mmずつ
OM-1より小さくできているのは意識してないわけがないですよね。
巻上フィーリング等の使い心地には
かなり方向性の違いがありますし
露出計は後発のMXはLED式です。
ジャンルとしては同じような感じですがOMとMXは
結構な違いもあります。あとは好みによるところですかね。
あ、ズイコーレンズとペンタックスMレンズの
写りの違いも好みの分かれるところかもしれません。
もちろんカメラとしてはどちらも良いカメラです。
お預かりのMXは
これまでおそらく未整備のMXらしく
一通り動作してはいるのですが
あちこちの動きが悪いものと思われます。
MXは内部に汚れが溜まってきたり
潤滑油が古くなったり、ペンタックス機らしく
大量に使われている内部モルトが劣化してきたりすると
如実にシャッタスピードの精度にその影響が出ます。
お預かりしているMXも高速シャッターの精度は
相当狂っています。後幕の走行不良が主な原因です。
その後幕の走行不良が影響して
スローガバナの動作不良も症状として確認されました。
スローが動作完了した後にも
「ジーッ」とガバナが効いた状態で引きずって戻ります。
さらにガバナとの連携も上手くいかないこともあり
スロー時にガバナが効かず1/60で切れてしまうこともあるようです。
シャッター周りだけでなく巻上やミラー駆動部にも
油切れや動作不良の症状がみられるので
全体的にしっかり清掃・注油した上での調整を行います。
画像は整備も完了して組み立てた後のものです。
装着されているレンズは当店のテストレンズです。
シャッターの精度も高速から低速まで安定して出るようになり
若干のズレのあった露出計も調整してあります。
巻上、シャッター音等の印象もお預かり時に比べると
明らかに変化しています。
しっかし可動部を洗浄して注油を行っているので
動きが落ち着くまで少し時間をおきたいと思います。
そのあとで最終的なチェックと若干の調整を行って完成となります。
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